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天体観測サークル「サジテリアス」メンバーは狭山恭一、川村友也、木崎タケシ、沢村美冬、宮部聡美、井田有里、長谷川健太。天体観測とは名ばかりで、同級生がレジャーを楽しみ、行きつけのバー「ジュピター」で、たわいもない話をして笑い転げるお気楽なサークルだった。その「サジテリアス」が大学生活最後の夏に最初で最後の「天体観測」ツアーを企画した。空には北斗七星。ひときわ大きな流れ星がひとつ、南の夜空を横切った。ビデオカメラに向かい7人はそれぞれ願い事を叫ぶ。聡美「絶対一番に結婚するぞ!」有里「今よりいい男見つけて、幸せになってやる」タケシ「一発当てて、大金持ちになってやる」恭一「俺の手で、日本経済を立て直す!」美冬「来月の教員採用試験、絶対に受かって小学校の先生になる──!」友也「世界一になってやる!」一同「なんのだよ?」友也「なんかの~!!」健太「俺はそこでテープがなくなった。そして3年が経った。聡美は目標を果たし、一番に結婚を決めた。そして披露宴で「サジテリアス」のメンバーが再び集まるはずだったが・・・。リーダー格の恭一は経営コンサルタント会社でバリバリに働いていた。全てが仕事優先の生活。有里は商社で事務をしていた。上司と軽い気持ちで一度関係を持ってしまった。タケシは突然中退した。父親の会社が倒産し、借金返済のためにIT会社とは名ばかりな偽出会い系サイトの雇われ社長をしていた。美冬は教員試験に合格するも北海道。当時恭一と付き合っていたこともあり、悩んだ末、東京の教員になるべく予備校の講師をしながら勉強を続けていた。健太は実家の魚屋を手伝いながら出会いを求めていた。タケシのサイトで知り合った“ナナ”さんに夢中になっていた。友也は海外にいるらしいが連絡が取れない。そんな7人。順調そうに見えるもの、運命に振り回されているもの、自信が持てずいつも自己否定に走っているもの。25歳の夏。社会に出て3年目。みんなそれぞれに頑張り、踏ん張り、悩み、成長するために壁を乗り越えようとあがいていた。聡美の結婚を機に再び交流を持つようになった7人と、“ナナ”こと赤坂七重、みんなの家族、会社の上司、同僚、教え子など、周りの人たちと共に壁を乗り越える方法を模索していた。公式ホームページ2002年7月2日~9月17日に放送されたフジテレビ系のテレビドラマ。BUMP OF CHICKENの楽曲『天体観測』がモチーフになっている(らしい)。確かに楽曲とドラマの展開はマッチしていた。2002年、夏。バブルが弾けて約5年。多くの人たちはがらりと変わってしまった日本社会に戸惑い、あがいていた。そして元「サジテリアス」の7人と七重も。私とは年が離れているからか? しかし、私もあがきながら死ぬ程、まさに死ぬ寸前くらいまで実験をしていた時期。でも、あんなに空回りするほど激しく熱くはなれなかったな。ドラマと比べてもしょうがないのかも知れませんけどね。その空回りさ加減に違和感が・・・。それに加えて、もうメチャクチャ気になって、イライラさせられたのが、携帯電話。バックに某最王手携帯電話会社がついていたんでしょうね。何かと言えば携帯電話。仕事中だろうが携帯電話。バーの中だろうが携帯電話。このドラマが今の携帯電話利用者のモラル低下を産んだんじゃないかと思う程に、いや~、(悪い言葉ですが)ウザかったです。この点は、私の大ファン、秦建日子さんに苦言です。そんな中で、すごくいい味を出していたのがオダギリジョーさん。小説では暑苦しい他のメンバーの中で、ドライで冷たさが目立ったタケシだったが、映像となったタケシの表情に最も人間味を感じた。私としてはあのファッションはどうにもこうにも格好いいとは思えなかったが、表情、特に目の動きや涙での濡れ具合なんか最高でした。タケシの揺れ動く心に涙。そして死に涙。小説ではそこがうまく伝えられなかったので、秦さんは+αを加えたのだろうか?
2007年12月01日
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テレビにて観賞。10点満点で7点。犬、猫、ポニー、牛、ロバ、羊、山羊、ラクダ、チンパンジー…、千葉の片田舎に拓かれた平地に建てられた厩舎に様々な動物がひしめいている。小川哲夢(テツ・柳楽優弥)たち一家の住まいでもある小川動物プロダクションだ。生来の動物好きであった哲夢にとっては楽園ではあったが、継父・耕介(高橋克実)のいきあたりばったりのやり方のため、生活は決して楽ではなかった。若いがやり手で気丈な母・佐緒里(常盤貴子)が、なんとかプロダクションの経営を支えているのが実情だった。苦しい台所事情にもかかわらず、ある日、佐緒里は一大決心をする。「ゾウを買うことにしたの」 やがて最初の一頭のゾウ“ミッキー”がやって来る。生まれて初めて間近に見るゾウに最初は恐る恐る近づくテツだったが、天性の素質ですぐにミッキーと心を通わす。それどころか「あ、ミッキーが喋った」 とまで言いだし、佐緒里たちを驚かせる。佐緒里は更にCM出演のために子ゾウを飼うと言う。子ゾウ探しは難航したが経営困難になったサーカスから譲ってもらえることに。その子ゾウこそテツが生涯をかけて愛情を注ぎ込むことになる“ランディ”だった。ランディからもメッセージを受け取ることができた。しかし、きちんと訓練を受けていないランディは、なかなかテツたちの言うことをきかなかった。落ち込んでいるテツに、サファリパークでゾウの飼育係をしている岩本が、タイのゾウ使いの話をする。テツはタイのゾウ学校に留学したいと言い出す。タイのゾウ学校で哲夢は初めての外国人生徒だった。(公式ホームページから引用) 公式ホームページかつて日本のゾウたちのために全力を注いだ坂本哲夢さんの生涯をモチーフとした作品。原作は哲夢さんの実の母である坂本小百合のエッセイである。 こういう実話を基にした悲劇的な作品に点数をつけるのは難しい。ストーリー展開が単調であったり、台詞が硬かったりするのは実際起こったり言葉にされたもので、それをマイナスにすることはそこに生きた人たちを否定してしまう気がしてしまう。坂本哲夢さんの21年の人生は私のこれまでの人生に比べれば遥かに濃く、遥かに意味があることだ。(だからこそ本にもなるし映画にもなるんだろうケド)カンヌ映画祭で最年少で主演男優賞を獲得した柳楽優弥さんは、まだ発展途上の段階。「包帯クラブ」 で魅せた輝きはまだない。しかし、オーラはしっかり出てますね。母を演じた常盤貴子さんは気丈な女性にぴったり。自分自身が子育てを母に任せて自由奔放に生きてきた、仕事はバリバリこなすが母親としては不器用なところをあの大きな瞳で表現していた。しかし、ゾウはすごいな。あれだけの数のゾウが揃って“演技”できるのだ。終盤、テツの無念さ、家族の無念さ、ゾウたちの寂しさなどを想い、自然と涙が出てきた。人間と動物が共に生きていくことは難しい。ゾウのためなのか、人間のためなのか。結局、人間のため、なんだな。
2008年02月03日
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