文豪のつぶやき

2005.08.25
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カテゴリ: 新撰組
近藤は流山に行くことを幕府に申し出た。すると二千両の軍資金が出た。
これは幕府の好意ではない。いかに近藤ら新撰組を江戸から追い出したいかという気持ちのあらわれである。
とくに勝海舟は新撰組を嫌った。
これから官軍と和平工作をするのに狂犬みたいな新撰組がいたのでは、やりにくくて仕方がない。
それよりも、勝のような国際情勢を知っている知識人にとってみれば、京の町で日常的に人殺しをやってきた新撰組は馬鹿に見えてしょうがない。傲然と軽蔑していただろう。
幕府が大金を出したので、単純な近藤は喜んだ。
幕府はわれわれに期待している、とさえ思った。
が、ともかく近藤は、その実、狂犬追い出しの金を持って下総の国流山(現千葉県流山市)を目指した。
その中には、新撰組三番隊隊長斉藤一もいる。同郷の松本捨助もいる。





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最終更新日  2005.08.25 05:50:46
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