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トリノ五輪でこれまでにテレビ観戦した競技の中で、1番面白いと思ったのはカーリングです。18日の女子予選の日本対カナダ、19日の日本対スウェーデンを見てそう思いました。特に金メダル最有力候補のスウェーデンとの戦いは、本当に紙一重の差、手に汗握る、静かな熱戦でした。「氷上のチェス」などと言われますが、氷上の「囲碁」、「ビリヤード」に例えてもいいかもしれません。日本は延長戦でスウェーデンに惜敗し、2勝4敗になりました。日本選手は皆若くさわやかそうで、見ていてほほえましい。試合中の作戦打ち合わせがマイクを通じて聞こえるので、それも興味深く聞くことができました。逆に、他国にいるような、経験豊かなスキップ(主将)がいないのが弱点の1つなのかもしれませんね。欧米人との体格差、体力差がそれほどハンディにならないので、もっと強化費を投じれば、成果を上げることのできる競技です。NHKのアナウンサーが本橋麻里選手のことを「世界のマリリン」などと紹介するのには笑ってしまいました。予選突破は難しくなりましたが、残り3戦、全勝目指して頑張ってほしいですね。というか、1分とか30秒で終わってしまう競技の多い中、2時間半とか3時間近くかかる試合を9試合もできるというのは、ある意味とても幸せなことです。(女子カーリングチームをモデルにした「シムソンズ」。映画も公開中)
2006.02.19
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トリノ五輪のスノーボードクロスという競技、なかなか楽しめました。テレビ向きですね。さて、女子の決勝、ゴール直前で大波乱がありました。楽勝で金メダルと思われていたアメリカのジャコベリスがジャンプに失敗、転倒してしまいました。 ジャコベリスにとっては、悔やんでも悔やみきれない銀メダルとなった。 ゴール手前にあるジャンプ台。トップを快走し、優勝を確信した20歳の米国人が、一瞬の油断に泣いた。 勢いよく飛び出した空中でバランスを崩し着地に失敗、コースを外れた。 必死で戻るジャコベリスの目の前を、2位で追ってきたフリーデンが滑り抜けてゴール。 続いてジャコベリスが、のろのろとゴールラインを通過した。 ジャンプでジャコベリスはボードをつかむグラブをした。 観客へのアピールにも見えたが、本人は「体勢を安定させようとやっただけ」と強調。転倒に、顔を覆って倒れ込んだ米国のフォレイ・コーチは「もちろん残念だが、彼女はまだ若い」とかばった。 「何が起こったか分からなかった。転倒は見えなかった」と興奮気味なのは、思わぬ金メダルを手にしたフリーデン。 スノーボードクロスの恐ろしさが詰まった決勝を制した30歳のスイス人は「この競技はゴールするまで何が起こるか分からない。これが今回、学んだこと」。(共同通信) ジャコベリス本人は「体勢を安定させるため」と、アピールではなかったことを強調していますが、テレビで見ていた限りでは、やっぱりアピールでしょう。オートバイのレースに例えれば、ゴールでウイリーを決めようとして、後ろにひっくり返ってしまったようなものです。NHKBS1の解説者は「あれはギャラリーアピール」「自爆」「ゴール直前であんなことをしなくても」と批判的でした。彼女を批判したり、笑ったりするのは簡単です。でも私は拍手喝さいを送りたい。「見せる」競技を最後まで「見せよう」とした結果だったのだと。加えて、何が起こるか最後まで分からない、スリリングな競技としてスノーボードクロスの価値を高めた功績も大きいでしょう。お決まりの言い方をすれば、彼女は記録より記憶に残る選手になりました。それもかなり鮮明、強烈な記憶として。競技終了後、涙を流す彼女が映し出されていました。でも、涙など見せずに、ペロリと舌でも出していてほしかったですね。ワールドカップや4年後のバンクーバーで、さらに高いジャンプを決めてフィニッシュする彼女を見たいものです。
2006.02.18
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トリノ五輪に出場する日本人選手で、一番期待しているのは、アルペン男子(大回転、回転)の佐々木明です。ノリのいい有言実行タイプですが、成田童夢や今井メロのようなちょっと意味不明? なタイプではありません。サービス精神旺盛で、ワールドカップの前夜祭にトラックスーツとヌンチャクというブルース・リースタイルで現れたこともあり、周囲の笑いを誘っていました。努力(しているのを見られるの)が嫌いな天才肌。でもソルトレイクでの惨敗から、自分の欠点を直視し、地道なトレーニングを続けてきました。本番では、おそらく安全策より一発勝負に出るでしょう。メダルを獲るか、コースアウトか、佐々木明のそんな攻撃的な滑りに期待しています。男子大回転は20日、回転は25日に行われます。
2006.02.17
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トリノ五輪男子モーグルを見ました。すごい。女子とはまるで別物。これがモーグルなら女子はモーグルではない-そんな印象すら抱きました。トップクラスのタイムが21秒台と、女子のそれより5秒も速い。エアもレベルが違い過ぎます。男子のエアを見ていると、申し訳ありませんが、上村愛子の3Dなど「子供だまし」のように思えてしまいます。ターンも、男子はまるでバネ仕掛けの人形のようでした。金メダルを獲得したオーストラリアのデール・ベッグスミスは、とにかくターンが正確で美しかったですね。それでスピードを稼ぎ、エアでやや劣る分をカバーしました。皆スピードがあり、エアがダイナミックな分、エアの着地が勝負を分けたようにも思います。いかに乱れなく着地し、すぐに次のターンにつなげるか。日本と世界との差は大きいですね。女子モーグルの時にも書いたように、やはりモーグルはターンです。
2006.02.16
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4位に終わったスピードスケート女子500メートルの岡崎朋美。ここで、34歳なのによくやった、惜しかった、感動をありがとう、などと書くのは簡単なので、敢えて憎まれ口をたたきます。まず健康管理。トリノで風邪をひいたという報道がありました。オリンピック開催地(選手村)に入ってから罹患するのはプロ(アマチュア?)ではありません。スポーツ選手は過酷な練習による疲労で免疫力が低下することがありますが、やはり基本的なことです。これでは戦わずして負けです。今の岡崎に爆発的なスピードは望めません。だからこそ、そこそこのタイムをきちんと2本そろえる必要があったのに、できませんでした。2本目。スタートラインを踏んでのフライングに、余裕を失ってしまったようです。それでも、スタートダッシュは悪くありませんでした。そのあたりはさすがです。出場する以上、年齢は関係ありません(本人は年齢を理由にしていません)。金メダルの選手も同じ年齢。力が劣ったということです。現役でいる間は常に精進。岡崎選手の活躍を期待します。
2006.02.15
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トリノ五輪女子モーグルの上村愛子は残念でした。5位は快挙であることを前提にして言うと、やっぱりターンとスピードの得点が伸びませんでしたね。上村はターンの柔らかさにやや劣る(他の強豪に比べて、の話です)ハンディがあります。その点、里谷のターンは相変わらず見事です。メダルクラスの外国人選手は、パワー(筋力)で、ミスをミスと見せない滑り方ができます。そういう欠点を踏まえて、まだ他の選手があまり取り入れていない3Dをものにすることで戦おうとしたのでしょう。ターン、スピードがほぼ互角であれば、エアでのアドバンテージが生きます。でも、得点の50%を占めるターン点が確か8位だったしょうか、それでは厳しいですね。ターンとスピードは表裏一体。ターン点が低いとスピードも伸びません。上村選手は次のバンクーバー五輪への意欲を示したらしいですね。でも、現状ではメダルは遠いでしょう。これからの4年で、半歩先に行っていたエア(3D)のアドバンテージはなくなりますし、若い選手も台頭してきます。あらためて戦略の練り直しが求められます。上村選手の快挙に拍手を送ります。――――――――――個人的には、ゴール直前でターンをミスした金の選手より、銀のノルウェーの選手の方が上だったと思います。(DVD 上村愛子モーグルテクニック)
2006.02.12
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第40回スーパーボウルは、AFCを制したスティーラーズ(北地区2位=ワイルドカード)が21-10で、NFC覇者のシーホークス(西地区1位)を下し、最多タイとなる26年ぶり5度目の優勝を決めた。 スティーラーズはFGで先制されたが、第2、3QにTDを挙げて優位に立った。14-10と迫い上げられた後の第4Qには43ヤードのTDパスで、初出場のシーホークスを突き放した。(日刊スポーツ)短いパスを重ねて攻め込みならがらも、反則やミスを冒すなど最後の詰めが甘かったシーホークス、窮地をロングパスで切り抜けたスティーラーズという前半でした。シーホークスは幻のタッチダウンが惜しまれます。シーホークスは後半、第3クオーター冒頭にタッチダウンを許し、3対14と劣勢になりますが、その後のパスインターセプトで息を吹き返し、タッチダウンを返して反撃ムードが高まります。しかし、第4クオーターは、ゴール前まで攻め込みながら、パスインターセプトで好機をつぶされ、その後のスティーラーズのスペシャルプレーでとどめを刺されたという感じです。要所でのパスキャッチミスが痛かったですね。形勢を逆転するようなロングパスも決まらず、ランニングバックのアレキサンダーもあまり機能しませんでした。有能だがどこか機械的で意外性に乏しいハッセルベックと、有能でチャレンジスピリットに富み、何をやるか分からないロスリスバーガーという、両クオーターバックの差が出たゲームではなかったでしょうか。不安視されていたシーホークスディフェンス陣はまずます頑張ったと思います。シーホークスの敗戦は残念ですが、ここはスティーラーズを讃えましょう。
2006.02.06
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NFL(アメリカンフットボール)の全米チャンピオン(つまり世界一)を決める第40回スーパーボウルが日本時間6日朝、米ミシガン州デトロイトで開催されます。アメリカンカンファレンスを制したピッツバーグ・スティーラーズと、ナショナルカンファレンス王者のシアトル・シーホークスが激突します。 (シーホークスのヘルメット)アメリカンカンファレンス6位からアウェーゲームを勝ち上がったスティーラーズと、地元の熱狂的なァンの後押しを受けて、ナショナルカンファレンス1位の実力を示したシーホークス。前評判では、スティーラーズがやや上回っているようですね。どちらも得点力があり、ある程度点を取り合う、拮抗した展開が予想されます。両チームともクオーターバックが好調。ランを多用する攻撃を得意としつつ、パス攻撃にも見るべきものがあります。会場がデトロイトなので、7、8割方スティーラーズファンで埋まるでしょう。シーホークスはプレーオフ以降、シアトル・クウェストフィールドを離れて試合をするのは初めて。そのあたりが不安材料です。シーホークス守備陣がどれだけふんばれるかがポイントでしょうか。私は、シーホークスのヘッドコーチ、マイク・ホルムグレンのファンです。米ABCで彼と妻の特集を放送していて、妻は長女とアフリカのコンゴへ慈善活動に出掛けるため、スーパーボウルを観戦できないそうです。ホルムグレンが家族にいい報告ができるよう期待します。ハーフタイムショーにはローリングストーンズが出演するそうです。
2006.02.05
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バレーボール(Vリーグ)女子のパイオニア対東レをNHKBS1で見ました。実はバレーボールは嫌いです。競技そのものより、あの会場の雰囲気、応援の仕方などがどうにも苦手で、見ることもほとんどありませんでした。だから、大林素子あたりで歴史が止まっています。久しぶりにテレビ観戦したら、随分とルールも変わったのですね。サーブ権がなくても得点できますし、サーブをミスすると相手に点数が入ります。15点ではなく25点制でしたし。やっぱり、ある程度 ラリーが続きませんと面白くありません。サーブの重要性もずっと増しました。パイオニアには栗原選手、吉原選手、東レには大山選手ら顔の分かる選手がいて、彼女らのプレーに注目しながら、首位攻防戦を楽しみました。パワー優先でラリーの続かない男子の試合は相変わらず見る気になれませんが、女子の試合は少し注目しようと思います。(ミカサ バレーボール5号球)
2006.01.30
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日本選手で史上最年長となる35歳24日の新王者が誕生-。29日、福岡市の九電記念体育館で行われた世界ボクシング評議会(WBC)フェザー級タイトルマッチ12回戦で、挑戦者で同級5位の越本隆志(Fukuoka)が、チャンピオンの池仁珍(韓国)を2-1の判定で破り、世界タイトル2度目の挑戦で初の王座に就いた。(サンケイスポーツ)驚きました。さして注目しておらず、試合も見ていません。ニュースで知りました。ニュース映像から察するに、なかなかタフな試合のようでした。僅差の判定勝ち。終了後の越本の顔はジャガイモのようでした。夢を諦めないこと、チャレンジし続けることの大切さを教わったような気がします。ボクシングに限らず、何事も史上最年少より史上最年長を目指すことの方が、難しく、意義深いことのように思えます。それにしても、日本チャンピオンで食っていけないプロスポーツってボクシング以外すぐに思い浮かびません。本当に何とかならないですかね。(あしたのジョー 劇場版)(バップ はじめの一歩1TV・ROUND1&2&3)(がんばれ元気 DVD-BOX <初回限定生産>)
2006.01.29
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NFLのアメリカン、ナショナル、両カンファレンスのファイナルが行われ、私が応援するシアトル・シーホークスが、カロライナ・パンサーズに34対14で快勝して、チーム創設30年で初のスーパーボウル出場を果たしました。(シーホークスの2006年カレンダー)仕事の都合でまだ一部しか見ていません。でも、ナショナルカンファレンス勝率1位がフロックでないことを証明したと言えるでしょう。クオーターバックのマット・ハッセルベックは好調を維持していますし、脳しんとうの後遺症が心配されたランニングバックのショーン・アレクサンダーも実力を十分に発揮しました(私はこの2人とヘッドコーチのホルムグレンしか顔と名前が一致しません)。ホームで戦えたのも大きいですね。(ショーン・アレクサンダーのフィギュア)さあ、次(日本時間2月6日朝)はいよいよスーパーボウル。相手は勢いのあるピッツバーグ・スティーラーズです。激しい点の取り合いになるでしょう。マリナーズが不甲斐なかった分、シーホークスには是非とも勝ってほしいものです。
2006.01.23
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2002年ソルトレイク五輪女子フィギュアスケートで金メダルをさらったサラ・ヒューズの昨年の画像をたまたまネットで見付けて、外見の変貌ぶりにびっくりしました。「2005 Stars on Ice」というイベントで撮影されたもののようです。彼女のことはよく知りませんが、医者になることを目指し、五輪後は第一線から退いたとのこと。でも、アイスショーのようなものには出演しているらしいので、プロに転向したと言えるのでしょうか。彼女がメダルを獲ったのが確か16歳の時。ということは、まだ20歳かそこらのはずですよね。画像では、上半身も脚も随分とたくましくなっていました。もうかつての滑りなど望むべくもないのでしょう。 (別人のようにたくましくなってしまったサラ・ヒューズ)サラ・ヒューズと他の選手を単純に比べることに意味はないものの、4年という歳月の長さ、重さと、浅田真央や安藤美姫らの4年後、2010年を想像せずにはいられませんでした。また、NHKBS1で、ロシアのイリーナ・スルツカヤのミニ特集をやっていて、病気で倒れた母親の看病と自らのぜん息との闘病生活など、1シーズンのブランクを乗り越えて悲願の金メダルに挑む彼女を応援したくなりました。母親は今も人工透析を続けているそうです。これまでは、何となく高慢、お高い、というイメージを持っていたのですが、素顔はとても明るく、無邪気な人のようでした。皆たくさんのものを背負い、たくさんの思いを胸に五輪に臨むわけです。日本で1番上手いはずの浅田真央が出場できず(させず)、かと言ってほかの3人を積極的に応援する気にもなれないトリノ五輪は、スルツカヤがどれだけの演技を見せられるか、あるいは前回のサラ・ヒューズのような伏兵がまたしても現れるのか、などに注目します。
2006.01.22
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NFLアメリカンカンファレンス準決勝のコルツ対スティーラーズの試合の中継録画をNHKBS1で見ました。もう何度目かの再放送で、結果も分かっていました。それでもエキサイティングでした。ゲーム終了2分前から二転三転。勝利の女神がどちらに微笑むか、最後まで予断を許しませんでした(結果を知っていたので矛盾しますが)。敵地で常に先行したスティーラーズをほめるべきなのでしょう。コルツのマニングの野望(スーパーボウル制覇)はまたしても砕け散りました。アメリカンカンファレンス決勝はスティーラーズ対ブロンコス、ナショナルカンファレンスは私が応援するシーホークス対パンサーズになりました。予想は難しいのですが、コルツを破って勢いに乗るスティーラーズは有力。シーホークスは、前の試合で脳しんとうで退場したショーン・アレキサンダーがどれだけ調子を戻しているかがカギでしょう。シーホークスはホームのクエストフィールドでやれるので、その分有利です。スティーラーズ対シーホークスのスーパーボウルを期待します。
2006.01.19
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現地時間1月14日(土)、NFL ディジョナル・プレイオフの2試合が開催された。ニューイングランド・ペイトリオッツ対デンバー・ブロンコスの試合は、ペイトリオッツのターンオーバーを着実に得点へと結びつけたブロンコスが27対13で勝った。前人未到のスーパーボウル3連覇を目指したペイトリオッツを粉砕したブロンコスは、スーパーボウル連覇を達成した1998年以来となるプレイオフでの勝利を収めた。ワシントン・レッドスキンズ対シアトル・シーホークスの一戦は、リーグMVPのRBショーン・アレキサンダーが脳震盪により第1Q途中でサイドラインに下がるアクシデントに見舞われながらもシーホークスが20対10でレッドスキンズを下した。シーホークスは、今日の勝利で1984年12月22日以来となるプレイオフでの勝ち星をあげた。(NFL JAPAN) NFLをテレビ観戦するようになって、まだ2シーズン目。ルールすら完全には理解していません。でも面白い。アメリカ人がサッカーよりこっちを好むのも分かるような気がします。さて、大好きなシアトル・シーホークスが22年ぶりにプレーオフで勝ちました。RBアレキサンダーを第1Qに欠き、ミスも連発しての辛勝だったようです。なぜシーホークスファンになったかと言いますと、シアトルという街が好きなことに加え、昨年のプレーオフでの惜しい負け方が印象に残ったからです。今は、ラン主体の攻撃と、QBハッセルベックのシブさ(ヘルメットを脱ぐともっとシブくなります)、そしてホルムグレンヘッドコーチの手腕、キャラクターなどに魅力を感じます。(ハッセルベックのポスター)(アレキサンダーのポスター)スーパースターQB・マニング擁するインディアナポリス・コルツなどに比べると、地味な印象は拭えませんが、レギュラーシーズンの総得点はコルツを上回っているんですよね。スカパーで生中継するチャンネルを契約していないので、ゲーム自体はまだ見ていません。明日のNHKBS1での録画中継を楽しみにしています。スーパーボウル制覇まであと2勝。コルツとの対戦を望みたいものです。
2006.01.15
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強かったですね。関東学院大を1トライに抑えて圧勝。大学では群を抜いています。かつての早稲田ラグビーは、バックスは上手く速いのですが、フォワードが弱く、明治FWに押されっ放し。ゴールライン際で必死に耐えた挙句、認定トライを奪われる。バックスもボールを回して回して頑張るものの、なかなかゲインラインを突破できない-こんなイメージ、何と言うか、自虐的というかマゾヒスティックというか、そんな印象でした。またそれが早稲田らしくて良かったんですよ。今はFWが強いですね。対抗戦で明治を押しまくり、大学選手権準決勝でも法政相手に認定トライ。きょうの関東学院戦も終始優位に立っていました。まるで、かつての明治と早稲田の1番いいところを合体させ、されに戦術的に洗練させたようなチームです。清宮監督の手腕によるところも大きいのでしょう。日本選手権での健闘を期待します。(清宮監督著「最強の早稲田ラグビー」)
2006.01.08
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1980年代にボクシングの中量級で活躍した元世界王者、トーマス・ハーンズ(47)が家庭内暴力で逮捕されていたことが3日、明らかになった。 1日夜、デトロイト市内の自宅で13歳の息子を殴り、けがをさせた。夫人の通報で警察が駆けつけ、逮捕したという。ミシガン州の法律では家庭内暴力でも逮捕される。 ハーンズは80年に世界ボクシング協会(WBA)ウエルター級王座を獲得した後、5階級を制覇。昨年7月には、5年ぶりの復帰戦で勝利を挙げた。(AP)ハーンズといえば「ヒットマン」の異名があり、シュガー・レイ・レナード、ロベルト・デュラン、マービン・ハグラーと並ぶ、80年代中量級のスーパースター。彼ら4人の「リーグ戦」は見応えがありました。ハーンズなら特に、デュランを右ストレート1発で葬り去った試合や、敗れはしたもののハグラーとの壮絶な打ち合いが印象に残ります。