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2015.04.18
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カテゴリ: 宝塚
花組、見てきました。
日付が変わってしまい、もう昨日のことです。
まずは作品への感想を。

大石静さん作、石田昌也先生演出の
『カリスタの海に抱かれて』
大石静さんの宝塚作品は2011年宙組
石田三成を主役に据えた 『美しき生涯』 以来。
ドラマなどの実績があるだけに

緞帳が下りた瞬間思わず心の中で
「わかりやすっ!」と叫んでしまったくらいに。

意地が悪い言い方でゴメンなさいね。
ええ、これは褒め言葉ではありません。

**
抵抗する地元住人を踏みにじり
統治を敷いたフランス。
カリスタ人達には家族や友人を惨殺された恨みが渦巻いていた。
密告により逮捕、処刑された島の英雄はこう語って死んでいった。
今日、私が死んだ日にこの島で生まれた子どもが
将来カリスタ独立のヒーローになるだろう、と。

今こそカリスタ独立の好機。
「あの日」カリスタに生を受けた「ヒーロー」ロベルタは
独立運動のリーダーに成長していた。
そこに、フランスから新しい総督シャルルが赴任してくる。
実はシャルル(フランスでの名前)はカリスタの生まれ。

フランス貴族の身分を得た男。
皮肉なことに裏切り者の息子であるシャルルも
「あの日」カリスタで生まれていたのだった…
**

む?
どこかで聞いたよ、このシチュエーション。
『太王四神記』ですやん。
となると、ご想像の通り、2人が同じ女性に恋するわけです。
しかも、女性はあとから現れた主人公に恋をする。
わかりやすっ!

もうね、真正面からグイグイ迫ってくるんですよ。
「友情と恋の板挟み、どや、切ないやろ?!」と。

普通に考えれば確かに切なく感じなければおかしい。
おかしいんだけど、なぜか切なくないのよ。
あまりにも直球すぎて。
大石さんは宝塚歌劇に向けて書いたんでしょうけど
今回、何か根っこのところでハズしてはる気がします。

私はこれまで宝塚歌劇で、さまざまな恋を観てきました。
美しくも道ならぬ恋や、
運命が2人を引き裂く様子、
長い年月、お互いにじっと思いを秘めながら
最後まで結ばれることはなく
互いの気持ちだけを確認し合う…などなど。
切なくて複雑なシチュエーションや
それに真実味を持たせる細々とした積み重ねを
浴びるように見せていただいているもので
世間擦れならぬ、悲劇ずれしてしまったんでしょうかねぇ。
ともかく、ここまで分かり易すぎると
若干シラけてしまいまいした。
展開が昭和テイスト。
しかも最後、え?ハッピーエンドなん?
あれこれ夢を語る二人。
フランス革命時に領地の総督だった人間が
そんな簡単に彼女を連れて自由にあちこちいけるもの?
「軽っ!」
ついついつられて私の反応も軽々しくなちゃってすみません。

もう一つ、私の個人的趣向に最も合わなかったのは
ヒロインの造形。
オトコ言葉で、思ったことを率直にしゃべる島の娘。
宝塚の娘役さんにこの役って、意外に難しいと思うのです。
比較して申し訳ないけど、
花總まりみたいにどう崩しても気品のある娘役さんか、
若葉ひろみのように元男役さんだったら
自然に「かわいいやっちゃなぁ」と思えたかもしれません。
(例えが古くてゴメンなさいね)
私は新トップ娘役 花乃まりあさんのキャラクターを
よく知りません。
もしかしたらものすごく男前な性格なのかもしれない。
でも、私から見た花乃さんって、
綾瀬はるかちゃんそっくりな
ふんわりテイストな娘役なんですよ。
オトコ言葉…
ものすごい違和感がありました。
ただの粗野な女性みたいで。
しかも思ったことを即 口にすることも
可愛いを通り越して軽率やん!
少なくとも独立運動の「同志」としては
墓穴を掘りそうな勢いであれこれしゃべっているし。
これは花乃さんが悪いと言っているのではないですよ。
ヒロインの性格設定に違和感を覚えたってことで。

違和感といえば、ナポレオンが
妙なお人だったのは
石田昌也先生のお好みかしら?
インパクトがあって良いといえば良いのかなぁ?
疑問でございました。

ところどころ、キラッと光るようなセリフもあるのだけれど
点数で言うなら50点かなぁ。
あ、これはあくまでも作品へのお点です。
出演者への点数ではありません。


気を取り直して稲葉太地先生の『宝塚幻想曲(タカラヅカファンタジア)』
面白かった!
これだけもう一回見たい!
この夏に台湾に持っていく作品だからか、
音、光、衣装、などなど
全てにおいてパンチが効いています。

主題歌に合わせての和太鼓が、開演早々気分を上げてくれました。
ドラムとは違う響き方が素敵。
今日は1階9列で見せていただいたのだけれど
和太鼓がドドンと打ち鳴らされると
空気が振動して、こちらの体にまで震えが伝わってくるんです。
すごい。楽しい。
ラスト「さくら」のボレロに三味線を使っていて
振り付けも若干日本舞踊ふうなのも面白かったです。

衣装は赤と黒を使ったパキっとした色もあれば
すみれ色もあり。
ラスト近く、緑がかった水色のお衣装の明日海さんは
恐ろしく美しかったです。
羽扇も素敵。
昔、ペイさん(元花組トップスター 高汐巴)時代の花組でも
大階段いっぱいに羽扇をもったスターさんがいた場面がありましたっけ。

人海作戦で迫力がある場面多し。
こういうのが台湾でも受けるのかも。
宝塚歌劇が5組になってから、
物理的な人数が減り、
なんとなく舞台がスカスカに感じられることが多いこの頃。
今日は久しぶりに、舞台の密度が濃くてうれしかったですわ。

最後の黒燕尾ダンス、
大階段でマスゲームのようにフォーメーションが変わるのは
見ていて楽しいけど、踊る方は怖いんじゃないでしょうか。
「花組ポーズ」もあり、この場面は宝塚の歴史に残りそう。
見ていて血が騒ぐ場面でした。

ともかく「宝塚幻想曲」は、花組の若さが
そのままエネルギーとして客席に迫ってくる感じがして
大好き!

あー、台湾公演見に行きたくなってきたよ。

出演者ごとの感想はまた改めて。



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最終更新日  2015.04.18 01:48:49
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