音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2011年12月30日
XML
テーマ: 放射能汚染(397)




 今年を振り返って、何よりも3月の震災と津波の被害に遭われた方々のご冥福を祈るとともに、ご家族や友人を失った方々にも、いま一度、心からお見舞いを申し上げたい。

 その一方で、今回の地震・津波は単なる自然災害にとどまらず、原発事故・放射能汚染というとんでもない“おまけ”までついてくることになった。そして、放射能汚染に対する政府や自治体の後手にまわった対応に、最初は慌て、やがて憤り、しまいには呆れてくるという何とも複雑な気分を経験し、それは今も続いている。

 そんな気分の中、一連の災害・事故の直後から気になって仕方なかった忌野清志郎の曲(カバー曲)が2つあった。いずれもRCサクセションのいわくつきアルバム、(1988年にいったん発売中止となり、その後、別のレコード会社からリリースとなったアルバム)『COVERS』に収められていたものである。1年の締めくくりとして、2回に分けてこれら2曲を取り上げておきたい。

 ちなみに、上記アルバムは、原発事故後、店頭で品切れになるほどの異例のセールスを記録したとのニュースもあった。なので、発表当時のことを知らない人たちの間でも、もはや周知の内容かもしれない。また、世のブログやその他のメディアで頻繁に取り上げられたので、今さらと思われるかもしれないが、お付き合いいただきたい。

 まず、今回は「サマータイム・ブルース」という曲である。オリジナルはエディ・コクラン(1958年)、さらには、ザ・フーのカバーでも有名な曲。これに日本語の訳詞をつけたのが、清志郎ヴァージョンである。

 ちょうど23年前のこの時期(1988年12月31日~1989年1月1日)の年越しライブから、「サマータイム・ブルース」の映像をご覧いただきたい。




 ついでに映像をもう1本。上記の「サマータイム・ブルース」を含む(さらには「君が代」なども入っている)メドレー。




 ギター1本でこれだけ聴き手に訴えかけられるアーティストは、やっぱり稀有である。忌野清志郎という人は、そうしたアーティストの一人だった。2009年に早過ぎる死を迎えた清志郎だったが、天国でいまの日本をどう見ているのだろうか。もしもの話をしても仕方ないのは承知しているけれど、現在まだ清志郎が生きていたならば、電力会社には“ざまあみやがれ”と言ってるかもしれない。その一方で、きっと多くの人々には“前向きに生きよう”っていうメッセージを送ってくれていたことだろう。



[収録アルバム]

RCサクセション 『COVERS』(1988年)



【送料無料】カバーズ/RCサクセション[CD]【返品種別A】【smtb-k】【w2】





  下記ランキングに参加しています。
  お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします!
        ↓           ↓           


にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ 人気ブログランキングへ












お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011年12月30日 08時18分55秒 コメントを書く
[邦ロック・ポップス] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: