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と、そんなことを思いつつ、多くの週刊誌が取り上げている3月13日の皇太子一家の東京デズニーリゾート見学の様子を眺めた。6日に訪れた上野動物園は貸し切りにしたそうだが、ディズニーリゾートはそうはいかず一般客と一緒。制服私服あわせて千人の警備員が動員されたという。
「女性セブン」4月6日号によると「ディズニー滞在は予定を1時間オーバー。予想外の変更で千葉県警に緊張が走った」とか。『週刊朝日』3月31日号によると、一行が移動するたびに「行く先々で私服警官やディズニー側のスタッフの誘導があり、一般客は足止めされた」という。
さらに上野動物園でゾウにバナナをあげたことが知られるや「本誌編集部には『動物園でのエサやりは禁止されているのに、特別に許可するのは納得がいかない』『開園日に訪れ、国民と近い距離で交わろうとしないのはなぜか』といった趣旨の投書も寄せられている」とのこと。結局、何をやっても騒ぎになってしまうのだ。
『アエラ』3月27日号は「哀しき天皇制」という特集を掲載している。東宮御所の職員は80人ほどにのぼり、奥の女性職員も階級が分かれている。「皇族が飲み物をこぼした時に、テーブルをふく女性と、床をふく女性は異なる。同じ女性が布巾と雑巾の両方は扱えないからだ」「チェックの対象は、ゴミ箱の中身にまで及ぶこともあるらしい。こうしたことから、雅子さまは常に監視され、電話も盗聴されているのではないかという強迫観念にとらわれていたこともあるようだ」
これではストレスもたまるはずだ。動物園などに出かけるのは、雅子妃の健康回復という狙いもあるそうだが、一般市民のようにくつろぐわけにはいきそうもない。それは天皇制が、現代日本のエアポケットのような存在であることの象徴的な事柄なのだろう。(月刊『創』編集長・篠田博之)
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