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2021年09月23日
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テーマ: ニュース(96852)
カテゴリ: ニュース
千葉県で関東大震災直後のデマ拡散によって虐殺された朝鮮人の墓碑が再建されたニュースを、5日の神奈川新聞は次のように報道している;



(石橋学)


 無縁墓地のやぶの中、郷土史家の杉原文哉さん(70)が無造作に立て掛けられた「内鮮人之墓」を見つけたのは2019年6月のこと。虐殺があったと古老から伝え聞いてきたが、語る人もいなくなり、墓碑の存在も忘れられていた。

 震災3日後の1923年9月4日、朝鮮人が暴動を起こしたという流言にあおられた群衆があめの行商人だった朝鮮人2人に襲いかかり、なぶり殺しにした。出稼ぎ労働者への蔑視と、植民地支配に抗する朝鮮人への敵意が背景にあった。

 杉原さんは郷土史家や墓碑を建てた石材業者の息子と協力して昨年9月、地域のコミュニティーセンターの脇に移設。しつらえた台座に解説文を添え、「関東各地で暴行虐殺事件が多発した」「滑河駅前においても朝鮮人2名が群衆の暴行により殺害された」という史実を記した上で「忘れてはならない関東大震災の『負の遺産』として、ここに墓碑を再建する」と刻んだ。



 杉原さんは 「虐殺は恥ずべき歴史で、忘れたりなかったことにしたりするのはもっと恥ずかしい」 と話す。この日は朝鮮大学校(東京都)の学生らも参加し、記憶と思いを結ぶ碑の存在意義を再確認した。

 朝鮮人追悼碑の調査をしている同校の金哲秀(キムチョルス)教授は「虐殺の全容は解明されておらず、遺骨の返還や謝罪もなされないまま。地域の地道な調査と温かい追悼の積み重ねが、日本と朝鮮半島の悲しい過去の清算につながってほしい」と希望を託した。


2021年9月5日 神奈川新聞朝刊 20ページ 「加害の歴史『忘却こそ恥』」から引用

 この記事によると、千葉県成田市の滑河駅前でデマに煽られた群衆に虐殺された2名の朝鮮人は飴の行商で通りかかった人たちとのことである。「飴の行商」で思い出すのは、先年101歳で他界したジャーナリストのむのたけじ氏である。秋田県の寒村で子ども時代を過ごした氏は、後年著書の中で「子どもの頃、近所の仲間と遊んでいると朝鮮人の飴売りが、独特の節回しで歌を歌いながら行商に来るものだった」と回想している一文である。朝鮮総督府の苛烈な植民地支配で生活の場を奪われた朝鮮人が、言葉もよく分からない日本で生活のために必死に頑張った様子を彷彿とさせます。再建された慰霊碑の前で、末永く慰霊祭が継承されるように願います。





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最終更新日  2021年09月23日 19時29分23秒


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