文豪のつぶやき

2005.05.26
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カテゴリ: 新撰組
坂本竜馬は、北辰一刀流の免許皆伝(この流儀では大目録)である。
19の歳、かれは江戸へ出て、北辰一刀流を学んだ。
竜馬の師は、千葉貞吉。北辰一刀流の開祖、千葉周作の実弟である。
貞吉には、娘が三人いる。さな子、里幾子、幾久子である。
この長女、さな子と淡い交流が合ったらしい。
この当時の武士は臆病で、特に江戸の町人は気が荒く、旗本などは怒鳴り飛ばされていたらしい。
千葉道場免許皆伝のさな子にすれば、そんな武士たちが歯がゆく見えたであろう。
その中で、土佐っぽの竜馬は男らしく、頼もしく映ったであろう。

若い二人の淡い交情は、竜馬の志士としての活躍と共に終焉する。

その後、紆余曲折の果て、孤閨を守って生涯独身のまま、甲府にてその生涯を終える。
私は、以前甲府市内にある彼女の墓に行ったことがあるが、その墓碑には「坂本竜馬室」と刻まれていた。
竜馬を思うとき、かれが一番輝いていたこの剣術修行時代を思い浮かべる。






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最終更新日  2005.05.26 14:35:54
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