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まだ陽のきらめくあの頃に揃って生まれた子ども達丸いきれいな揺りかごで可愛いあくびを2つ3つ春の息吹に目を覚まし夏の恋を実らせた母が歌って聞かせるは芙蓉の花の物語暖かそうに身をくるむ光る和毛のマントこそ母の最後の贈り物この冬空に発つ子らに今天蓋は開かれて風の誘いに躍り出る小さな子らが受け継ぐは新たな花の物語久しぶりに、川沿いのこの芙蓉の所へ行ってみたら、根元から剪定され、跡形も無くなっていました。マントを着て旅立った子ども達は、新しい物語を始めるため、どこかで準備をしているのでしょうか。
2007年01月30日
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よく晴れて、空気の澄み切ったこんな日は、ビル群が作る潅木の茂みを抜けて、白と黒の縞が美しい生き物が、姿を現します。ここは都会のサバンナ。彼は悠然と草を食み、見る物が動くにつれて、揺らめきながら歩みを進めます。追ってくる者を軽くいなして、まるで、からかってでもいるようです。このサバンナでは、命を狙われ、死と隣り合う事がない代わりに、誰かと共に生きる事もまた、ないのです。ネオンの星明りに満ちる夜、彼はどこで眠り、どんな夢を見るのでしょうか。
2007年01月25日
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いくつかの検査の後、お医者様が言う「御守」が、父の身体に植え込まれました。それは「御守」と呼ぶには、余りに精密で最先端の、ペースメーカーを兼ねた、植え込み型除細動器。検査について説明を受け、その結果次第では植え込みになる、とお医者様から聞いていましたが、実際の手術の前には、詳しい説明は頂けませんでした。お医者様側からは、70代前半という年齢と、いつ起こるかわからない、致死的な不整脈のリスクを考えると、疑問の余地の無い治療だからなのでしょう。でも、父の性格や、暮らしぶりを知る家族としては、それを理解しつつも、不安も大きいのです。今後は、様々な誤作動の要因を、ずっと避けなければなりません。でも、人込みに出れば、携帯等の影響もあるでしょう。痩せぎすの父の鎖骨の下に、くっきりと盛り上がるであろう護符。ともすると、外に出るのを億劫がる父が、御守を抱えたがゆえに、家にこもりがちになってしまったら?避けるべき要因に、ついうっかり近づいてしまったら?心配は尽きませんが、父も、そして家族も、この御守に慣れるしかありません。通りがかりの公園では、蝋梅の花が、美しく光に透けていました。
2007年01月19日
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昨日の日記で触れたキフツゲート コート ガーデンは、女性3代で受け継がれている庭です。美しく手入れされた庭に感動すると同時に、この庭を大切に守り、伝えていく事の重さは、いかばかりであろうと思います。初代のヘザーさんは、現在庭を引き継いでいるアンさんと、3つの約束をしたそうです。「剪定をしっかりしなさい」「雑草は見つけたら、すぐ抜きなさい」「よく観察しなさい」3つともシンプルだけれど、言うは易し、行うは難し、毎日継続していくのは大変なことですね。キフツゲートの庭では、グラハム トーマス(番組では英国流にグレアム!)をブッシュローズとして扱い、青紫の花を合わせていたのが印象的でした。我が家でも、同じ試みをしたのですが、どうも失敗でして。グラハムはつる薔薇として、壁面に這わせているので、同じつる植物、クレマチスのロマンティカを持ってきましたが、グラハムは例年咲き出しが早く、花期が少しずれてしまいます。そしてロマンティカの色も、黒に近い紫で、グラハムにはシック過ぎた気がします。花合わせの難しさ、ですね。去年春のグラハムは、こっくりとした黄色でした。
2007年01月16日
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イギリスのコッツウォルズの、美しい暮らしを紹介する番組を見ました。圧巻だったのは、やはりキフツゲート コート ガーデン。この庭のシンボルは、この庭で発見された薔薇、キフツゲートです。庭の初代の主のヘザー ミュアーさんも、この薔薇は「駄々っ子だ」と言っていたようです。今では20mを超しているとか。道路沿いの我が家のフェンスを覆うのに、薔薇のナーサリーに相談したところ、候補になったのが、このキフツゲートでした。ところが、このナーサリーが、親木として取り寄せる際、イギリスの有名なナーサリーが、キフツゲートと間違って、別の品種を出荷していた事が判明、私が苗を買う時には、名前が訂正され、ロサ ムリガニーという本名で、我が家に来たのでした。伝統あるイギリスのナーサリーで、勘違いがあった位ですから、よく似ているのでしょう。イギリスよりも温暖な日本では、薔薇は大きくなりがちで、これはもう、駄々っ子どころではありません。正直、これ以上になるのが恐ろしく、元肥もかなり控えていますが、元気なムリガニーの根は、きっと隣りのグラハム トーマスの分を、地中で横取りしているに違いありません。黄色いおしべが映える、一重の白い花が房になって、緑の中に星を散りばめたよう。今年もまたムリガニーの花が咲いたら、憧れを抱いて、キフツゲートの庭を思い浮かべることでしょう。
2007年01月15日
