文豪のつぶやき

2008.07.31
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カテゴリ: 時代小説
 河井継之助という人はその死に望んで、自らを火葬する火を見つめていた人である。
 長岡落城後、重傷を負った河井は、会津へ向かう途中、奥只見の寺で若党の松蔵に命じ、庭で火を焚かせる。
 それを部屋の布団の中から横たわったまま見つめている。
 河井の眼光は、太陽をずっと見続けることが出来たという。
 かれはその目で何を思っていたのであろうか。

 越後人は共通して悲劇人が多い。
 上杉謙信、山本五十六、田中角栄。
 越後の雪深い純朴人の宿命であろうか。





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最終更新日  2008.07.31 22:22:20
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