フリーページ

2023年09月29日
XML
テーマ: ニュース(96853)
カテゴリ: ニュース
今までALPSで処理した後は陸上のタンクに保管してきた福島第一原発の「処理水」を、地元漁業関係者との約束も反故にして海洋放出を始めた政府と東京電力のやり方を、メディアはどう報道したか。弁護士の白神優理子氏は、10日の「しんぶん赤旗」に、次のように書いている;




 「朝日」は「国産全水産物 中国が禁輸 日本政府抗議、撤廃求める」、「毎日」は「中国、水産物全面禁輸」。すでに視点は放出の是非ではなく、中国の対応に置かれています。

 一方、ブロック紙の「東京」は「漁師みんな泣いている 福島葛藤の海」、しんぶん「赤旗」は「廃炉見通しないまま 漁民との約束東電沈黙」。いずれも視点は漁民など被害を受ける側に置いています。

 8月25日付以外の紙面・社説をみても-。

 「朝日」(23日付)は「計画通りに運用される限り、科学的に安全な基準を満たすと考えられる」と政府説明をうのみ。「毎日」(同日付)も「処理水は今も日々90トンずつ増えており、このままでは廃炉作業の支障になりかねない」と、やはり放出を既定路線としています。

 他方、地方紙の社説は・・・。 「その場しのぎの『約束』とも『方便』ともつかぬ言葉で課題や矛盾が先送りされ、最後はなし崩し的に国と電力会社の都合がまかり通る」(河北新報同日付) と辛らつです。

 琉球新報は「理解が得られない中での放出開始は認められない」「『寄り添う』と言いながら地元の思いを顧みず、既定方針を進めていくやり方は沖縄の米軍基地問題にも通底する。問われているのはこの国の民主主義の在り方だ」(同日付)と本質を問います。

 まさに問われているのは政治の大原則、民主主義です。 約束をほごにする政府に迎合していては、メディアは「権力監視」の役割は果たせません。
(しらが・ゆりこ=弁護士)


2023年9月10日 「しんぶん赤旗」 日曜版 31ページ 「メディアをよむ-汚染水放出 政府に迎合」から引用

 朝日新聞や毎日新聞は、政府が安全だと言ってるから安全なのだろうという無責任な論評をしており、本来のジャーナリズムであれば「政府が安全だと言ってる根拠は何なのか」を突き止めて、言ってることに間違いがないことを確認してから、それを根拠に「安全が確認されているのだから、支持できる」というふうに具体的な論評をするべきなのだ。しかし、実際にはIAEAから人が来ても、何か測定作業をしたわけでもなく、単に施設を見学して通り一遍の一般論風のコメントを出しただけで、東京電力が出している測定データーはトリチウム検出専用の測定器で、これではセシウムやその他の放射線はレンジが異なるため測定が出来ていない、などの「不具合」が発覚しているのに、そういう問題には一言も触れず、とにかく政府と東電の言分をそのまま踏襲するという、まるで盧溝橋事変とか真珠湾攻撃のような、政府が始めてしまったことには今さら疑義を唱えるようなことは避けて迎合体制に入った、あの時代の雰囲気が蘇ったような気分を感じました。私たちの社会は、またしても変な方向へ進み出しているのではないでしょうか。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023年09月29日 01時00分06秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

佐原

佐原

コメント新着

捨てハン @ 潰れそうな新聞なら東京、朝日、毎日が挙がるかなぁ >全国紙は世論のありかを明らかにし、国…

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: