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(1)朝鮮総督府が置かれ、初代総督として伊藤博文が就任した。
(2)朝鮮は、日本が明治維新以降初めて獲得した海外領土であった。
(3)日本による併合と同時に、創氏改名が実施された。
(4)第二次世界大戦中、日本への強制連行が行われた。
正解は(4)である。
これに対して自由主義史観の提唱者で、かつその指導者の一人である藤岡信勝は、1月22日付『産経新聞』の「正論」欄に「拉致解決妨げるセンター入試問題」と題して、この問題が「極めて不公正で不適切な設問である」と異議申し立てを行った。
その第一の理由は上記の用語のうち、「朝鮮総督府」や「創氏改名」は、当時その言葉が使われていて歴史的事実に属するが、「強制連行」は次元を異にし、「政治的な糾弾の機能を担う造語」であるということである。だが、 当時使われた用語がその歴史的内容を表現していないと認定されれば、新しく用語を設定することはいくらでもある。例えば「支邦事変」とは当時の用語である。しかし今日では「日中戦争」という。 藤岡も執筆者の一人である扶桑社版中学校歴史教科書「新しい歴史教科書」の文部科学省の2000年度検定申請用のいわゆる白表紙本でも「日中戦争」という用語を使っている。これは「支邦事変」という用語は戦争であることを誤魔化し、歴史的内容を適切に表現していないからであろう。したがって当時使われた用語でないからといって、新しく作られた歴史的用語を非難する理由はない。
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