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フジテレビ系で放送されている『トリビアの泉』という番組があります。(最近話題ですので知らないという人は少ないでしょう。)
この番組の中に、視聴者から送られてくる 非常にどうでもよいような馬鹿馬鹿しい質問・疑問を調査する という「トリビアの種」というコーナーがあります。
このトリビアの種では、いつもキチンとした統計理論に基づいて、本格的な標本調査をするのでいろいろな意味で感心しているのですが、今回は
「中学生の教科書で一番多い落書きは○○である。」
という調査をしていました。
実際の調査では中央出版に登録している中学生2000人を対象に国語・英語・理科・社会・音楽の教科書を借りて、調査員が各落書きを分類。
結果は、すでに書かれている人物や、人物の写真を対象にした落書きが多く、「ひげ」「メガネ」「髪型を変える」などに分類していました。
そして1位は「吹き出し」でした。ようは人物に何らかのセリフを言わせているわけなのですが、これはなかなか興味深い結果でした。
実は心理学の世界で使われている心理テストの一つに PFスタディ というものがあります。
このPFスタディというテストは、一コマ漫画風に描かれた二人の登場人物の片方のセリフをうめるテストで、 書かれたセリフによってその人の性格や対人関係能力などを測る検査 です。
つまり心理学的な見地から見ると、人物にセリフを言わせるという行為は、なんらかの性格傾向を表しているのではないか、と考えられるのです。そしてそれが中学生2000人中1000人以上という高確率で発生していることを考えると、現在の中学生に共通して存在する性格傾向をつかめるかもしれない、ということをこの調査結果は示唆しています。
今回の調査でも教科書の落書きチェックと同時に、何らかの心理テストを同時実施していたら、心理学の学会に発表できるレベルの論文が作成できたかもしれません。
こういった大規模な標本調査というのは、大学の研究室レベルではお金がかかりすぎるため、なかなか実施に踏み切ることができません。
ですので、この調査を
「あぁ、俺だったらこの心理テストを同時にやって、世界的な論文を書けたのに!!」
と地団駄を踏んでいる研究者も多いのではないかな、と思ったのでした。
日本刀 vs ピストル May 5, 2004 コメント(2)
今週のトリビア April 28, 2004