11年前に日本限定CDで出た幻のサード・アルバム。予定された79年当時にアルバムは発表されず、収録曲はRCAなどから小出しにシングルで出回っただけだった。セッション時代に曲つくりで溜め込んだ50曲以上が元になっているようで、サード制作前に関わった山口百恵のアルバム「ゴールデン・フライト」レコーディング参加時に日本側製作者にデモテープを試聴させ意見を求めたりしている。 制作は1978年で79年発売予定が立ち消えたのが1997年日本で日の目を見た作品集。英語での原題は Serve at Room Temperature である。
先日このCDをまた聴いていた時、プロデューサー名を見てひっくり返った・・・
Bill Kimber
見落としていた・・・ そう、ちょっと前にもゴードン関連記事でも書いてあった南アフリカのプロデューサーであるBilly Forestであり、南アフリカの歌手としてはQUENTIN E KLOPJAEGERとして、英国ではWilliam E. KimberやWaygood Ellisの変名でもレコードを出していた本名William Charles Boardmanの79年当時RCAのA&R担当でもあったBill Kimber氏である。
2NDソロアルバム、It is and It isn't発表(1971)。ジョン・ウェットンらとのソロツアー中に失踪事件でツアー中断。 ( ※ 2015年3月26日追記、ハスケルのソロツアーは71年11月以降なので、この時既にファミリー入りしたウェットンの参加は無かったと現在は考えられます。) セッションやバンドメンとしてビリー・ヒューレイ、ブリン・ハワース、クリフ・リチャード、ティム・ハーディン、スタクリッジ等バンドを転々する。
不明事項: 1969年のTerry DurhamのアルバムCrystal Telephone ベースがゴードンの可能性が高いが未確認。 あとマージーズ関連のバンドQuotationsのシングル参加は、Haskell was also a member of a Liverpool band called the Quotations, formed by ex-Big Three bassist Johnny Gustafson (before he joined the Merseybeats), who recorded for English Decca ("Alright Baby" b/w "Love You All Over Again") in 1964. と英文サイトで紹介されているがはっきりと事実関係を確認出来ていない。 ( ※ 2015年3月26日追記、いくつかのトラックにおいてFleur de lysがリズムセクションを担当したそうです。現在はCDでリイシューされており安価で購入できます。 この作品の主である故テリー・ダーハム氏の娘さんが公式サイトやツイートをしています。)