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カウンセリングは、導きではない。虚心坦懐に接すれば、芸術作品に触れたときの感動に似て人の奥行き、時の深さ、世界の広がりに、目からうろこ、自分の狭量な幕が破られる。こころのもつれ具合は分かりにくいものだ。もつれていてもそれを当たり前のように感じて自然と思い、ほかの人も同様であろうと推測する。その前提を基に、カウンセラーを、他者を攻撃するときもある。だから、攻撃はもつれ具合を感じる第一歩。お聞きしているうち、その人がどんなふうな隘路をたどってきたのかふわっと浮き上がってくるときがある。苦しみを糊塗するためにそのひとが取った対処法を感じる。けれど、ぼく場合は、その新風景が見えてきたとしても仮にもつれの原因が見えてきたとしてもそこに焦点をあてる流儀ではない。雑談のうちに、その人が持っているエネルギーのありかを感じる。そのエネルギーをその人自身が持っていると感じられるように話をつづけどんな方向に向かえば動かしやすいかを考える。こうなると、芸術はドラマにちかづく。しかし、演じてもらってはこまる。二人の自分を抱えることは、また葛藤の原因になるから。演じるときは、演じると分かって演じてもらうように話し合う。さて、ここで注意がいる。芸術に似ているからと言って、権威や他人の芸術観をうのみするタイプの芸術崇拝は逆効果だ。カウンセラーは、自分自身の感性を磨く必要がある。感性磨きは、カウンセラーの重要なトレーニングだ。19世紀フランスの作家、バルザックは、著書「セラフィタ」のなかでこんなことを言っている。Sentir, c’est croire. 直訳すれば、「感じること、それは信じること」。感じなければ、信じることはできないという風にもとれる。頭だけの理屈磨きとは、はるかに隔たった世界にある。ぼくは、詩作が好きだが、音楽でもいいし、絵画でもいい、自分自身の感受性を磨きましょう。はじめ難解でも、やがてふときらめく瞬間があると思う。
2012年07月14日
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母から同じ用件で二度電話かかってきた。87歳。少し記憶障害が出てきたのかと心配。幸い隣家に妹家族が住んでいて、何かのときはこれまでもすぐに対応してくれて助かっている。しかし、私自身も老化が進んで判断能力が低下する可能性もあり、そうなった場合、預金通帳や各種の権利証はどのようにすればいいのか・・・。お金や財産を貯めるだけでは十分ではない。権利擁護の準備も必要だ。2000年4月、民法の一部改正で成年後見制度が始まった。判断能力が不十分な人(認知症、知的障害、精神障害者)を「後見人」「保佐人」「補助人」が保護する制度だ。介護保険制度と、いわば車の両輪で来るべき高齢化社会に備えるものとして始まったが、こちらの制度はまだあまり周知されていない。サポートに加わる専門家(社会福祉士等)は、まだまだ少ない。中高年の仕事が乏しいとは言われるが、このように人材が足らない分野もある。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。カウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年07月08日
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浴室工事のために、家の中に人が入ることになった。家をあけることもあるので、玄関の鍵を工事担当者にお貸しする予定。廊下は入ってもらっても大したものはおいていないので心配はないが、問題は居室、DK。一応、用心のためにそれぞれの部屋に入るドアに鍵をつける必要があって、鍵屋さんに電話したところ、ほどなく来てくれ、居室、DKに入るドアに鍵がついた。40歳くらいの作業員(一人)は作業着姿も清潔で言葉遣いがテキパキとしてきちんとしていて、気持ち良い。お帰りの時、どこかで接客や言葉遣いの研修を受けたのですか?と聞くと、「いいえ、前はただの酒屋でした」との返事。聞けば7年間自営で頑張ったのだが、売り上げが伸びず廃業したとのこと。それを聞いたところで電話がかかってきて、「では、失礼します」と行って帰られた。残念! 何が残念かというと、酒屋さんから、どうして鍵屋さんに変わったのか。その職を選んだ理由と、その職になるための方法努力。人が職を変えるときは、必ずドラマがある。そのドラマは耳に残って、求職者サポートのときに生きるはず。工事中、3度ばかり、その人の携帯に電話がかかってきて、次の仕事の予約が入って忙しそう。経済停滞のご時世ではあるが、俊敏に職を変える人もいる。経済の停滞といっしょに自分も停滞する人と、そこで新たな自分を切り開く人の差、なんだろう? 大事なことを聞きそびれた。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。カウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年07月07日
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NHK出版から5月にThink Simpleという本が出された。著者のケン・シーガルは、スティーブ・ジョブズのもとで「Think Different」キャンペーンに携わり、iMacの命名者でもあるクリエティブ・ディレクター。かれは、アップル社発展の鍵は<シンプル>にあるとし、それがジョブズの哲学でもあり、製品にもそれが表れ、組織の生産性を高めることにつながっていると指摘している。例えば、会議には少人数で臨み、短時間で終わらせるというスタイル。あるとき、ジョブズが知らない女性が会議に加わっていた。冒頭「君はなんでここにいるのだ?」と尋ねると、女性はその日の議題のプロジェクトに加わり、「出席するように言われたから参加した」、というような答え方をした。ジョブズは即座にその女性を退出させた。多くの大企業なら、肩書や温情で会議の参加メンバーに加えられることがあるかもしれないが、ジョブズは、いっさいそれをしなかったという。シンプルさを実現し、スピーディにことを進めていくには厳しさも必要ということだろうか。いま、日本の企業や団体に、そういうシンプルさはあるのだろうか。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。カウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年07月01日
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試行錯誤する自由って、へんな言葉だけど、最近、そのことを強く思っている。人間の成長には、試行錯誤が当たり前と思うのに、なんだかそれを許さない風潮があるみたい。例えば、会社でもいい。カウンセリング場面でもいい。子育てでもいい。教育現場でもいい。スポーツの場面でもいい。自分自身が迷いながら成長したことを忘れたみたいに、対象者に対して必ず成功することを望みすぎていないか。ちょっと後退(後戻り)、ちょっと停滞で、おろおろすることはないか? 失敗してもいいじゃないか、そのぶん、また大きくなれるよ、ぐらいの大きなまなざし、持てているか? (その大きなまなざしは、対象者自身の力で伸びる力になるはずだ)。寄り添うと言いながら、逆に、先回りして、そこは危ない、ここはダメと道を閉ざしていないか?クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。カウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年06月26日
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60年以上も前、D.リースマン『孤独な群衆』(1950年)は、当時のアメリカの中産階級を分析して、資本主義の発展で、人々の「社会的性格」が「内部志向型」 から 「他人志向型」に移ると論じました。彼の予言したように、自己の内部に培った価値判断よりも、他人の基準を重視する風潮が今の日本に広がっていり気がしますが、いかがでしょう? 彼の社会的性格の類型を、雑駁にまとめると (1) 伝統志向タイプ:伝統や慣習に忠実に行動 、前近代型 (2)内部志向型; 自分の良心や信念を抱いて行動。近代市民社会 (3)他人志向型;他者の行動やふるまい、マスメディアに登場する同時代人を価値判断の基準に行動する:現代 近代から現代にかけて、失ったもの、希薄になったものが、実は今日、いろんな問題を引き起こしている気がするのですが・・・。 より詳細はhttp://digitalword.seesaa.net/article/74876452.html その他インターネットサイトでもご覧いただけると思います。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。カウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年06月23日
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朝の情報・バラエティ番組「す・またん」(読売TV=日本テレビ系列)で、大阪・天王寺動物園の「鳥の楽園」舎のケージの上に、サギがコロニーをつくっているというニュースを見た。中にもサギがいて、ケージの外にもサギがいるという構図。ネットで調べてみるとこのサギたちは、淀川の中州が取り払われたことで天王寺動物園に移動してきたものらしい。しかし、数が多くなりすぎ、サギたちのなかには餌がなく餓死するものもでてきた。かたや、ケージのなかのサギは餌を与えられて餓死の心配はない。司会陣の辛坊治郎さんが「これってどっちがいいのかねえ?」と問いかけた。つまり、かたや自由だが餓死するかもしれないサギ、かたや檻のなかだが餌だけは安定してもらえるサギ。あなたはどっち?クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。カウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年06月19日
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facebookのほうで情報発信をしています。ご興味のある方は、下記の方法でごらんください。1)すでにfacebookしておられる方facebookを開いた状態でURLに下記を入れてENTERキーを叩いてください。http://www.facebook.com/kazuhiro.matsuo.372次に、画面上部にある「友達になる」をクリックしてください。そのあと「メッセージ」より、お名前と簡単な自己紹介を送ってください。*facebookの上部にある検索欄で kazuhiro.matsuo.372 と入れて検索しても出てくると思います。2)まだfacebookに登録しておられない方は、「facebook」を検索して、登録設定を済ませてから1)の作業をお願いします。facebookの登録方法は、http://nanapi.jp/web/facebookをご覧ください。ヤフーやグーグルなどの検索で、「facebookの使い方」で、キーワード検索しても出てくると思います。お試しください。いろんな情報交換しながら盛り上がりましょう。 クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。カウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年06月12日
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昨日、自分が過ごした高校(白陵高校)の校訓「独立不羈(どくりつふき)」について、facebookに書いたところ、あるキャリアカウンセラーさんからメールをいただいた。ご主旨は、<この言葉はキャリア支援するうえでも念頭におくべき>というご指摘。「何かを目指して、築き上げる情熱を日本人はもっと思い出した方がいい、自分の信念を大切にしながら、一人一人は力は足らずとも多くの人とリンクすることで、目標に近づけるのでは」というアドバイスもいただいた。それで思い出したのが昨今の就職志向。大企業への就職熱は相変わらずだが、少々の変化も感じている。しばらく前までは、「安定したキャリア」のイメージを尋ねると、 「大企業に努めること」、「正社員になること」という回答が圧倒的に多かったが、 30歳前後の人たちから、ちらほら異なる回答を聞くようになった。 企業規模にこだわらない、正社員にこだわらない、 なかには、企業で働くよりもゆくゆくは独立起業したいという人もいる。海外を志向する人もいる。 大きく社会情勢が変化するなかにあっては、先の時代を予測しながら、 自分の働くスタイルを変化させながら生きることも厭わない、 少々の失敗はあっても、むしろそれを糧に次へ歩み出す意志力を育んでいる…、大きな組織にいても変化の常態化のなかで、個人的にも次への準備を怠らない、 そんな要素がこれから時代の「安定したキャリア」と考えられそうな気がする。どこに属するかだとか職種名ではなくて、その人が何を志し実際に何をしてきたかを評価するようになったとき、社会の空気も変わる気がする。 クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。カウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年06月09日
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卒業した白陵高校(兵庫県)の校訓である。不羈の意味は、広辞苑では(1)しばりつけられないこと。束縛されないこと。おさえつけにくいこと。「奔放――」(2)才識すぐれて常識で律しがたいこと「――の才」とある。「和」や「絆」といった言葉がもてはやされる昨今では、あまり共感を得られない言葉かもしれない。しかし、ぼくはこの言葉が好きで、折にふれて思い出す。とくに向かい風が吹くとき、孤立せざるをえない状況の時。「自分は自分でいい」と背中を押してくれたのがこの言葉だ。創設者三木省吾学園長は旧制高校最後の卒業生で、昭和38年に当時30歳代の若さで学園を創設。旧制高校のバンカラな気風を受け継ぐ意味もあったのだろう、旧制姫路高校の寮歌などもしばしば大声で歌う機会があった。今はなくなってしまったが、全国の旧制高校が集まって、それぞれの学校の寮歌をうたう、寮歌祭があり、テレビでもその様子が放映された。70歳代、80歳代の人も意気軒昂。青春時代を旧制高校で過ごしたひとのたぎる情熱を垣間見る思いがした。単純には迎合しない。人におもねない。自分が信じる道を探求しようとする生き方は、すでに古びたのだろうか。役に立たないものなのだろうか。戦後復興に重要な役割を果たし旧制高校OBの熱き精神に敬意を表したいと思う。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。カウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年06月08日
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キャリアコンサルタント資格(CDA)を取り、公的機関で臨時?職員として就労支援活動をさせていただくようになったのはいいが?、はじめ戸惑ったのは、精神障害を抱える相談者の多さ。これはメ?ンタルについてもっと深い知識が必要だと思ってすぐに飛び込んだ?のが財団法人関西カウンセリングセンター(大阪市北区)。ここで?高名な先生方からいろんなスタイルのカウンセリングを学ばせてい?ただき、同時に多くの学友と出会って充実した時間をすごさせてい?ただいた。約5年間、夜や土日通って、上級心理臨床カウンセラー?、家族相談士などの資格も得ることができた。キャリアとメンタル?の両面からのサポートができるようになったのだけれど、今度は、?対象者さんの背景に社会的な問題が横たわっているのを感じるよう?になった。時代潮流はもとより、世界の動きや社会福祉制度や法律?、さまざまな支援機関との連携のあり方、などももっと頭に入れて?おきたい、そう思って、昨年、通信教育の「精神保健福祉士」コー?スに入ってにわか勉強。60歳を超えてからの手習いは厳しく四苦?八苦。どうにか単位を落とさずここにきたが、秋には施設での実習?が待っている。その前に、課題も次から次にあり、ヒーヒーハーハ?ーの毎日。眠い。
2012年06月06日
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『できる大人のモノの言い方』(青春出版社)という本が目にとまった。「ほめ言葉」の秘密、と副題にある。ふと自然に出る平易な言葉で、よく使っているものも多いが、ついつい、自分の気持ちを言えないときもある。そんなとき、「ああ、こう言えばよかったんだ」と参考になるフレーズが並ぶ。ぼくが、苦手なのは「もう勘弁してください」。これがすっとうまく出ない。ついつい無理して、相手の要求を断りきれない場面がある。同じ意味の言葉でも、言い方で与える印象がまるで違う「要領がいい」→「状況判断がいい」、「気弱な」→「温厚な」、「しつこい」→「粘り強い」など言い換え言葉も参考になる。(このあたりは、ラべリング技法としても、カウンセラーさんですでに使っていらっしゃる方も多いのでは)。「素人にはついていけない世界ですね」、「意外な一面をお持ちなんですね」「豪快なお話ですね」「抜群の企画力ですね」「外連味がない」なども、あてはまる場面ではすっと使えたらといいなあ、と思う。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。カウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年06月05日
