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2023年04月09日
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テーマ: ニュース(96857)
カテゴリ: ニュース
かつて安倍政権が強行採決で無理やり押し通した「安全保障関連法」は従来のわが国政府が堅持してきた「専守防衛」から逸脱する憲法違反の立法であるため、施行から7年経っても東京新聞は毎年社説でこの法律を批判している。そのことについて、1日の同紙コラムは次のように述べている;




 安保法は歴代内閣が憲法違反としてきた「集団的自衛権の行使」を容認するなど、戦後日本の安保政策を抜本的に転換するもので、安倍晋三政権が成立を強行しました。

 その後も憲法9条に基づく専守防衛を形骸化する動きは止まらず、岸田文雄政権は昨年12月の国家安全保障戦略改定で、射程の長いミサイルなど他国を直接攻撃できる敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有を認めるに至ります。

 今年の社説「『茶色の朝』迎えぬために」では、フランスの作家による寓話「茶色の朝」(邦訳は大月書店刊)を題材に「危うい兆候があるにもかかわらず、不自由を感じないという『事なかれ主義』で思考停止に陥り、声を上げずにいると自由な言論は封殺され、全体主義の台頭を許すに至る」と指摘しました。

 当初は反対が多かった安保法ですが、国民の多数派は時がたつにつれてその存在に慣れ、気にも留めなくなった現状を憂う内容です。

 読者からは「安保法が暴走して日本が戦争に向かわぬよう、国民はしっかりと政治の行方を見つめる必要がある」「安保法施行後、日本人は一つの方向に向かい、反対する者は攻撃されるように変わってきた」などの意見が寄せられました。読者の皆さんと問題意識を共有できたことをうれしく思います。

 本紙は毎年、安保法が成立した9月19日と施行された3月29日にちなみ、その危うさを訴える長文の社説を書き続けてきました。安保法の違憲性を問い続ける決意の表れにほかなりません。

 施行7年に合わせて安保法に関する社説を掲載した在京紙はほかにありませんので、本紙の特長と受け取っていただければ幸いです。

 安保法の成立強行は安保政策にとどまらず、原発回帰や政権に批判的な学者を日本学術会議から排除するなど、その後の日本政治の在り方にも影を落としています。

 自由のない「茶色の朝」を迎えぬよう、政権の危険な兆候を見逃さず、声を上げる。読者とともに考え、共感を得られる社説を書き続けたいと考えています。
(と)


2023年4月1日 東京新聞朝刊 11版 5ページ 「ぎろんの森-安保法の違憲性問い続ける」から引用

 東京新聞が毎年9月と3月に「安全保障関連法」を批判する社説を掲載しているのは立派な仕事だと思いますが、これがただ毎年同じ時期にひっそりと紙面を飾っているだけでは大変もったいない話です。毎年掲載される社説に呼応して、立ち上がる市民が出てきて、少しずつ市民運動を組み立てて行けるようだと、わが国の将来は期待ができるのではないかと思います。





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最終更新日  2023年04月09日 01時00分06秒


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