本読みのひとりごと

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読むこと、書くことが大好きなbiscuitです。
夫、元気すぎる2人の息子と4人暮らし。

新聞記者を経て、フリーランスライター/エディターに。

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biscuit5750

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biscuit5750 @ Re[1]:木々との対話(09/12) >micoさん こんにちは!すっかりご無沙汰…
mico@ Re:木々との対話(09/12) bisさん、こんにちは。まずは次男くんのご…
biscuit5750 @ Re[1]:さようなら、クウネルくん(01/27) >micoさん お久しぶりです! コメントを…
mico@ Re:さようなら、クウネルくん(01/27) クウネル。新装された表紙を見てお別れし…
biscuit5750 @ Re[3]:子どもを持つことの不自由と、自由(11/17) >バーソロミューさん お久しぶりです! …

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カテゴリ: 読書日記
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両親と、わたしたち家族と、妹夫婦の7人で。

どこまでもつづくまっすぐな道路。
高くて大きい空。ゆったりうかぶ雲。
土のにおいのする風。
麦やネギやビーツが植えられた広大な畑。
なだらかな緑の丘。
白樺の並木。

今では実家も関東だし、祖父母が亡くなって訪れる機会も少なくなったけど、


いつも親戚が集まっていたなつかしい伯母の家は、あのころと同じにおいがして、伯父と伯母が変わらない笑顔で迎えてくれた。
変わったのは、伯父の白髪が増えたことと、赤ちゃんだった従兄の子どもが、ちびくまの面倒を見てくれるやさしいお兄ちゃんに成長していたこと。

大切な人の結婚式に出席して、みんなで温泉に入って(母と妹と3人、深夜1時に待ち合わせて露天風呂に入り、長湯していろんな話をした)、本当に楽しい旅だった。
日々の暮らしは楽なことばかりじゃないけれど、地道に前向きにコツコツがんばっていれば、こんなご褒美みたいな時間もある。

流れる時間はとめられなくても、大切な景色や時間を、お守りにして胸に持ちつづけることはできる。

でもいつか、わたしは北海道に住みたいなあ。
どんなに冬がきびしくても、1年の3分の1を雪に閉じ込められても、関東より東北、東北より北海道がわたしは好きみたいだ。

 *

最近、こころに残った本。



池澤夏樹『 双頭の船 』。

あの地震のあと、この希望の物語を書かずにいられなかった作家の思いに、涙がとまらない。
ありえないこととわかっていても、だからこそ。
砂漠で水を飲むように、絵空事が必要なときが、人間にはある。




D・ムラースコヴァー/文、出久根育/絵『 かえでの葉っぱ 』。

出久根さんの描くチェコの自然が、涙が出るくらい美しい。
ラストシーンが本当に好き。
ちびに読み聞かせていたはずが、いつの間にか、お母さんが夢中になって読んでいた。




それから夫にすすめられて読んだ百田尚樹『 永遠の0 』。
「おもしろい」とか「感動した」とか、月並みな言葉では言い表せないほど深いところにずしっと響いた。これはすごい本だ。
決して軽くはないテーマを扱っているのに、読後感の爽やかさは圧巻。
小説の世界に入り込みすぎて、読み終えた日は飛行機の夢を見た。





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Last updated  2013.07.10 17:13:59
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Re:帰郷(07/10)  
naoten さん
biscuitさん、こんにちは。
滴るような緑が美しいお写真ですね。
故郷と呼べる場所で過ごす時間はかけがえのないひとときですね。

就職活動時代にすこしご一緒しました、短歌を詠んでいる、、、といえばおぼろげに憶えていただいているかもしれません。
ご一緒させて頂いて以来、ファンで(!)ブログがアップされる度、わくわくしながら読んでます。
うちにもちびくまがいて、子育て奮闘の日々です。
ささやかな歌集を出版しましたので、大きな町の本屋さんや図書館などでお見かけしたらご覧なってみてください。 (2013.08.27 15:32:50)

Re:帰郷(07/10)  
naoten さん
↓(続きです)
百田尚樹『永遠の0』、わたしも夫にすすめられて
滂沱の涙でした。
そのことも重なってほのかに嬉しかったです。
残暑厳しい折ですが、ご家族健やかにおすごしください。 (2013.08.27 15:44:08)

Re[1]:帰郷(07/10)  
>naotenさん
うわあ、コメントありがとうございます!
もちろん覚えていますとも。
ときどきブログをのぞかせてもらっては、元気かなあ、お会いしたいなあと思っていました。

あれから10年になるのですね。
お互いに小さい家族も増えて、月日が経つのは本当に早いです。

あのときサインをいただいた本、2歳のちびくまもお気に入りで、絵本がわりにめくって読んでいます。
あたらしい歌集を出版されたのですね!
本当に、おめでとうございます。わたしも、とてもうれしいです。
さっそく読ませていただきます。

またいつかお会いできる日を楽しみにしていますね^^
(2013.09.10 23:16:12)

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