音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2025年05月08日
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テーマ: 洋楽(3567)
日本と北米限定のラスト盤


 1982年にレコード・デビューしたジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーから成るデュオ、ワム!(Wham!)は、1986年の解散までの間に多くのヒット曲を残した。アルバムとしては3枚を残しており、その最後となったのが、この『エッジ・オブ・ヘヴン(Music from the Edge of Heaven)』であった。

 3枚目のアルバムと言っても、少しイレギュラーなリリースで、発売されたのは北米と日本のみだった。イギリスを含む他地域では、2枚組ベスト盤という形の『ザ・ファイナル』というアルバムがリリースされ、このアルバム収録曲の大部分もそこに収められた。

 既存のシングル曲(3.,5.,8.)に新録の楽曲(1.,2.,4.,7.)、さらにはライヴテイク1曲(6.)を加えた構成。したがって、アルバムとしての統一感は必ずしもないが、ここの曲に目を向けると、アイドル的人気を誇ったワム!が脱皮しつつあり、音楽的にも次のステップに進もうとしていることのわかるものだと言えるように思う。

タイトル・チューンの1. 「エッジ・オブ・ヘヴン」 は、シングルとしてもヒットし、ワム!の成熟度がわかる楽曲に仕上がっている。4. 「ワム!ラップ ’86」 は、メジャーデビュー前にインディーズから出された最初のシングルのリメイク。5.「ディファレント・コーナー」は、「ケアレス・ウィスパー」に続くジョージ・マイケルのシングル曲で、全英1位(全米では7位)のヒットとなった。

 6.「ブルー」はこのアルバムだけに収録(『ザ・ファイナル』には未収録)のナンバーで、唐突にライヴ音源と思われるかもしれないが、中国での音源というのがミソ。ワム!は1985年に中華人民共和国でイギリスのポップ・アーティストとして初めてのライヴを実現させており、共産主義国でこうしたライヴが実現したのは、当時としては画期的だった。

 7.「哀愁のメキシコ」は大ヒットしたというわけではないが、シングル化されたり(イギリス等)、1.のシングルB面となったり(日本)、1.と両A面になる(アイルランド)などしたナンバー。日本語表題にあるように、哀愁に満ちたメロディが印象的な好曲で、個人的にはお気に入りのワム!の楽曲の一つだったりする。アルバムを締めくくるのは、1984年暮れリリースの超有名クリスマス曲、 「ラスト・クリスマス」


[収録曲]

1. The Edge of Heaven
2. Battlestations
3. I'm Your Man
4. Wham! Rap '86
5. A Different Corner
6. Blue (Live in China)
7. Where Did Your Heart Go?
Last Christmas

1986年リリース。



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Last updated  2025年05月08日 04時57分26秒
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