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見事な紙面に沖縄の記者たちの見識と志を思う ▼六十四年前の今ごろは太平洋戦争の開戦後で鳴り物入りの大本営発表が続いた。が、連合艦隊司令長官の山本五十六は「報道なんか、静かに真相を伝えれば、それで充分(じゅうぶん)なんだ」と語った。「嘘(うそ)を言うようになったら、戦争は必ず負ける…世論の指導とか、国民士気の振作(しんさく)とか、口はばったいことだよ」(阿川弘之『山本五十六』)▼やがて大本営発表は嘘で塗り固められて、真実は伝えられなかった。『沖縄戦新聞』によれば、五月初めに沖縄戦は事実上敗北した。なのに捨て石のような持久戦が六月下旬まで続き、巻き添えになっても勝利を信じていた住民は終盤の「解散命令」で見捨てられ、さらに倒れた▼「戦争の最初の犠牲者は真実」という言葉がある。真実が犠牲になれば市民もたやすく犠牲になることを、『沖縄戦新聞』は如実に教える。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/hissen/20051226/col_____hissen__000.shtml
報道が警察発表の垂れ流しや政府発表の鵜呑みでは困ります。「真実の報道」がいかに大切か、よく考えたいと思います。
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