音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2024年07月28日
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テーマ: 洋楽(3405)
滋味溢れる初ソロ作 


 デイヴ・メイスン(Dave Mason,David Mason)は、イギリス出身のギタリスト、ミュージシャン。1960年代後半にスティーヴ・ウィンウッド、ジム・キャパルディらと結成したトラフィックの元メンバーとしても知られる。

 1969年のトラフィック解散後、1970年にメイスンが発表したのが、最初のソロ・アルバムとなる『アローン・トゥゲザー(Alone Together)』だった。レオン・ラッセル(ピアノ)やジム・キャパルディ(ドラムスに加え、8.はメイスンと彼の共作)など豪華なメンバーが録音に参加し、聴きごたえのある演奏の楽曲が並ぶ。

 1.「オンリー・ユー・ノウ・アンド・アイ・ノウ」は、オープニング曲らしいインパクトを持った曲で、メイスンの小気味よいギター・プレイも心地いい。3.「ウェイティン・オン・ユー」は、ストレートなロック調に寄ったナンバーで、レオン・ラッセルのピアノが効いている。4.「シュドゥント・ハヴ・トゥック・モア・ザン・ユー・ゲイヴ」は、スワンプ・ロック的な泥臭さが非常にいい意味で発揮された好曲である。

 上記のような泥臭さは、アルバム後半にかけてさらに発揮されていく。5.「ワールド・イン・チェンジズ」はテンポを落とした味わい深い楽曲で、スワンプ感という意味ではこの曲が本盤中で最も推したいナンバーと言えるかもしれない。アルバムを締めくくる8.「ルック・アット・ユー・ルック・アット・ミー」は、楽曲そのものも最高で、メイスンのギター演奏もカッコいい。個人的にはこの曲が本盤のベスト曲と言っていいように思う。


[収録曲]

1. Only You Know and I Know
2. Can't Stop Worrying, Can't Stop Loving
3. Waitin' on You

5. World in Changes
6. Sad and Deep as You
7. Just a Song
8. Look at You Look at Me

1970年リリース。




 ​
アローン・トゥゲザー [ デイヴ・メイスン ]





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Last updated  2024年07月28日 07時58分22秒
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