文豪のつぶやき

2014.06.24
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カテゴリ: 人間
屑松君とは、下駄君が名づけたニックネームである。
二人は中学時代の先輩後輩で下駄君が一年上級である。
ともに不良仲間で下駄君の家には数人の不良がたむろしていたが、大人になるにつれ人に抜け二人抜けして最後に二人のこったことになる。
屑松君はイケメンで、働かず、ひっかけた女の家にはいりこみ、女に飽きられると次の女へと乗り換えていたが、ブランクがあると下駄君の家に寄りこんでいた。
下駄君も働くのが嫌いで、母が溺愛していたため小遣いをもらいながら家でごろごろしながらゲームをしていた。
「あいつはクズだから」
と名字の一部とクズをつけ、屑松と命名したという。
その下駄君も酒を呑むと、
「俺はF1レーサーになる」

「愚図タケ」
と愚図松から言われていた。
クズ松とグズタケコンビの誕生である。
一度グズタケの知り合いが、屑松とは付き合わないほうがいいと忠告したことがあるが、グズタケは、
「俺と彼との仲を裂かないで下さいよ」
といった。
以来、二人は親友になった。





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最終更新日  2014.06.24 15:09:02
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