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笑の字は、ほほえみと読めるが、嗤の字は、そう読めん。そやけど、嗤い(あざわらい)を笑いに変える文化が、あったと思う。自分や自分たちを嗤うことで、笑いをとった芸人さんがいたように思う。おれもあほうやけど、みんなもいっしょ違うん? みたいな感じ。かつての笑いの奥には、悔いやら怒りやら孤独やらいろんなもんがあったんと違うやろか?いま、テレビで観る笑いのたいていは、他人を嗤うのんを見て、周りの空気で笑うふう。あたかも、自分は関係ないと、離れた所におる。じぶんの足りなさ、愚かさは、棚にあげて。お笑いの型は、お笑いの学校で覚えられても、人間の奥深さを感じさせてくれる笑いはやっぱり、人生体験かなあ。分かりやすう言うと、幼稚園児が漫才を演じることは可能でも、上手やな、というてあげても、心の奥深くに届くものとは違うわな。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。カウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年06月03日
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そのとき、そのときにいろんな心を使い分けなアカンちゅう、やや?こしい時代やな。 ほんまは、心の中に、a, b, c、・・・、いろんな自分がおるのに、いっつも自分はaみたいな?顔をしとらなあかんなんて。ほかの人間も、aにチューニングして?話してくるやろ。自分の中のb, c・・・ は寂しい思いしてるでえ。そいでも、さいきんは、場ぁ?、場ぁで、上手にa, b,c・・・を使い分けられる器用な子ォーが増えてきて、その子?らがA集団をつくっとって、みんな偽装aの顔をしてキャッキャ、?キャッキャ、言うとるやん。そのうち、自分んなかにおるb,cを?忘れてしまうねん。そやけど、おっとどっこい、b,cは死んだん?違うでぇ。b,cも可愛がってやらんとなぁ、えらいことになるか?もね。いろんなアンタがおるということを認めてやりいな。自分は?一つでのうても、ええやん。使い分けられる子ォーおってもええし?。そやけどその子もb,c抱えているってこと、分かってやるとええなあ。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。カウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年06月02日
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世の中、停滞感が漂って、あんまりいい空気やない。確かに、GD?Pの数値や中国との比較、ヨーロッパ経済の混迷を見たら、ような?いし、リストラは依然として続いている部分もある。稼ぎも減った?。あかんもんさがし、足らんもんさがし、したら、ほんまキリがな?いわ。いっぺん気分替えて、ええもん探し、足りてるもん探しはど?うやろ? 身近なところでも結構あると思うでー。たとえばfac?ebookで、長い間、離れていた人との再会。おいしそうな食事?、楽しそうな時間も覗けるしなあ。昨日はぼくは、能を見ながらデ?ィナーショーの企画話を能楽師さんとして盛り上がった。昔は、食?べながら見るのんOKやったときもあるそうや。そんなんより、な?んちゅうたかて、今日も元気でメシがうまい。お日ぃさんも顔を出?してて、気持ちええ。生きてる時間も、ありそうや。ありがたや。?オモロイこと考えるチャンスもあるちゅうもんや。
2012年06月02日
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繁華街に空いた、いくつかの小さなスペースを有効活用しなさいと言われたらあなたはどのような取り組みをするだろうか?実は今、ある企業からその小さなスペースをコミュニティースペースとしてNPO団体に貸しましょうという企画が持ち上がっている。その企画を実現するためには、これまでの社会なら、コンペ方式で、そこを使いたい団体が手を挙げて企画書などを提出するのが一般的なやり方と思うが、今回は手を挙げた団体同士がワークショップを重ね、プランを練っている。私が会員となっている団体もこれに加わっている関係から、そのワークショップに私も参加。環境、まちづくり、アート、芸能、さまざま団体の方々と交流し、ネットワークが広がる。いろんな気づきもある。メディアではまだあまり取り上げられることもないが、未来につながる静かなうねりが始まっている気がする。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年05月31日
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映画監督・脚本家の新藤兼人さんが、29日亡くなった。100歳。ご長寿にもあやかりたいが、その生き方に感銘を受ける。自主独立の映画製作を貫き、芸術を追求し続けた一生だった。生家が破産するなど苦しい少年期。京都の映画製作会社に入り、初めは現像係りに、のち美術部に移り独学で脚本を研究。第二次世界大戦時には召集され、兵役時代の理不尽な仕打ちや多くの仲間の戦死から、反戦、反骨精神は高まった。戦後、数々の映画をヒットさせた。若いころの作品にも興味があるが、90歳を超えて老いと死を、ユーモアを交えて描いた作品をぜひ観てみたいと思う。「生きている限り生き抜きたい」と最後まで、映画作りに心を傾けた。遺作となった「一枚のハガキ」は、毎日映画コンクール日本映画大賞を受賞。今年2月の表彰式に、車いすで出席された。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年05月30日
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A.実現しなくても夢は大きい方がいい。B.夢は小さくても実現する方がいい。日本テレビ系列『さんま、岡村の日本人なら選びたくなる二択』で、こんな質問があった。番組での集計はほぼ半々。あなたは、どっち派でしょうか?ソリューションフォーカスのカウンセリングでは、大きな目標を描いてもらってそれに近づくためのステップを刻むサポートをすることので、実は、この両方をやっているような気がする。仮にプロ野球選手になりたいという夢を持つ人がいたら、何から始めるでしょうか?ホームランを打つことが好きでも、たぶん、走ることやキャッチボール、素振りは欠かさないはず。できることから小さく刻みながらステップアップしていく。この点は行動療法でもしばしば用いられているはず。ただ、美技ができる人の長い時間や繰り返しの練習を想像できない人もいる。あるとき、宝くじに当たることを信じるかのように、努力をあまり重ねないまま、何かのきっかけでビッグになれる、そんな夢を持つ人がいる。何を隠そう。ぼくも人生のかなり長い時間、そんな風に思っていた。やっと、ここ数年、地味な時間もいるなあ、と思うようになったばかり。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年05月29日
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昨晩、昨今のノミニケーションは会社ぐるみ、というNHKニュースのことを書いた。何か違和感を覚えるなあ、と思ったら、これって、幼児教育に似てないかなあ?本人は自分の力で動いているつもりであっても、お膳立てされて、ちゃんと見守られていている。昨今のノミニケーションでも、上司が部下に気遣いをみせるらしい。かつての酒場では、上司と仲良くするためというよりも、上司のいないところで、悪口を言い合って、発散したものだ。心の中にある「反発」を語り合うなかで、自分ならこうする、と同僚と談論風発。突拍子であっても、実現不可能であっても、心の中に自分の未来を描くことができた。一人一人の胸の中にある「未来」が、互いにぶつかり合って、反発しあって、曲りくねりながら、それでも何かが進んでいった。いま、進歩のイメージは、お膳立てされて、イチかバチかの冒険など飛んでもない、なるべく傷つかないで、予定調和を進んでいく。学校教育から企業社会まで、そんな風潮が広がっているようで、怖い。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年05月28日
