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2007.10.13
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カテゴリ: 音楽
金曜、国会中継(正確には委員会)で、
2週連続流れてしまった、NHKのBSでのプレヴィンがNHK交響楽団を指揮した
コンサートのライブですが、

今日、行きつけのCD屋さんで、
彼がまだバリバリのジャズピアニストだったころの
(今でもジャズピアニストをすることはありますが)
トリオのCDです。
DSCN2968.jpg

この前に、同じブロードウェイの大ヒットミュージカル「マイ・フェア・レディ」の曲を、
ほぼ同じパーソネルで録音して、それは代表作として超有名ですね。


ちなみにプレヴィンは、後年、映画のマイフェアレディのアレンジをして、
オスカーのアレンジ賞まで受けるのですから、おそるべしです。
(そのあと、クラシックの指揮者になって、また大成する、という、、、)

この「リーダー」というのが、実際どれほど、他との差異があるのか、
よく知らないのですが、別にドラムが威張ってるとか、ピアノが我が物顔とかでなく、
曲の進行やら、つくり(ジャズは実質「作曲行為」なので)を決めるとか、
そういうのかもしれません。としたら、耳で聴いても誰がリーダーかは、
わかりません。。 実際はどうなんでしょう。

で、ハナシは戻って、
このウエストサイドのアルバムでは、プレヴィンがリーダーとなっています。
この録音で、1959年、もうステレオ時代です。

一方、それよりあとでも、ぼうっとしたものもあり、
という時代ですが、
このアルバムの音質は、鮮烈そのもの、
ドラムのブラシのプレイから、ベースの押し出しから、
また、ありとあらゆる音の間隙を縫って、自在に飛翔するプレヴィンのピアノといい、


ジャズの形式は詳しくないのですが、
テーマはハッキリ演奏するオーソドックスなもの、
そして、パート同士の対話・関係もとてもわかりやすく、
絡み方も、綿密で、3人とも「運動神経の化身」のようです。

ビバップのような、その場の、完全な即興性に全てを賭ける、
というような形ではなく、
アレンジをきっちりして型を定めた上で、
自在に3人がプレイする、というような感じです。
でも「アレンジしつくして、ジャズじゃない、、」というようなこともない、
絶妙の呼吸感をみせてくれます。

曲の配置も、1曲目の"Somethings coming"でいきなりアップテンポで息もつかせぬ音楽がとびこんできて以降、緩急をとりまぜながら、変化に富んだ音楽がずっとくりひろげられます。
原曲からすると以外なアレンジもあり、原曲がスローだから、ムードっぽく、、とか、ではなく、そこは、しっかり「ジャズ」してます。あくまでも音楽の素材をつかって、JAZZをつくりあげていて、決して、「ジャズ風アレンジのウエストサイド」ではないのは、まあ当然といえば当然ですね。
しかし、「ああ、この曲を、こんな風に演奏したら、こんな音楽になるんや、、」
という新鮮な驚き、
言葉をかえたら、
やっぱり、「ああ、この曲をジャズにしたら、こんなこともできるんや」という発見があって、
とても愉しく聴くことができるアルバムでした(僕は)。

このプレヴィン、先日、NHK交響楽団に久しぶりにやってきてくれて、
とりあえず今放送されたのは、モーツァルトのピアノ協奏曲の弾き振りと、シンフォニーの指揮でした。
さすがに大分歳をとったな、、とは思いますけども、
ジャズはまったくジャズそのもの、クラシックは当然クラシックそのものとして、
どちらも一流ながら、そして全く異なる音楽でもあるのですが、
なにかしら、この人の音楽には、底に流れる「趣味のよさ」「センスのよさ」が
いつも感じられます。

クラシックのCDの一部のものは、録音の音質のせいか、
どうも起伏にとぼしいまま済んでるのではないか、、と思わされるものもありますが、
きっと、それはこのセンスの良い最良の状態を記録しそこなっているのだろうな、
と思います。(根拠や証拠はないですが)

NHK交響楽団を振ってくれた、ラヴェルプログラムと、ラフマニノフプログラム、
どちらも、放送が待ち遠しいです。





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Last updated  2007.10.14 02:57:04
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