音楽日記~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2026.04.28
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1990年代半ば、セミ・アコースティックのライヴ演奏盤


 ドッケン(Dokken)は、ドン・ドッケン(ヴォーカル)を中心人物とするヘヴィメタル・バンド。1980年代LAを中心としたHMの動きの代表的バンドである。バンドは1980年代末から1990年代前半にかけて一度活動を中断したものの、その後はメンバーチェンジを経つつ2020年代まで活動した。

 本盤『ワン・ライヴ・ナイト(One Live Night)』は1996年にリリースされたライヴ・アルバムである(実際の録音は1994年の末になされている)。当時、猫も杓子も“アンプラグド”という流れがあったが、本盤ではアコースティックないしはセミ・アコースティックといった演奏で様々な楽曲が披露されている。具体的には、ドラムスやエレキベースを除いた(ただしエレキギターは登場する)形でアコースティック風のライヴ演奏が展開されている。

 収録曲は、それまでのドッケンの代表曲を中心としたラインアップである。1.「イントゥ・ザ・ファイア」は、出世作となった 『トゥース・アンド・ネイル』 からのシングル曲で、後に映画『エルム街の悪夢3』でも使用された。同盤からの選曲は結構含まれていて、6.「トゥース・アンド・ネイル」は個人的には贔屓の曲。7.「ジャスト・ゴット・ラッキー」、9.「アローン・アゲイン」も同盤からのシングル曲である。10.「イン・マイ・ドリームス」は第3作『アンダー・ロック・アンド・キー』からのシングル曲。本ライヴ盤を締めくくるのも、同サード作に収められていた12.「イッツ・ノット・ラヴ」となっている。

 それ以外に特に聴き手の興味をひくのは、インスト曲の8.「アイ・ウィル・リメンバー」。ヘヴィな音を身上とするバンドがアコースティックを志向した演奏で工夫を凝らすとこうなるのかという、素晴らしい演奏が披露されている。そして、何と言っても注目は、2つのカバー曲が収められている点である。5.「フロム・ザ・ビギニング」は、エマーソン、レイク&パーマーのサード作『トリロジー』に収められたエマーソンによるナンバー。他方、11.「ノーホエア・マン」は、いわずとしれたビートルズの「ひとりぼっちのあいつ」である。


[収録曲]

1. Into the Fire
2. Unchain the Night

4. Nothing Left to Say
5. From the Beginning
6. Tooth and Nail
7. Just Got Lucky
8. I Will Remember
9. Alone Again
10. In My Dreams
11. Nowhere Man
12. It's Not Love

1996年リリース。




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Last updated  2026.04.28 04:37:29
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