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2008.11.23
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カテゴリ: 音楽
改築されたサンケイホールで、ショパンの全ピアノ独奏曲を全曲、複数のフランス系一流ピアニストでやる!というのが今日まであって、金曜土曜は行けませんでしたが、今日は当日券あればぜひ行きたい!!と前々から思っていて、、、
でお昼の部から行けました!

一回一時間1000~1500円という破格の催しです。
ピアノは専門的な事はわかりませんが、入れ替わり立ち代わり現れるピアニストは皆それぞれに響きの世界を完全にホールに作り出します。
一流というものが自然に目の前に…
僕が聴いてるのは、サンドと出会ったあと28歳以降の作品です。
これから後半。
晩年と言っても39歳。働き盛りでの病没なんですね。

しかし、ナマのホンモノのピアニストの「ピアニッシモ」の響きは筆舌に尽くし堅いです。もちろんそれ以上のダイナミクスの響きが完璧である事、また充分な幅があることは前提なのですが。

思い出したり、想像するよすがにはなりますが…
どんな「ポルノグラフィ」も、「行為」そのものには決してならないのに等しいかもしれません。


ピアノを習う機会が全くなくって、クラシックも元々オケから入ったから、詳しいワケではないんですが、本当によかったです。

ピアノのソロって、落語と似たところがあって、ゴマカシが効かないから、
ちょっとムラがあったり、なんかしっくりこないなあ(特にマチガエてなくても、、)ということも
結構、体験することもあり、
「CDのほうが、曲のよさがちゃんとわかるなあ」と思わされることも、
実際、あるんですが、
 (それでも、「喝采!!」とかやと、まあ「習い事」の延長だったり、
  「おっかけ」だったりするから仕方ないのかもしれないけど、
  ちょっと、正直、ツラいものがあります)


まあ、入場料安いコンサートの宿命で、咳や紙めくりが多かったり、
「私、ここ練習してる!!」という自慢系の幕合いのしゃべりはともかくとしても、
演奏中に、微妙にズレてる「弾きマネ」が視界無いでウロウロしたりされた回があったりはしましたが、まあ、ヒドい!!ほどでもなかったかと、、、
思ったより、子供連れは少ない(ほとんどいない)感じでしたが、
それはもしかしたら、2階席だったからかもしれません。


ということで、
ピアノ習ってない者にとっては、2階席(事実上3階くらいの高さやけど)は、
結構よかったです。
いずみホールほど「お風呂状態」にはならないので、
響きが良い悪い、、という感じはなくって、すくなくとも、ピアノの響きを邪魔しないなあ、、と、
僕としては、悪くない、、、感じはしました。

ピアノやヴァイオリンというと、「習い事の一環での比較」みたいな雰囲気が
客席周りにただよったりしてしまうのですが、
今日は、そんな「難しい曲をまちがいなく上手に弾く」などというレベルでは当然なく、
本当に、自在に音楽があふれ出るという感じでした。


響きでモノを言う、、というのは、
全ての音がコントロールされて意図をした上で、その意図どおりに響いている
ということでもあり、
その意図が、抜群のセンスだ、、ということでもあるんでしょう。

しかし、今日みたいな演奏を聴くと、
「調律師」というものが、ものすごく責任重大で、センスが要って、かつ、
演奏者ごとの細かなニーズに対応できる能力が必要であることが、
ものすごく実感できます。
あれだけ微妙なタッチの弾き分けをしようと思ったら、
鍵盤の重さから、ハンマーの反応具合から、「遊び」具合から、
響く音量から、本当に「自分の身体のよう」であってほしいと心から願うでしょうし、
それを「当然のように」欲することだと思います。
(それを、10本の指ともでやってのけているのもすごい)

また、今日のように6人の「腕利き」が同じピアノで続けざまに弾く、、というのは、
演奏者側から言っても、細かい注文をつけたくなったり、
言い訳もしたくなる場面もきっとあるのでしょうが、
それを、やりのける、というところも、またスゴいもんです。

しかし、これほど安価にしても、
空席がチラホラ、、
最後の回なんて、2回の後ろの方は、ヨコになって聴けるほど、、、
というのは、やっぱり、大阪の限界なのかなあ、、、
「習い事」ででも来そうなもんなんですが、、
その意味でも2階席の後ろやからかなあ、、

とはいえ、SOLDOUTでなかったからこそ、僕も行けたわけですが。。。
4時間、超一流のイキの良い名人の演奏を聴いて、
4000円、
贅沢でした!!!


椅子は取り替えてました。
で、
ケフェレックはかならず、出てきてから、高さを気にして、、、
バル=シャイさんは、いつも、会場が(できるだけ)静かになるのを待って、、、、
エル・バシャさんは、普通に出てきて、「いつものように」弾き始める、、、といった風、、

椅子はしかし、マジで大事でしょうね。
ワープロみたいに「力」は関係ないもんですら、高さや姿勢に影響されるくらいですから、、、
1センチちがったら、もうメチャクチャ違うやろうなあ、、と素直に思います。

しかし、ピアニストって、どうあがいても、
また、世界最高!!の至宝!!!とかであっても、
「楽器」だけは、その場のもの、、を使わざるをえないんですから、
ナーヴァスになる演奏家が居ても(ミケランジェリみたいに)、一概に「変人」ともいえないほど、ものすごい、プレッシャーとストレスあるでしょうね。
今日ほどの演奏をしようとする人たちだったら、、、
(ただ、まちがわない、、とか、まちがってもガッツポーズ!!みたいな人たちは関係ないけど)



ホールも多目的ホールとしては、ピアノを聴くには悪くないかな、、
というのが個人的好みとしては思いました。

シンフォニーホールだと、1階席の最後列が、案外まだ良いですが(ヨッフェはそこで聴きました、、)、3階まで行くともしかしたら、ピアノ独奏だとボヤけるかもしれませんね。

「下手なピアノ」の体験は正直枚挙にいとまがないのでヤメますが、
上手だろうと推測される中での最悪の体験は、
(↑あくまでも体験です、、グリーモーやいずみホールの悪口ではなく、どちらも好きなので、そのあたりはよろしくです。)

いずみホールの最前列で聴いた、エレーヌ・グリモーのラフマニノフでした。
僕がラフマニノフに慣れてないだけなのかもしれませんが、
ワヤワヤで、「どんな曲か」すらわからないような感じがしました。
グリモーがまさかペダルを踏みすぎ、、なんてことはないので、
ピアノのフタのせいか、いずみホールのせいか、とか、、、思ったりしてました。
(ホンマに、ラフマニノフに僕がなれてなかっただけかもしれないんですが、、、)

たまたまなんですが、今日の席が、本当のド真正面、、で、
ピアノのフタがこちらに向いている、、という状態だったのもよかったです。





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Last updated  2008.11.24 17:44:10
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