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幸い父の容態も安定し、今は検査待ちなので、リフレッシュも兼ねて出かける事にしました。向かった先は、お洒落な雑貨店、カフェと、大きな園芸店が入っているデパートの別館です。園芸店で、たくさんの鉢花や苗を眺め、お目当ての園芸資材を買って、屋上の小さな庭に出ました。花壇に沿って配された、三日月形の水辺の水面には、ビオラの花がたくさん浮かんでいます。特別な演出かしらと思いきや、2歳くらいの幼児達が、植え込みのビオラの花をちぎっては、水に投げ入れていたのでした。(離れた所で談笑するお洒落なママさん達、 「お花が可哀想よ。」って、言わないのかな?)それにしても、水に浮かんだ花は、どうしてこうも美しいのでしょう。以前見た映画で、色とりどりの花が浮かぶ、真っ白なバスタブに落ちた、ヒロインの涙のしずくが、さざ波となって花を揺らす、そんなワンシーンがありましたっけ。野鳥の声を聞き、広い空を見上げながら、しばらく時を忘れたのでした。
2007年01月12日
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一筋の飛行機雲が、沈みつつある陽を追いかけています。わき目もふらず、ただひたすらに、必ず太陽に追いつくのだ、と決心しているかのようです。プラットホームに停車していた電車が、ゆっくりと動き出すと同時にスタートを切り、ぐんぐん加速する電車を、横目で追いながら、息をはずませ、線路沿いの道をがむしゃらに走っていく、そんな男の子の姿みたい。刻々と変化する夕方の光の中、長くのびていく雲は、しばらくの間、薔薇色に輝いていました。
2007年01月11日
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数泊の後、実家から自宅に戻ったその夜に、実家の父が救急車で入院となりました。子ども達を、隣りの主人の両親に預けて、不安で押し潰されそうになりながら、電車を乗り継いで病院へ向かいました。夜の病院は、明かりはついているけれど、エレベーターの中にも、廊下の先にも、待合のベンチにも、黒い闇が染み出してきています。真夜中過ぎてから、ようやく、担当のお医者様から説明を聞いた時は、全く先が見えない気がしました。その後、お医者様も驚く程回復して、集中治療室から大部屋に移り、家族も少し安心できました。それでも、これから大きな検査が待っています。東側が開けた実家では、毎朝、陽が昇り行くのを見ることができます。父が早く元気になり、自宅の窓から、朝日を眺められる事を祈るばかりです。
2007年01月08日
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お正月恒例の実家行きに、先だって作ったアロマオイルを持ってきました。早速、母の手を取ってマッサージ。すらりと長い指、綺麗な形の爪。久しぶりにじっくり見る母の手は、長年の家事で、すっかり主婦のそれではあるけれど、凛とした美しさがあります。こんな風に娘の私が言うのも、おかしいのですけれど。子どもの頃から、気働きが出来て、くるくると良く働いてきた手。顔と同じように、手の表情にも、人の生き方が滲み出るのかも知れません。母は昔から、目と手は褒められていたとか。残念ながらその目も、その手も、私は受け継ぐことはありませんでした。せめて、母と同じ位の年になった時、私の手がこんな表情を、持ち合わせていたいものです。心地良さそうに、目を閉じている母。少しは親孝行できたかしら。マッサージを終える頃、母の手も私の手も、暖かくなっていました。
2007年01月04日
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昨年暮れ、行きつけのアロマショップで、アロマオイルのハンドマッサージの講習を受けました。テーマは、むくみと冷え対策。講師の方が、乾燥肌向けのアロマオイルを調合し、2人1組で説明を聞きながら実践です。血行を促進させるセサミオイルをメインに、アボカドのオイルを加え、グレープフルーツ・ジュニパー・サイプレス等、6種類の精油がブレンドされると、たちまち辺りに香りが満ちてきます。手の甲、指の骨と骨の間を、指から手首側に向けてなぞり、次は指の付け根から指先に向かって、螺旋を描くように指をマッサージ、両脇から爪の根元をキュッと挟みます。手のひら側を優しくマッサージした後は、甲側から、指と指の間の水かきの部分を指圧して終了。マッサージをした手は、ぽかぽかと暖かく、しっとりすべすべになり、癒しのひと時を味わいました。帰宅後に早速、家にある小さな遮光ビンと、スイートアーモンドのオイルで、手作りのアロマオイルを作りました。希釈率は1%なので、精油はたったの3滴。ローズウッド2滴に、ゼラニウム1滴のブレンドにして、先生の手つきを思い出しつつ、マッサージしてみました。一日の終わりの癒しの時間。このお正月も、ずっとこのマッサージを続けています。次はもう少し大きい遮光ビンを用意して、精油のブレンドを楽しむことにしましょう。
2007年01月02日
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新春のお慶びを申し上げます。今朝は、美しくすがすがしい初日の出を拝み、気持ちも新たに新年を迎えました。新しくチャレンジしたい事、去年達成できなかった事、あれこれが心に浮かんできます。この一年、時間を大切に過したいと思います。昨年はお世話になり、ありがとうございました。今年もどうぞ、よろしくお願いします。実り多い一年でありますように!
2007年01月01日
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