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ところで、今回の派遣は正しい選択だったのだろうか。派遣に際して、憲法(特に第九条)上の論点から是非を問うことが大半を占めていたが、実際には米国との関係重視を優先させた決定だったと思う。
私は最初に「復興支援」という言葉を聞いたとき、これはいわゆる“マッチポンプに似ている”と感じた。日米コンビによるマッチポンプだ。米国が火を付け(破壊)、日本が消す(復興)役割だ。日本に得るものがあったのだろうか。
国連を振り切って攻撃を始めた米国のために、資金を提供したり、自前で支援活動することがなぜ国際貢献なのか、私はどうも理解できない。
日本政府は“第二、第三”のイラクを覚悟しなければならない。それでよいのだろうか。派遣をめぐって対米従属の声が上がった。確かにそうに違いないが、もっとふさわしい言葉は「呪縛」だろう。
敗戦による米軍上陸から61年。いまだに国内各地に米軍の基地が存続している事実と「呪縛」は無関係ではないと私は考える。
米国が世界戦略の見地から方向転換しない限り、日米安保条約第6条(基地の供与)は生き続けることだろう。将来、米軍撤収の可能性があるとすれば、自衛隊の軍備増強だが、これは絶対避けたいものだ。
私たちは、他国を侵略し、自国も壊滅に導いた「過去」を教訓としなければならない。地球上からやむことのない戦争、その悲惨な「現実」に目をつぶる「普通の国」に日本をしてはならないのだ。最近、政治家の言動に危うさを感じるのは私だけだろうか。
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