(右手前からハーンズ、デュラン、レナード、ハグラー)私生活では確か、未婚の父だったはずです。おそらく、その後結婚して、男児をもうけたのでしょう。この4人が世界中のボクシングファンに与えた影響は大きく、あの高倉健も、元日付の日刊スポーツのインタビューに、引退したシュガー・レイ・レナードの最初の復帰戦をわざわざアメリカまで見にいき、感動したこと、俳優としても刺激になったことを語っています。引退後の4人の私生活について私はよく知りませんが、レナードも妻との離婚(騒動?)や妻への家庭内暴力、ハグラーにもレナード戦の敗戦後に同様の騒ぎがありました。デュランは現役時代から私生活は結構めちゃくちゃでした。ヘビー級のタイソンはご存知の通りもっとひどいようですけれど。そんな中で、最も品行方正に見えたハーンズの今回の事件は、非常に残念です。まさかあの戦慄の右ストレートを見舞ったとは思えませんが、息子は大丈夫だったのでしょうか。
2006.01.05
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箱根駅伝は亜大が総合優勝を果たしたそうですね。きのうの往路は順大が優勝という報道もありました。で、以前から不思議に思っていたことに「往路優勝」というのがあります。別に今年の順大にケチをつけるわけではありませんが、なぜ「優勝」なのか分かりません。だって、マラソンに例えれば、折り返しを1位で通過しただけのことですよ。それはそれで価値はあるでしょうが、なぜテープまで切って「優勝」と表現するのか、何か箱根駅伝の歴史的な経緯でもあるのでしょうか。仮に「優勝」なら、往路優勝校から時間差スタートしたりしないで、復路は復路で一斉に「用意ドン!」すればいいと思うのです。結局は亜大がトータルタイムで1位なのですから、総合優勝なのではなく、すんなりと普通に「亜大が優勝」でいいのでは。あと、大手町の読売新聞社前のゴールというのは風情がないですね。読売の最近の印象の悪さとあいまって、興ざめしてしまいます。
2006.01.03
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浅田真央、中野友加里に、村主章枝か荒川静香のどちらか1人ではないでしょうか。フィギュアスケートの採点について私はまったく分かりません。テレビで見た印象、主観では、村主の演技は安定していて良かったものの、あの得点は高過ぎ、逆に中野は低過ぎ、浅田は考えられる範囲の最も下という感じでした。また、代表内定と同じ日に、日本スケート連盟副会長が、浅田の特例出場を「非公式」に打診したことを明らかにしましたが、最後になって「非公式」にしたことを「公式」に話しても意味はありません。そんなことなら初めから打診しない方がましです。免罪符にもならないでしょう。感想では、村主は選曲がいいですね。ラストの決め方も上手いと思います。でも、きのうのフリーの演技以上のものは望めないような気がします。同じ演技なら、五輪本番での採点はもっとずっと低くなるはずです。スルツカヤが普通に滑れば、とてもかなわないでしょう。とりあえず、本番への「伸びしろ」が1番ありそうなのは荒川でしょうか。でもスタミナ不足といった感じで、後半にキレがなくなりますね。安藤は、去年からの「貯金」で辛くも内定しましたね。でももうボロボロ。「ヒール」のイメージすら持たれるようになってしまいました。トリノまでにきちんと仕上げるのは難しく、惨敗の可能性もあります。浅田については今更書きませんが、トリプルアクセル2回に片手ビールマンスピンはやはりすごい。中野はジャンプにキレがありました。スピードも最後まで落ちません。お気の毒としか言いようがありません。一応昨年からの持ち点に今期のポイントを加えた合計点の上位3人が選ばれたことになっていますが、3位荒川と4位中野の得点差は17しかありません。そういった点も含め、代表選考が茶番のように思えたのは私だけでしょうか。
2005.12.26
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フィギュアスケートの浅田真央のトリノ五輪出場は、「国益」の観点から論じられるべきです。では何が「国益」かというと、国民的人気の選手が五輪で期待通りの活躍を見せ、見事金メダルを獲得。国民はテレビの前に釘付けになり、新聞や雑誌が売れ、終了後も含めた経済効果につながる-単純化すればこういうことでしょうか。浅田は五輪代表選考を前提に滑ったことがありません。演技がお遊戯っぽい、結局はジャンプだけ-こんな批判もあるようです。国民の異常なほどの期待、過大なプレッシャーの中で、本番でどれだけの滑走を見せることができるかも未知数です。しかし、現時点で、日本女子で最もメダルに近い存在であることは間違いないでしょう。トリノ代表は彼女と、最もタイプの異なる(大人っぽくて芸術点が稼げそうな)荒川、そしてもう1人(「スポンサー枠」で安藤?)がベストなのではないでしょうか。世界スケート連盟と日本スケート連盟はともに、ルールを楯に、浅田のトリノ出場に否定的な見解を示しています。ルールは「医学的見地」を基にしたものであることが強調されていますが、つまりは、有力選手の早期プロ流出(引退)を防ぐためのもので、スター選手の囲い込みが目的であるとも言われています。業界全体の興隆(金儲け)が目的なのですから、自然なことです。仮に私がトリノで金を獲ったら、そのまま引退し、プロになるかタレントに転向して金を稼ぎます。それで数年間、うまくいけば一生、自分と取り巻きは安泰です。でもこれでは、業界にとってメリットはほとんどありません。業界にとっては、例えばスルツカヤやリアシェンコのように、たとえ五輪で金は獲れなくても、第一人者として長い間活躍し、集客や競技人口アップに貢献してくれる選手の方がありがたいはずです。