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NHKニュースを見ていたら、ノミケーションという言葉が飛び出した。 いま、社員間のコミュニケーションに「親父の時代」の良さが見直されているそうで、ノミニケーションもその一つ。でも、今は会社がそういう場をつくっているという点で ずいぶん違うなあ、と思った。昔は、気のあった仲間どうし、勝手に三々五々集まった気がするのだけれど・・・。社内運動会も復活しているそうだが、これは平日の勤務時間を使うのだそう。う~む。似ているけれど、違うなあ。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年05月28日
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『技法以前 べてるの家のつくりかた』(向谷地生良、医学書院)を再読した。これを読んで、ある数値を思い出した。昨年大阪国際会議場で開催された日本認知療法学会に参加して聞いた英国での認知行動療法の効果は「29%」という数値。もう少し高い数値であってもいい気がするが、技法に着目して厳密に科学的な測定をするとこうなるのだろうか?カウンセリングは技法だけではなくて、それ以外の要素、カウンセラー個々の人間性やキャリア、場の雰囲気、時間等、さまざまな要素が含まれおり、ある技法全体の効果測定は難しいのだろう。この春、自分が個人的にサポートしてきた方2人(共に若い男性)が、新たな道へ踏み出され、大きな前進を遂げられた。さまざまな技法を取り入れながらサポートしてきたが、多くの時間を割いたのは、その人の未来への夢や希望を聞くことであったり、ぼく自身の歩いてきた道について話す雑談めいたもの。たぶん、技法そのものよりもこっちのほうが、一歩を踏み出していただくための原動力になったのでは? という気がする。数字に表れにくい技法を補いうるものをもっと探したい。学んでみたいと思う。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年05月26日
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30歳から55歳まで、フリーランスのライターとして雑誌や新聞に原稿を書いてきた。60歳を過ぎてから思うようになったのは、自分でテーマを選んでいるつもりだったかが、それは違っていて、時代がテーマを選び出してくれていたこと。1980年代は、企業の発展や国際化、都市開発1990年代は、環境問題、コミュニティデザイン(住民参加のまちづくり)、NPO2000年代に入って、アニメや心の問題。55歳以降は、自らライター職をリストラして、キャリアカウンセラーになった。しかし、これも時代のなせる業。時代の大きな波のなかで、生かされていると思うようになった。最近の関心事は福祉。すでに社会の大きなテーマにはなっているが、まだまだいろんな偏見があるように感じている。テーマも多岐にわたっている。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年05月25日
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友人が使っているスマートフォンほしくなった。サムソンのGALAXY Note SC-05Dという製品だそうで、約5.3インチ大画面(小さめのノートパソコンと従来型の携帯の中間ぐらい)に、タッチペンつき。実は、最近ようやく僕もスマートフォンを買ったばかりで、もう少し待っていたらこれを買うのに、と思った。ぼくが買ったスマホは、慣れないせいか、まだうまく使いこなせていない。文字盤が小さすぎて、隣の文字を打っては、消去の繰り返し。ただ、便利なのは、イーモバイルなので、パソコンのアンテナとしても使え、外出先でパソコンから情報の受発信ができること。しかし、それにしても次々に新しい情報機器が出る。少し、振り回されている気がする。
2012年05月22日
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今夜8時からのNHK総合テレビ、えぇトコ「奈良“祈り”を撮る」に感動した。写真家、野町和嘉さんが、祈りをテーマに、花会式の薬師寺、晩冬の室生寺、灯篭に願いを懸ける春日大社を巡って撮影。室生寺の五重塔の脇に並ぶ苔むした石仏を撮った場面。「17や18では見えないんですよね」と、一言。土門拳の室生寺の写真集に魅せられ、若い時に室生寺に通った野町さん。大きな寺の小さなディテールには目が向かなかった。そこにあるものが見えなかった。確かに、同じ場所で、かつて見えなかったものが見えてくることがある。格別の場所ではなくても、例えば路地裏の風景でもいい。深いものに触れた気がすることがある。それを感じるようになったのも、年を取ったせい?クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年05月18日
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ある方から、ここしばらくfacebookに登場していないので、心配してメッセージいただきました。気にかけてくださる方がいて、ありがたくうれしく思っています。 じつは、この4月から週4日のレギュラーの仕事があり、あとNPO事務局を引き受け6月の総会準備に忙しいうえ、週末関西圏を離れて、ある大学のスクーリングに行っていました。精神保健福祉士を通信教育でいますが、60の手習い、なかなか頭に入らず四苦八苦しています。でも、この学習は将来の私の仕事に大きくかかわるので外すわけにはいきません(カウンセリングだけでなく、地域のネットワークや社会の制度や仕組みを生かしながら、こころに課題を持つ方々のサポートができればと思っています。日本キャリア開発協会の全国大会(会員1万人記念イベント)に参加できず、申し訳なく思っています。多くのCDAの仲間の皆様と顔合わせできなかったことも残念です。また別の機会がありましたら、いろんなお話お聞かせください。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年05月15日
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TVアンビリーバボーの番組からレディ・ガガの曲が流れてきた。 和訳がテロップで流れていて、素晴らしい歌詞だと分かった。 あなたはあなたでいい、というメッセージは、カウンセリングでも大事なメッセージだ。 TVで流れた訳とちがうかもしれないけれど、インターネットから一部を引用する。 (元の英語歌詞もこのサイトで紹介されている) 子供の頃 ママはこう言った「私たちは生まれたときからみんなスーパースターよ」 私の髪をカールさせて 口紅をぬってくれた ベッドルームの鏡の前で「そのままの自分を愛するのはいいことよ」って言った「だって神様はあなたを完璧に創ってくれたのよ」 「だからちゃんと前を向いて 前に進むの 私の話を良く聞いて」 私には私なりの美しさがある だって神様は間違わないから私は正しい道を歩んでいるわ、ベイビー私はこうなる運命のもとに生まれてきたの後悔して自分の殻に閉じこもってないで ただ自分を愛してあげて それがスタート地点 私は正しい道を歩んでいるわ、ベイビー私はこうなる運命のもとに生まれてきたの http://www.ladygagajapan.com/?2011/01/28/lady-gaga-japan-3373 より
2012年05月10日
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この前「感じる力」を書いて、たくさんのコメントをいただいた。40年ぶりの再会もあり、インターネットの威力に今更ながら驚いている。さて、「感じる力」を書いてから気になったのは「考える力」のこと。実は、「考える力」の無さに、この人生しばしばがっくりとさせられた。特に広告の仕事を始めたとき、それを痛切に感じた。感性のひらめきでたとえ広告コピーがいくつもつくれたとしても、そんなものは仕事のほんの序の口。代理店担当者やその上司、あるいは、スポンサーの窓口や上司の間を右往左往しながら、それらがなぜいいのか、どんな効果を生むのか、他社のコピーより本当にいいのか、そもそも対象の商品やサービスのことを語っているのか?語っていたとしても、それが購買に結び付くのか?いろんな質問、反論、攻撃にあって、頭の中はぐるぐる回る、若僧のぼくのこころは縮むばかり。もっと深く考えろ、と言っても、どう考えていいのか、考える力の甘さ、弱さを思うばかりだった。東京では、「おいしい生活」が流行ったころ。関西では東京価格の10分の1にも満たない価格だが、それでもなんとかお金にするためにもがいていた。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年05月09日
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昨夜、ご紹介した本は書棚の奥にあった。その横にあったのが、長谷川龍生さんの詩集『立眠』(思潮社、2002年刊)だ。長谷川龍生さんは、ぼくの最も尊敬する詩人の一人。部屋に閉じこもって詩を書くのではなく、マグドナルドの100円コーヒーを買って、そこで詩を書き、時間が経てば別のマグドナルドへ行って詩を書く、という話をご本人から聞いたことがある。いろんな調べ物をしたり、旅をして、現地を踏んで詩を書くというスタイルは、84歳の今も変わらない(1928年6月生まれ)。昨夜、詩集の一部を読み返した。やっぱりすごい格闘を続けている詩人だと思った。ここではそれぐらいしか、書けない。説明すれば漏れる量のほうが多くなる、そんな感覚を味わう。表紙に書かれた詩の一節だけご紹介しておこう。『水のただよいの上/むすうの「無」が居る/水にひかれて 究め憑かれること/究め憑かれて 立眠に入る』解釈は自由。好きなように想像を楽しんでいただければ幸いです。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年05月08日
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かつて、共著で書いた本にこんな一節を書いた。<『ソフィーの世界』(1995)の中で作者ヨースタイン・ゴルテルは少女ソフィーにエピキュリアン本来の意味を教える場面がある。大好きなチョコレートを腹いっぱい食べたらどうなるかを聞いたあと、こんなふうに言う。「エピクロスははかない快楽をもっと大きな、長続きする、たしかな快楽と、長い目で見てくらべなければならないと思ったんだ。(中略)。動物と違って人間には、自分の生活を計画する能力がある。快楽の損得勘定ができるんだ」。>(『環境とライフスタイル』(有斐閣アルマ、鳥越皓之編、1996年)これを思い出したのは、旅行から帰って来た人に土産物にチョコレートをもらったから。太る体質の自分にとっては複雑な心境である。チョコレートは嬉しいが、おなか周りが気になる。せっかくいただいたのだから、と一粒食べたのが失敗のもと。とまらなくなってしまった。快楽の損得勘定ができない自分を揶揄するもう一人の自分とせめぎ合い中である。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年05月06日
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映画『阪急電車』を夕べ、テレビで観た。片道わずか15分、7.7キロの路線で起こる人との触れ合いの機微を描いた映画。自分もかつてこの間の駅の一つ、「仁川」駅近くに住んでいたので、見覚えのある風景が次々に登場してなつかしかった。人には言いにくい内面の葛藤を聞いてくれる人と出会ったり、孤独な心に「私はあなたの味方よ」と寄り添う人が出てきたりして、沿線が広いカウンセリングルームになったかのよう。多数派でなくてもいい、少数派でもあなたはあなたでいい、と語りかける映画のようでもあった。一つ、問題を突きつけられた。それは孫とおばあちゃんの掛け合いシーン。孫役の芦田愛奈ちゃん(この沿線を含む西宮市出身)が、しきりに周りで起こることについて、事情や理由を聞くのだが、「それは大人になれば分かる」とおばあちゃんは一貫していて答えない。子供はよく聞く。「あれは何? これはなんで?」もう少し年を経れば「人生とは? 愛とは? 男とは? 女とは?」と訊く。大人になって、もう何十年にもなるが、確かな回答を言える自信はない。それに、問いかけることも少なくなった。「いつまでも心は青春」と胸を張ることにためらいを感じる理由が少しわかった。残念だけど、「問わない」はすでに老いの中にあるのだ。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年05月06日
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連休の半日、一年分溜まった書類整理に取りかかる。大雑把に区分けしたままで、何となく気持ちが悪く、不要なものは捨て、残すべきものはニ穴止めのファイルに綴じるという作業をやりたかった。だけど、他にすべきいくつかの用事が頭にあり、結局、後半はまたも大雑把なままに終わる。書類を5つの大きめの紙の収納ボックスに分類し、その中にいくつかのフォルダを入れ、またその中にクリアファイルを並べるというやり方、に留まり、ファイルの中は未整理のままの書類が残った。キャビンを開けると、五色のボックスが並び、一見きれいだが、中の乱雑さを想像すると、気分はいまだにすっきりしない。整理中、ふと思ったのは心の中のこと。いろんな過去の出来事を、心はどのように整理しているのかしらん。紙ならば、不要なものは捨てられるが、心は捨てたようなものでも、悪夢をふと甦らせることがある。雑多に格納しただけの一枚の紙も、心は瞬時に取り出す。反対に、思い出そうとして、思い出せないこともある。捨てようと願った記憶がなかなか消えないこともある。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年05月05日
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カウンセラー資格は持たないが、精神に障害を抱える人、あるいは不登校・ひきこもりの人へのサポート活動をして効果を上げている人の講演を聞いたことがある。オーソドックスなカウンセリング技法を信奉する人の中には違和感を持たれた方がいたようだが、僕自身は、山を登る道は必ずしも一つではないと思っている方だし、話に説得力を感じることができて、勉強になった。日本では、ミルトン・エリクソン流のカウンセリングは低く見積もられている気がするが、僕自身は学ぶところ多く、実際の場面でも効果を発揮するので、尊敬してやまない。剣道はまずは「正眼」、カウンセリングは「傾聴」から、は分からないでもないけれど、それを科学的正確さの域にまで信奉してしまうと……。時と場合によっては、停止や後退を招くこともある。もっと、柔軟な……、抽象的な言い回しで申し訳ないけれど、人と出会い、その人の波動やその流れを感じる能力が問われる気がする。相手の波動に応じて柔軟に立ち回れる能力、本当は、人それぞれが野生では持っていたと思うのだが、科学的合理主義がそれを阻害することもありはしないか。上位とされている、あるいは難解とされている資格を得たり、技法をマスターしても、それらを持たない支援者に及ばないこともある。人間としてのベーシックな課題が当たり前に大きく横たわっている。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年05月04日
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最近知り合ったカウンセラーさんに、MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)認定ユーザーさんがいらっしゃった。かつて、自分も受けた性格検査。そのことを言うと、「どのタイプでしたか?」と聞かれたが、はっきりと思い出せない。気になって後で、ネットで「MBTI」をキーワードで検索してみると、正式のものとは違うが、インターネットで自己診断できるサイトがあった。http://www32.ocn.ne.jp/~emina/その結果によると、INFP型で「社会のためになることをする」タイプらしい。適職は、精神科医、心理学者、作家、芸術家、編集者、教師、ソーシャルワーカーなど。経験した職種、もしくはやりたい職種で、不思議な一致に驚く。それはいいのだが、「自分の価値観が脅かされそうになると、一転して厳しい態度に出る」との記述もあり。思い当たるふしもある。(ただ、日本MBTI協会 http://www.mbti.or.jp/ は、ネットでの診断はあくまで「MBTIもどき」で、別物であり自己理解を誤らせる可能性ありとして、注意を促している)クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年05月02日
