キャロルはわんちゃんの写真館
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仕事で車で湾岸線を走っている。大阪から堺方面に差し掛かると浜寺公園
が左手に見えてくる。浜寺か・・・懐かしいなぁ・・・。と思いながらもおもわず
昔の記憶が頭の中枢を刺激したのだ。昔、浜寺といえば関西でも須磨と並ぶ
有数の海水浴場で広大な芝生と風雪に耐えた迫力ある黒松の大木が記憶に
残っている。夏になると膨らました浮き輪を肩にかけ、麦わら帽子をかぶり、
お弁当を持って出かける。自宅からちんちん電車で20分で行けるこの海水浴場は
我が家のささやかな夏のレジャーであった。
4~5段の石の階段を駆け上がると目の前は大海原である。水平線の向こうには
六甲山脈、淡路島の山並みが屏風のように美しく並んでいる。
ちなみに戦後間もない頃余りの風光明媚な浜寺は外国人の別荘地となる。
もちろん日本人は入れる余地などない。そのせいか昭和30年代までは浜寺の
美しさが守られるわけだがその後が良くない・・・。戦後の経済発展の為に日本人
みずからこの美しい浜辺を埋め立ててしまう破目になってしまった。
今から考えれば愚かな事をしたものだと悔やんでも悔やみきれない。
今でも湾岸線を走ると左に浜寺の松並木が当時の面影を残している。
右側を見ると巨大なコンビナートとパイプラインが入り乱れた工場群・・・・。
幼い頃、砂浜で見た名前も知らない巻貝は二度と日の目を見ることがない
コンクリートの下に静かに眠っている。

文章と写真は関係ありません。