それでもアメリカなら、半ば強引にルール改正を要求しているでしょう。ルールなんてものはしょせん、力の強い者、声の大きな者に都合のいいように解釈したり変えたりできるものです。何もしないことで批判を受けている日本連盟は、「だめもと」を踏まえた上で、世界連盟にルール改正を働き掛ければいいのです。一応動いたけれどだめだった、ということになれば、少なくとも批判の矢面には立たずに済みます。トリノに出場できないことは、浅田にとっても、目先のメダルは別にして、メリットの方が多いはずです。実力がありながら、不幸にも五輪に出ることのできない「悲劇のヒロイン」としてさらに人気が出て、マスメディアへの露出度は高まり、スポンサーもたくさん名乗り出てくるでしょう。五輪開催前に注目が高まり、4年後につながる人気選手が出て、これで浅田以外の出場者のうちの誰かが金メダルでも獲ってくれれば、日本連盟にとってもこれ以上においしい話はないでしょう。ただし、浅田の4年後は、神のみぞ知るところです。
2005.12.19
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フィギュアスケートの浅田真央がグランプリファイナルで見事優勝し、現時点での実力が、スルツカヤと並んで世界1、2位にあることを証明しました。ニュースで一部を見ただけですが、16、17日の演技は、氷の上のプリマドンナのようでした。残念ながら国際スケート連盟も日本スケート連盟も、彼女のトリノ五輪出場には否定的な見解を示しましたね。その理由に、医学的な見地から定めた年齢制限ルールを挙げています。しかし、シニア大会に出場し始めたばかりの浅田が、練習を含めてあれだけの回数のジャンプをしている現状との矛盾について説明できていません。国際スケート連盟会長がイタリア人であり、イタリア人選手にメダル候補がいること、日本スケート連盟にとっても、トリノのために強化してきた選手のモチベーションが下がること-なども理由の1つとされています。「政治的」、商業的なにおいがプンプンしますね。しかし、例えば、安藤美姫が仮にトリノでメダルを獲得したとします。しかし、世間はそれを評価するでしょうか? そして本人は?安藤に限らず、村主にしろ荒川にしろ中野にしろ、出場した場合の成績評価には、「浅田が出ていれば」というフレーズが常に付きまとうことになるのです。私はフィギュアスケートに関して詳しいことは分かりませんが、ジャンプに限っては、選手としてのピークは、一般的には10代半ばぐらいなのかもしれません。むしろ体が成長して体重が重くなってからのジャンプの方が、骨や筋肉にかかる負担は大きなものになるはずで、けがをしやすくなると思うのですが。そして、浅田にとっても、今の技術を4年後まで維持、発展させることができるという保証はないのです。彼女だって当然、4年間で体重はアップするでしょうし、あの「ヒラリ」とした軽やかなジャンプは、今の体重だからできるもののように思えます。もともと、筋力で跳ぶタイプの選手ではないようですし。何のアクションも起こさない日本スケート連盟には、疑問を感じざるを得ませんし、年齢制限を置くとしても、マラソン以上に分かりづらい代表選考方法にも改善の余地が大いにありそうです。
2005.12.18
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リーグ戦の今期最終戦を見にカシマへ行ってきました。既に報道されているように、鹿島は柏に4-0と完勝したものの(柏弱過ぎです)、大混戦のリーグ戦を制したのはガンバ大阪でした。鹿島は3位。まあ、アントラーズVの可能性は10%ぐらいだと思ってましたけどね。感じたのは、今の鹿島は、いい悪いは別にして、やはり小笠原のチームだということ。彼がけがで離脱した終盤に勝ち点を伸ばせず、結果的に優勝を逸することになったわけですから。きょうの点の取り方は良かったですね。ただし、本当ならあと2点ぐらいは取れたはず。鈴木隆行は決定機を2度外し、パスミスも目立つなど精細を欠きました。優勝の行方という点では興味深いものがあった半面、今のJリーグのレベルが落ちているのは明らかです。鹿島を含め、最終戦を残して優勝の可能性があった5チームに、チャンピオンにふさわしいチームが果たしてあるでしょうか?まだ天皇杯が残っているので、10冠達成に期待します。今期で退任するセレーゾ監督に何とか有終の美を飾ってほしいものです。それにしても、師走のカシマは寒かった。
2005.12.03
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知人のチケットが余ったので、カシマスタジアムにJリーグ観戦に行ってきました。(キックオフ直前のカシマスタジアム)鹿島アントラーズ対横浜Fマリノス。もちろん、ひいきは鹿島です。人事異動などでバタバタしていたので、カシマに足を運んだのは今シーズン初めてでした。ゲームは気温と同様にお寒い内容でした。鹿島の選手に、何としても優勝を勝ち取るんだという気迫があまり感じられません。そして守りのミスを突かれて2失点の完敗。個人的に及第点を与えられるのは、FWの深井ぐらいでした。けがで小笠原が戦線を離脱し、戦力が落ちているのは分かりますが、シュートを打つべき場面、一対一で相手と勝負するべき場面でパスを回してしまったり、単純なパスミス、トラップミスが目立ちました。ホームゲームだというのに本山は滑り過ぎ、転び過ぎです。ガンバ、セレッソの大阪勢が負け、引き分けで勝ち点差2というのが救いです。というか、これだけ勝てない状況の中で、鹿島が優勝争いに踏みとどまっていられることの方が奇跡です。さて残り2戦。鹿島は勝つしかありません。最終戦の柏戦も行くことになっているので、何とか最後まで希望を持たせてほしいものです。
2005.11.23
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PRIDEヘビー級タイトルマッチ・ヒョードル対ミルコの感想です。3Rフルに戦った末のヒョードルの判定勝ち(3-0)。まあ、予想は当たりました。緊迫感のあるいい試合でした。剣の達人同士の斬り合いといった感じの。結果的にはミルコが決定打を与えられず、上になったヒョードルが攻め続けて勝ちをものにしたという感じです。ミルコの勝機は1Rにありました。左ストレートがヒョードルの顔面にクリーンヒット。ヒョードルはぐらつき後退しました。ラッシュしようとしたミルコでしたが、ヒョードルのフックをかわした時にバランスを崩し、次に放った左ハイキックはヒョードルの頭をかすめただけでした。ミルコは、下になっても、両足でうまくヒョードルを突き放しながら、決定的なパンチを打たせません。しかし、2Rに、離れ際の左フックをもらって動きががっくりと鈍り、左ミドルキックも単発でした。ヒョードルの「氷の拳」も不発でしたが、1Rにぐらつかされた以外に危機的シーンはなく、シウバ戦のアローナ同様に攻勢が評価されたようです。1Rがミルコ、消耗戦となった2、3Rはヒョードルでしょう。スタンドでミルコと打ち合って一歩もひけを取らないのはさすがでした。プレッシャーもかけていましたしね。ただし、すっきりと決着がついたわけではなく、これでミルコの評価が下がるとも思えません。再戦の可能性は十分にあります。それにしても、ペイ・パー・ビューで3,150円(消費税込み)というのは足元を見過ぎではありませんか? DSEさん、スカパーさん。
2005.08.28
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PRIDEミドル級グランプリ準決勝のシウバ-アローナ戦は、どちらも決定的な攻めのないまま2Rを終了し、3対0でアローナの判定勝ちとなりました。アローナは自信を持ってシウバに立ち向かい、シウバの左ローキック(それなりに効いていたと思います)に耐え、左右のパンチをかいくぐって、右ローや胴タックルでシウバを3度、マットに倒しました。シウバも下から反撃し、決定打を浴びることもありませんでしたが、アローナが上になっての攻防が続き、試合の流れ、ジャッジの心証でアローナに軍配が上がりました。妥当でしょう。実際、試合の大半をコントロールしていたのはアローナでしたしね。印象に残ったのはアローナの圧力。シウバの左ローを受けても下がらず、逆にシウバを後退させていました。シウバはアローナを警戒し過ぎたようです。まあ、アローナの打撃もかなりのもので、懐も深いことから、踏み込みづらかったのでしょう。突破口にしようとした左ローを空振りし、逆に右ローでバランスを崩して倒され、流れを失いました。おそらく、次はシウバのPRIDEミドル級のベルトを賭けて戦うことになるのでしょう。それでも、次回もアローナ有利と見ます。シウバは明らかにアローナに苦手意識のようなものを持っています。手が合わない、と言ってもいいでしょう。理詰めタイプのアローナにはむしろ、破天荒なジャクソンのようなタイプが面白い。実際、ジャクソンが1度勝っていますしね。それでも、そうそう番狂わせは起こらないでしょうが。
2005.08.28
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あす28日のPRIDEヘビー級タイトルマッチ・ヒョードル対ミルコを占います。モチベーションでは、待ち望んでいた、という点からミルコでしょう。入れ込み過ぎず、クールになれればいいですね。総合格闘家としてのトータルバランスではやはりヒョードルです。拳のけがが完治しているかどうかが少し気になります。試合展開はいろいろ考えられます。初めはある程度距離を取った戦いになるでしょう。ミルコはパンチやキックを当てなければ勝負にならないわけですが、ヒョードルに左ハイキックを当てるのはかなり難しい。ローキックを多用し、さらにパンチをコンビネーションで当てたいですね。関節技や絞め技もかなり学んでいるものの、ヒョードルから一本を取るまでには至らないでしょう。やはり打撃でダウンさせてマウントを取り、上からのパンチでレフェリーストップ。ミルコが勝つならこれでしょう。ヒョードルは、中間距離もしくはハイキックの射程外から一気に距離を詰めて、がぶってから脚を掛けるなどしてミルコを倒し、マウントを取る。後はパンチの連打からチョークスリーパーか腕ひしぎ逆十字で決めたい。パンチ一発で流れは変わりますし、汗で滑っても形勢は逆転するので、難しいですが、あえて予想すると、やはり「絞め」か「極め」、もしくは判定でヒョードルでしょう。
2005.08.27
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テレビ観戦したボクシング東洋太平洋フライ級タイトルマッチの感想です。結果は亀田選手の3ラウンドTKO勝ちでタイトル奪取。亀田選手をちゃんと見たのは初めてでした。いいボクサーですね。パワー、スピード、テクニック-どれも高水準にあります。それと、ハートが強いのがいい。例えるなら、防御の上手い辰吉丈一郎でしょうか。まあ、試合前のビッグマウスや相手を挑発する行動は、心の優しさ、弱さ、繊細さの裏返しとも取れます。K-1の魔娑斗選手のように、そうすることによって退路を断ち、自らを追い込んでモチベーションを上げるということなのでしょうね。さて、試合は、大振りしてくるチャンピオン(拳をきちんと当てず、故意にバッティングしてくるようなズルさもありました)を冷静にさばき、1Rに左ストレートのカウンターでダウンさせ、さらにもう1回。3Rには左フックから決定的なダウンを奪い、最後は左ストレートで致命的なダメージを与えました。感心したのは、亀田選手のガードの固さ。二つの拳でしっかり顔面を守っています。サウスポースタイルからの右フックの強さも特筆すべきものです。カウンターを取るのも得意そうです。あと、日本人選手には珍しく、アッパーを打つのが上手い。ただし、世界を狙うなら、もっと右のジャブを増やす必要があるでしょう。接近戦になった時に、もっと内側から細かなパンチが打てるようになれたらいいですね。それと、打たれ強さという面では未知数です。老かいな相手と戦う場合のインサイドワークもこれから学ばないといけません。また、今の筋肉のつき方、18歳という年齢を考えると、フライ級ではいずれ、減量が苦しくなってくるのではないでしょうか。ともあれ、辰吉以来の華のあるボクサーに期待大です。
2005.08.21
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昨日、モハメド・アリの話題になったので、レナードにもふれます。個人的には最も好きなボクサーでした。私にボクシングへの興味を持たせてくれたのは故大場政夫とレナードです。かつてアリのトレーナーだったアンジェロ・ダンディーを迎え、当初は「アリのコピー」などと言われました。ただし中量級にはレナードのほかにもマービン・ハグラー、トーマス・ハーンズ、ロベルト・デュランらがいて、後に展開された彼らの「リーグ戦」が、中量級全体の価値を押し上げました。とりわけ印象に残るのが、レナード-ハーンズ第1戦とレナード-ハグラー戦。レナード-ハーンズ第1戦は、わずかなチャンスを逃さない、レナードの集中力と集中打、レナード-ハグラー戦は、レナードのスピードと勇気が特筆されます。また、ハグラー-ハーンズ戦、ハーンズ-デュラン戦は壮絶なKOで幕を閉じます。結論として言えば、レナードはハグラーに勝った後、復帰するべきではありませんでした。その後5階級制覇を成し遂げますが、あざとさが目立ち、衰えと相まって輝きを失っていきました。「リーグ戦」の戦績は確か、レナード4勝1敗1分、ハグラー2勝1敗、ハーンズ1勝2敗1分、デュラン1勝4敗です。個人的には、同時代だったらという前提で、レナードとホセ・ナポレスの試合が見たかったですね。以前、深夜の通販番組を見ていたら、人間の形をしたサンドバッグの宣伝にレナードが出ていたので驚きました。パンチのスピードとフットワークは現役時代をほうふつさせるものがありました。あと、現役時代のインタビューで興味深かったのは、「会ってみたい人」という質問に、「もう死んでしまったけれど、ブルース・リーにだけは会ってみたかった」と答えていたことです。
2005.08.11
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モハメド・アリ対アントニオ猪木の異種格闘技戦の完全版なるビデオ(DVD)を売り込むダイレクトメールがいきなり届いた。30年ほど前のワイドショー的な試合前の映像と試合の映像をミックスしたものらしく、4時間の内容だという。山田優の盗撮物を売り出したというのを宣伝にしている業者で、裏物を取り扱っているらしい。そうした業者が今なぜアリ-猪木戦なのか分からないが、定価2万円のところを半額の1万円で売り出すとのこと。こちらは格闘技大好き人間。でも、さすがに「世紀の凡戦」に1万円を払う気にはならない。テレビ観戦した記憶では、猪木が仰向けになっている場面ばかりで、手に汗握るシーンはわずかだった。今思えば、全盛時に近かったアリをよく引っ張り出せたものだ。やはりカネだったのか。この戦いで生まれたのが「アリキック」。その後猪木はプロレスの一方で異種格闘技路線を進めることになる。
2005.08.10
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高校野球夏の甲子園大会が始まった。この時期、今も思い出す投手がいる。確か昭和58年。春のセンバツ、開幕日の宇部商-久留米商をたまたまテレビで見たら、細身だがスリークォーターの柔らかいフォームから快速球を投げ込む投手がいた。久留米商の山田武史という投手だった。とにかく、右打者の外角低めぎりぎりいっぱいのところに、回転のいい球がホップして決まる。脚を故障しているとのことで、ややセーブして投げていたらしいが、こんな素晴らしい球を見たのは初めてだった。そして夏の甲子園。春夏連続出場を決めた山田投手の投球に注目した。彼は今度は背筋を痛めていて、春ほどの球は見られなかった。それでも山田投手を中心に久留米商は健闘し、ベスト4に入った。山田投手はその後、社会人野球に進み、3年後、ドラフト外で巨人に入団する。ただ、以前の球威はなく、活躍できないままダイエー(現ソフトバンク)に無償トレードされ、中継ぎで使われた後、自由契約、引退となった。社会人時代の投球を見ることはなかったが、全日本代表にも選ばれ、ドラフト1位候補になったほどだから、いい球を投げていたのだろう。社会人3年目に故障したという話もあり、結局は20歳までの投手だったのかもしれない。肩やひじを酷使したのだろう。甲子園の同期には水野(巨人)、香田(巨人)、野中(阪急)、仲田(阪神)、小野(近鉄)、吉井(近鉄)、秋村(広島)、津野(日本ハム)らがいる。山田投手らの当時の投球はこのホームページで見ることができる。http://page.freett.com/tomogakuhi/new_page_47.htm
2005.08.07
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