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連休初日、姫路の実家へ帰って86歳の母と近くの姫山公園まで散歩。市の美術館で「麗しき女性の美」と題して松園、青邨、契月らそうそうたる画家による絵を展示をしていたので立ち寄る。母は思いのほか速く、すたすたと絵の前を通り過ぎてゆく。関心がないのか、と思っていたら、「やっぱり、個性やな。この人たちの絵は個性がある」と言うではないか。(見てたんだ、と一安心。実は、母の父や兄は、号を持って日本画を描いて地元の小さな展覧会ではそれなりに評価されたこともある)。続けて、「絵はきれいに描けてもあかんのや」と、ぽつり。これは、ぼくにも耳が痛いことば。月並みの仕事ぶりで甘んじてはいないか?クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年04月28日
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4月から取り組んでいる仕事の一つは、ものすごく面白く深く難しく、でも、自分に充実感をもたらしてくれて、あっという間にもうすぐ5月。悪い癖で、あることに夢中になると怠ってしまうことがある。ダイエットやおつきあい、それに帳簿付け……。青色確定申告なので、必ず付けなければいけないのに、どんどん溜まってしまう。ああ……。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年04月26日
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オシャレにお金をかけないほうだけれど、唯一、散財してしまうのが、メガネ。日本の会社のチェーン店で買った安いものも使うけれど、デザインがいいなあ、と思って、つい買ってしまう外国製。目下のところは、Alain mikli http://www.mikli.jp/ JF Rey http://www.jf-rey.jp/ ANNE ET VALENTIN http://www.anneetvalentin.com/ がお気に入り。(と言っても、メガネに興味のない人はどうでもいい話ですネ)ドライブ用、日常生活用、パソコン用、中近両用と場所によって使い分けているのだけれど、メンテナンスに立ち寄ると、ついついショーケースのメガネが気になってかけてみる。買うつもりはまったくなかったのに、こないだも二つ目のAlain miklliを買ってしまった。かけ心地を含めて考えると、このメーカーのチタンタイプがすごく楽でいい。おかげで、相変わらずの「貧食」がつづく。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年04月21日
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学期末試験が終わったあと、2月の中旬~4月初旬までは比較的時間に余裕があって、読書の時間も少しはあったけれど、4月中旬からは通信教育の学習を再開。3種類の仕事と並行させながら、時間に追わる感覚が続く毎日で、たまには、スローな時間が欲しい。買っただけで、まだ読めてない本が本棚に何冊かたまっている。その中に、ミルトン・エリクソンの本がある。心理学の分野で最も多くの啓示をうけ、こころときめいて読んだ本がミルトン・エリクソン関連の本である。ウィキペディアでは、エリクソンを次のように紹介している。≪精神療法にしばしば斬新な手法を用いた事で知られる。「治療に抵抗するクライエントなどいない。柔軟性にかけるセラピストがいるだけだ」。この言葉に端的に表されるように、彼の技法は「ユーティライゼーション(Utilization;利用できる物はなんでも利用する)」を旨とした、臨機応変・変化自在なもので、その名人芸は「アンコモン・セラピー」、「魔術師」と呼ばれる≫実際に、エリクソンの本で学んだカウンセリングの流れを取り入れてみると、その効果に、僕自身、驚いた。その場にあるものや、ちょっとした動きをとらえたり、話の中に暗喩をとりいれながらの対話は、自分が自然でおれ、自分に合っていると思った。ウィキペディアは、次のように続ける。≪クライエントごとに異なるアプローチをすべきという信念から、自らは技法の体系化は好まなかった。しかし、エリクソンの影響を受けた弟子や共同研究者たちは、それぞれ独自の治療技法を構築し、総称して短期療法と呼ばれる一派を形成した。とくに家族療法への影響は大きく、グレゴリー・ベイトソンのダブル・バインド理論は彼あってのものである。≫ぼくが、短期療法に深く関心を持つようになったのも、ミルトン・エリクソンの影響が大きい。本棚に眠っているのは、ジェイ・ヘイリーがミルトン・エリクソンの言葉をインタビュー形式で表した本である。この本のことを忘れないためにFacebookの好きな人物を入れる欄にミルトン・エリクソンの写真を入れてみた。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年04月18日
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Facebookに、過去行ったことのあるお気に入りの土地を入れる地図欄がある。今、話題の又兵衛桜のある奈良県宇陀郡や、紀伊半島各地はかつて車でよく駆け巡って好きなところはいっぱいあるのだけれど、どこにするか決めきれなくて、思い出を世界に巡らした。そして、一番あのとき幸せだったと思える場所を選んだ。フランス東北部のシャルルヴィル=メジエールという小都市である。アルチュール・ランボーの生誕地で、ヴェルレーヌとともにベルギーへと抜けた出発の地でもある。ランボーが見た風景をこの目で見たかった。ちょうど、季節は今頃。簡単な地図をポケットに、ワインボトルを手にして、リュック担いで川べりをさかのぼった。中原中也がランボーの詩で初めて訳したといわれる「カシスの河」がここだと、ぼくは勝手に思い込んだ。cerisierと呼ばれる真っ白な桜が咲き乱れていた。白鳥が寄ってきて、パンの切れ端をあげた。地図上では数ミリでも、歩いても歩いても国境にはたどり着けず、ついに国境手前の小さな村にあった税関事務所を発見して道を尋ねた。制服をきた官吏が、アジアからきたさまよえるヒッピーもどきをどう思うか不安だったが、どうにかフランス語が通じて、ランボーの足跡をたどっていることが分かったらしくわざわざ国境のゲートまで車で送ってくれた。当時は、国境に緩衝地帯があって、フランス側とベルギー側のゲートの距離は約4キロ。その間の道は遠くに林があるものの、ほとんどが野原で西洋タンポポのじゅうたん。ときに綿帽子が青い空に吸い込まれるように追い越していった。のどが渇けば、ワインをラッパ飲みした。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年04月17日
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ここ一年、詩に書こうと思って書けない世界がある。それは、渡りする鳥の群れ、蝶の群れ。きっかけは、津軽海峡を秋、南下するヒヨドリをTVで見たこと。津軽半島をめざしながら、鷹の襲来にあって北海道に何度も舞い戻る。高くを飛ぶと狙われやすいので、低空で波濤のうえをすべるがなかなかうまくいかない。雪降り出す冬の到来ぎりぎりに、ついには意を決して海峡を渡る。体力つきて海に落ちる鳥もいるだろうが、遠くからは速い黒雲ーー。蝶は、アサギマダラ。沖縄、奄美の諸島から本州へと驚くほどの距離を渡る。作家・安達征一郎氏の『日出る海 日沈む海』に、印象的なシーンがある。疲れれば、ひらひらと舞い落ちる秋の黄葉のように青い波の上に降りて、片羽を海に浮かせて休むというのだ。いつかそんな場面に包まれてみたい。エネルギーが回復すると、ひとひらひとひらが舞いあがってやがてまた大集団となって、北へ。新緑芽生える今頃、渡りする蝶は旅立ちのとき。初夏には丹後半島や能登半島でも出会えるそうだ。夏の盛りには、近畿から東北の高原で、花に群がって蜜を吸う。秋には南下が始まる。10月、喜界島で、東北の蔵王からなんと1500キロの飛翔を終えた蝶が発見されたこともあるという。(マーキング調査により、確認される)鳥も蝶も、群れ全体を見れば一つの何かでつながれている動き。繁殖行動で、個々が自由に動くこともあるものの、いつの間にかまた群れをつくり、世代交代を繰り返し、渡りする。季節や星や太陽の光の変化を感じ取るセンサー。ことばがなくても交わせるコミュニケーション。人にも本来あったはずのものが、うすくなって消えてしまいそう。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年04月15日
