◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆

日々人が帰ってくる----------！！














帰還船オリオンのパラシュートを担当したピコ。

事故後初めての月からの帰還という事で、マスコミはあおり、ピコも重圧が恐怖が押しかかってる頃ではないのかというビンス。




「俺がやったんだ。
開くに決まってんだろ」



その確信をくれたのは、あのコンペだった。
ＰＩＥＣＯを乗せたロケットはちゃんと開いたのだから。



そして六太たちが合宿所を出る時が来た。


ＰＩＥＣＯの行き先は？

決まってんじゃないと、泥を拭く六太。



やっぱそれはピコにって話だよね（＾＾）

これは全員一致の意見だったよう。


自分たちの事を忘れないためにもらって欲しいというケンジ。


「いずれ、あんたの手がけた帰還船で、地球に帰ってくるう宇宙飛行士だからな」


六太、言ってくれるね。



「命を預かる技術者の気持ちを知れというなら、あんたは、命をかける側の気持ちを知ってくれ」


確かにその通りだと笑うピコは、今日はひとりで飲んでいるよう。

そして最後にミネラルウォーターを注文したピコ。



自分のようなビビリ屋には命を託すのは怖いと笑うピコ。


「心配はいらねぇ。
ヒビト達も、お前らも、俺が無事に還してやる。

それが俺の仕事だ」





さて、地球へ戻ったらどうするか？

帰還する３人の宇宙飛行士たちは思い思いの事を口にする。

日々人は自転車ね（＾＾）



そのとき、吾妻が鳴らした鐘の音。
それを聞いた日々人。


「地球でまた会おう、日々人」


吾妻の思いを受けとめ、日々人はついに地球へ！


「さぁ、帰ろう！」



管制官たちにも緊張が走る。

アルタイルの打ち上げ開始。
小さくなる月基地。

そこに見えたブライアン３号。

日々人は思わず 「ありがとう」 と心の中で感謝するのだった･･･。


「また来るよ、ブライアン」



ブライアン人形が見守る前で、日々人を乗せたアルタイルが地球へ向け、月軌道へ。


そっか、なるほどね。
月軌道上でオリオンとドッキングしての帰還になるんだね。







さて、ナンバ父・母も無事ヒューストンへやってきたよう。

アポとの再会を大喜びする二人。


本当コントだよなぁ、この両親は（＾＾）
でも、癒される～♪



ＮＡＳＡ ＴＶでオリオンとのドッキングを見守る六太たち。

ドッキングにドキドキ･･･って、母っ（＞＜）


そして、無事完了したドッキングにほっと一息の六太。

その手に握られた願掛けのお守りは･･･。



ＰＩＥＣＯに乗せた宇宙飛行士の人形のヒビトくん♪



もう捨てられないなぁと愛着を感じる六太。


人形を見つめてると心配する母。
自分にもそんな時期があったと頷く父。

もう本当、この両親笑えるって。




どうやら今、日本では初の月面帰還者って事で、日々人フィーバーが来ている様。

既に帰国後のスケジュールはパレードに講演会、テレビ出演の予定でいっぱいなのだとか。


「更にモテるんだろうなぁ･･･」


これにはいじける六太。

俺が宇宙に行くまで帰ってこなきゃいいのにとまで思う始末。




「結局、相変わらず私という男は･･･弟の先を行くわけでもなく、帰ってくる弟に何かしてやれる事もない。

自慢の弟を自慢するだけみじめになる。
出遅れた兄だ。

もうすぐ･･･日々人が帰ってくる------！！」




翌日、今日はアスキャンの訓練は休みと言う事で、六太は、日々人の自転車を磨きだしたよう。

何故？


「なんとなくだな」


って、ちゃんと分かってるんじゃん、流石お兄ちゃん。

日々人が戻ってきたら自転車に乗るだろうってね。






そして、ついに迎えた日々人たちの戻ってくる日。

ピコはしっかりひげを剃り、頭を整えたよう。


それを見た子供達は、かっこつけてる父が変だと母に訴えてるし（＞＜）


気持ち悪いとか言うし。
どんだけ～（＞＜）



ネクタイしてるのが珍しいピコ。

何故それをするか？


「仕事が無事に終わった後にゆるめるためだ」



必ず成功する。

ブライアンから受け取った酒ケースに祈りを捧げるピコ。



アスキャンたちは今日はＮＡＳＡの管制官内部案内を受けているよう。

ま、六太的には美人オペレーターさんの方が気になるようだけど。



それを観覧室で見ていたジェニファーは、六太が宇宙飛行士として戻ってきた事に感慨深いものを感じる。


母と小町の会話が、本当おばちゃんの会話でええわぁ♪

これは楽しそうだ。




で、ばっちり決めてきたピコに同僚も驚く。


「帰還ってのは、勇者を称え、迎え入れる厳かな式典だ。
打ち上げの盛大なショーとは違う。


まぁ、厳かなのは、パラシュートが開くまでの話だけどな」



改めてネクタイを締めなおすピコ。




大気圏突入まで３５分。

いよいよ！！



「管制室の中でも、これだけの人間が、この帰還の一員となる。

ピコにとってもこの帰還は･･･」



それを分かっている六太。

緊張が走る管制室内。



モジュール分離成功。

緊張するクルー達は、互いに顔を見合わせ安心させるように頷きあう。



大気圏に突入したオリオン。

機体が最大加熱を告げるアナウンス。


うわぁ！！
ドキドキする～！！



そして、メインパラシュートは----- 無事開いた！！




その瞬間、湧き上がった歓声と拍手！！



うわぁ、熱い！！
こみ上げた一瞬だったぁ！！

六太もポケットの中にあったヒビトくんを握り締める。


長く重い息をひとつ吐き出したピコは、ようやくネクタイを緩め、ほっとしたように目を閉じるのだった･･･。




これはブライアンたちの事とか、今までの自分たちの失敗も成功も含めての、長い長い戦いだったからねぇ。


お疲れ様、ピコ。
これで今度こそ、美味しい酒が飲めるってもんでしょ。




そして、オリオン無事帰還！！


土のにおい、風を感じる。

いいねぇと笑顔の日々人。



そして、ヒューストンで大歓迎を受けた３人。



まっすぐ日々人は六太の前にやってくる。



「よう日々人。おけ～り」

「うん。
た～いま」


ひとつ頷いて日々人が六太に渡したのは、月の石。




まるで近所から帰ってきたようなこの挨拶。

これが兄弟の近さなんだろうな。



両親より兄に。

ま、今回は月では大変な事態になってしまったわけだし、助けてくれたのは、六太と吾妻だったわけだし。


両親は結局危険だった事を知らないままなのかな？
ま、結果オーライって言いそうではあるけどね。




やっぱこのスタッフはちゃんと見せ場を分かってるんだよなぁ。

上手い。


確かに打ち上げは派手だけど、帰還はそうでもないもんね。
その差。


そして、今回も感動させてもらいました！！



でも･･･次回はついにアマンティが六太に最初に会ったときに占った本当の意味が分かるんだね。


それは六太本人の悪い事･･･だったんじゃなかったんだ。

どうなるか、これは気になる！！




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