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≪ふらんすへ行きたしと思へども ふらんすはあまりに遠し せめて新しき背広をきてきままなる旅にいでてみん。≫萩原朔太郎『純情小曲集』にある「旅上」という詩のよく知られた冒頭部分である。さて、この詩の続きは?……詩人の苗村吉昭さんは著書『文学の扉・詩の扉』(澪標社)のなかで≪ぼくはこの詩の冒頭部分しか覚えていなかったので、てっきり挫折した冬の暗い詩だと思っていた≫と書いておられる。しかし、事実は違った。後半は季節に相応しい、次のような澄みきった明るい詩であることに驚かれた経験を述べておられる。≪汽車が山道をゆくときみづいろの窓によりかかりてわれひとりうれしきことをおもはむ五月の朝のしののめのうら若草のもえいづる心まかせに≫朔太郎→暗い印象→この詩も暗い、そんな思考パターンが、事実を曲げて理解させていたようだ。これとよく似たことを、うっかりすると自分もやってしまう。断片をもとにした先入観がはたらいて、ものごとや人への判断を誤らせるのだ。断片と全体は、違う。詩の中の一節と詩全体の印象が違うように、詩と詩集全体の印象も違う。受験勉強で覚えた歴史の記号的理解と実際の歴史は隔たりがあるだろう。(人間ドラマや愛憎劇は心深くは伝わってきにくい)数学の公式だけを覚えていて、その意味をあまり考えないですむこともある。そんな教科書世界の<学習法>が、いつのまにか広がって断片だけが独り歩きして、全体像を見ない(あるいは見えないようにしている?)そんな風潮がますます蔓延しつつある気がする。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cava
2012年04月14日
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ネットを巡っていると思わぬ出会いで、涙することがある。今日、松岡正剛さんを検索しているうち足立巻一『やちまた』(河出書房新社 1974、朝日文芸文庫(上下) 1995 )を紹介しておられるのが分かった。http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1263.html≪足立巻一とは誰か。司馬遼太郎が唸った作家である。『やちまた』とは何か。八衢である。この題名は、本居春庭の『詞八衢』に由来する。『詞八衢』は、のちに八衢派とよばれる系譜を生むほどの、国語学史上の動詞活用研究を画期した。本書はその春庭の生涯を描いて、またその探索の旅を綴って、他の追随を許さない≫続いて松岡さんは、足立さんの功績をたたえる文章を寄せている。この『やちまた』で芸術選奨文部大臣賞を授与されたものの中央の文壇にはあまり知られてはいない作家、詩人である。その足立さんを松岡さんが取り上げておられるのが、ことのほか嬉しかった。ぼくが20歳のころ、関西のローカル雑誌の編集員をしていたとき、当時その雑誌に足立さんが小説を連載されていて、ぼくが担当編集者として毎月、神戸・須磨の足立さんおご自宅にお邪魔していた。同じ炬燵に入って、推敲に余念のない足立さんの作業が終わるのをじっと待った。しばらくして、文部大臣賞を受賞された。年譜を調べてみると、その時足立さんは62歳。今のぼくと同じ年齢だ。足立さんにあこがれ、ものを書く仕事に憧れたもののこれといった実績もない。ふがいない限り。ただ、書く仕事をなりわいとして、なんとか長く続けられたのも、足立さんの生きる姿勢、ふるまいの一つ一つをそばで触れたことが力になったと思っている。僕にとっては、偉大なる心の師である。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年04月12日
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キャリアコンサルタント養成講座で、どんな療法家を重点的に取り上げるかについては主催する団体で少し違いがあるようだ。ある養成団体の案内を見ると、「ヘルピングの心理学」にウエートを置いているように感じた。さっそく、資料を取り寄せたーーー。カウンセリングは、人間の内面分析に力点を置くフロイドの流れかワトソンの流れを組む行動主義派に大きく分かれていたが、1960年ごろ、そのどちらにも偏らない折衷主義が台頭。アレン・アイビイのマイクロカウンセリングやアルバート・エリスの論理療法などが出てきた。その流れのなかで、ロバート・カーカフは「The Art of Helping」を発表した。日本語では「援助の技法」と訳されているけれど、僕自身は、アートを技法と訳すよりも、カーカフの論旨から言っても、アートはアートのままのほうがいいのではないか、と思っている。「技法」が、悩める人の変容を促すのだろうか?カウンセラーとクライエントの相互作用のなかで、新たな何かが生まれる、というのはよく言われていることで経験的にもわかる。でも同じ一つの技法を使っても、カウンセラーによって効果は違うだろう。センスや経験値も実は大きい気がする。カウンセラーのそのときの状態によっても、変容の度合いは変わる……。カウンセリングはアートに近い、そんな感じを抱いていた僕に、カーカフの理論はなじむ。カウンセリングは、箱の中の産物ではなく情報や社会とともにあることを改めて思わせてくれたことも僕には大きい。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年04月10日
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今朝のNHKテレビ「ルソンの壺」で木下サーカスhttp://www.kinoshita-circus.co.jp/が取り上げられていた。小学生時代に見た唯一のサーカス団で、3月に故郷・姫路の公園でその大きな赤テントを目にしたばかり、(今は、大阪市内の花博鶴見緑地で公演中)親近感を覚えて思わず番組に見入った―――。番組では、テーマパークなど様々な娯楽の台頭で20年前は10億円の赤字を抱えていたが、現在の4代目社長が人気のサーカス団に復活させたことが紹介されていた。空調設備(エアコンも導入)、水洗トイレ、観客席の改善などの環境改善やパフォーマーや演出家を外国から招き、時代にあった迫力あるプログラム構成に刷新したことも成功の大きな要因。しかし、もっとも番組で強調されていたのは「人材育成」システムの構築。かつては、先輩団員の芸を見よう見真似で覚えるのが普通だった。手取り足取りで教えてはくれない。同じ芸でステージに立つ人を育てれば、自分の出番がなくなるからだ。厳しい世界で、しかも収入不安定なため、団を去る人が後を絶たず、交代要員はおらず常に人員はぎりぎりの状態。一人が休めば、空中ブランコも中止になるありさま。新社長は、先輩団員が新人を育てるための人材育成手当を出し、初舞台に立たせた場合にはご祝儀袋も出すようにした。新人に対して、団全体で育て上げようというムードが高まり、今では、大学新卒の求人までするようになった。昨年入った文学部卒の女性団員が、先輩たちに支えられながら芸を覚え、この春見事にステージに上がったことも紹介されていた。新人育成は、企業発展の要であることを改めて思った。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年04月08日
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55歳までは未来は永遠に続くような気持ちがあって、人生、山あり谷ありとはいうものの、全体としてのぼっているような感覚だった。ところが、思いもしなかった病魔が襲い、3週間ほどの入院生活を終えて自宅に戻ってきたときは、下り坂どころか、いつ来るかもわからない命の終末を意識するようになった。人生は永遠には続かないという当たり前の事実をようやく実感するようになった。すると、大きく分けて二つのことをしようと思った。一つは、それまでやり切れてなかったことをやってみること。若い時は、頑張れば一気に何でもできるという傲慢さで無駄に時間を過ごして、結果、穴ぼこだらけ、あるいは先延ばしで、実らなかったことの何と多いことか。体力が弱まってからの坂の上では、走ることもできず、のろのろ歩きになってしまった。もう一つは、世代交代を意識するようになったこと。自分がやってきたやり方でなくてもいい。若い人の感性で、新しい世界を切り開いてもらいたいと思うようになった。最近、僕より20歳~30歳ほど若い人が多い会に参加する機会があった。心の中に、いろんな熱意や夢がまだまだ広がり、同時に世間の軋轢や規制を感じている世代。それでも、前向きに実りを見出そうとする言動に感動した。清新な感性での「観察力」や「提案力」、「ネットワークを形成する力」を逆に学んで、心が動き、うれしかった。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年04月07日
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Facebookで約7割がストレスを経験という記事が出ている。ジャストシステムによる「Facebookの利用状況に関するアンケート調査」の結果(4月5日発表)である。『Facebookを利用していて、何らかのストレスを感じたことがあるかという問いに対し、「ある」「時々ある」「まれにある」と回答したのは68.4%で、約7割を占めた。ストレスとして、友人や知人のFacebook上での振る舞いに対し、「違和感を抱いたことがある」と回答したのが34.4%となっている。 その理由として、「無理に作っているような感じ」「ネットと現実での振る舞いが全く違う」「自分を良く見せようとしている」「キャラを作っている」など、実際とは違う、理想の自分を演じている友人や知人に違和感を抱いたとの回答が多かったという。 「上司・先輩などからの友達リクエスト」には、31.0%が「承認したくないが承認せざるを得ない」と回答し、「絶対に承認しない」という回答も12.0%あったという』http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120405-35015914-cnetj-sci「弱さ」や「ずるさ」、「至らなさ」もある自分を理解してくれる存在も乏しく、素直な自分を表現する場所がない、と悩む人もいる。自分は自分でいいと、自分らしく振舞えるまで、時間がかかる。一生、自分でない自分を偽装してしかもそれに気づこうとしない人もいるかもしれない。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年04月05日
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春の嵐、皆様方の周りではいかがでしたでしょうか?ニュースでは人的被害も各地であったことを伝えています。被害に合われた方に、心よりお見舞い申し上げます。私がいたところでは、突然窓の外が暗くなったかと思えば強い大雨が振り出し、雨と雨の間隔がなく、灰色のカーテン突如出現した感じでした。鍵の締め方が甘かったのか、窓の一部が開き、書類が散乱し、びっくりしました。電車は運休しましたが、幸い、私の乗る路線は早く動きだし、無事帰宅できました。マナーモードにしていたので、分からなかったのですが、母からも3度ばかり心配して電話があったことが、後でわかりました。突然やってくる災害。南海地震で建物崩壊、津波も心配されており、どんな備えをするべきか、あらためて考えさせられました。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年04月04日
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4月になって、TVでは大卒新入社員の入社式の映像が流されている。が、あまり取り上げられない「新入社員」の一群がある。それは、「年配新入社員」たちである。さまざまな経験や技能を持つ人たちが、嘱託社員、あるいは契約社員として採用されることが多くなった。ハローワークなどでも60歳以上の「新入職員」がいるのではないだろうか?また、福祉の分野や行政関係でも多いはずだ。ただ、最近では単に経験があるというだけでは、門戸が開かないという話も聞く。一定の国家資格、もしくはそれに準ずるような資格が求められる。ということは、定年退職してから第二の人生を準備するのでは、かなり厳しい状況。早くから退職後の方向性を定め、必要な資格取得を目指しておくべきだろう。ある一つの会社に長く務めて、そこでの経験がものをいうとは限らない。より、広い専門知識が求められる。のんびり構えてもおれない時代になってきた。(職種によっての違いはあるだろうが)クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年04月03日
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昨日は、大阪文学学校の機関誌『樹林』の校正作業があり、終わって詩を書く知人たちと喫茶店で歓談。最近は、創作になかなか時間をさけなくて、頭が「詩モード」になってはいないけれど、それでも同好の士たちとの時間は、普段とは違う刺激を受けて楽しい。それぞれの人生経験を経て、さまざまな思いを重ねてきた人たち。そこから、発せられることばは、文字ではなくても、趣があり、重みもある。その根本は、自らが受けている波を感じ、自分も周りもよく観察し、ときに人と衝突することがあっても、自分なりの創造性を目指すという姿勢。そして、人の感性や考え方にも敬意を払いながら、よく聞くという姿勢。この学校のクラスは、互いの作品を「合評」するというスタイル。慣れないうちは、仲間の言葉に傷つき、涙したり、怒り狂ったりすることもあるが、それも成長の糧。終わって飲み会で談論風発、発散の場もある。人は他者のことばに耳を傾けることができても、そのすべてを受け入れることができない、とい当たり前の事実を学んだのもこの学校で。一人一人違う人間が、創造を介して向き合う、他で得難い場と感じている。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年04月01日
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組織社会で長くやってきた人は、「チームの和」や「落としどころ」などを心得ていらっしゃる反面、新規で自分一人で何かを始めることが苦手の人が多い。何かを始めようとすると、初めに人脈を頼りに動いて、それでうまくいかなければ計画は頓挫……。でも、事業でやっぱり大切なのは自分一人でスタートしても、目標に向かってやり遂げるという堅い決意、熱意ではないだろうか?余裕があればやる、時間があればやる、といった気持では自分の経験を顧みてもうまくいかない。たいてい途中で挫折する。定年退職、あるいは早期優遇制度などで退職した年配男性から相談を受けることがある。「仕事がない、することがないので何かいい仕事がないか?」という相談である。こういう方は、組織や制度の恩恵を受けて生きてこられたことに気づいておられないことが多い。裸一貫、自ら事業を立ち上げた経験のある人なら、あまりこのような問いはなさらない。むしろ、金儲けの種はないか、と目を光らせていらっしゃる。「大きな仕事でなくてもいい。自分の身近な仕事で社会に役立つことをしたい」とおっしゃる人もいる。そういう方にはコミュニティビジネスが一つのおすすめだ。ウィキペディアを見ると、その具体例として、? まちづくり? 地域情報の発信? 商店街活性化? 環境・資源の保全? 高齢者支援? 子育て支援? 子どもの健全育成が挙げられている。私は障害者支援活動にも可能性があると思っている。長く生きてこられた人ならではの視点やアイデアを生かせる分野ではないだろうか。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年03月31日
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仕事の場所によって、キャリアカウンセリングとメンタルカウンセリングは使い分けるようにしてきたが、心理を勉強すればするほど、キャリアの問題の背景に心理が大きく横たわっていることに気づかされる。例えば「趣味」。人によっては、何かの代償行為に趣味活動しておられる。写真であれ、絵であれ、音楽であれ、俳句であれ、書道であれ……。あるいは、過剰にコミュニケーションを求めるタイプの人もいる。趣味とは言えないかもしれないが、ギャンブル、アルコール、性依存の場合もある。何かを断念したとき、喪失したとき、恨みが発生したとき、多くの人が代償行為を無意識にやっている。例えば、「一つの仕事に熱中できない」、あるいは「今の仕事は仮の姿、ほんとうは別のやりたいものがあるはず」といった相談の場合、キャリアカウンセリングの領域のようにも思えるが、よく聞くと、ギャンブル好き。そのきっかけを尋ねて掘り下げていくと断念したものの代償行為だったりする。こうなると、キャリアカウンセリングでよく使う「能力」「経験」の棚卸をするだけでは前へ進みにくい。断念したものの心情吐露、自己覚知を経て、<本当に欲しているものは何か>の話し合いを深める時間が必要なときが多い。クリックお願いします↓1日1回「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2012年03月29日
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