オージー生活

オージー生活

シドニーで発見の特殊潜航艇の話の補足



By ロバート ニコラス博士

60年以上、数奇な運命のミジェットA(M24)と乗組員二人の行方は謎だった。

原文は次に貼っときますが、抜粋しますと。

他の二つの潜航艇と乗組員に起こったことは良く知られている。一艇は攻撃中に防御網にかかり、逃れられないと自覚して自爆させたものである。もう一艇の乗組員は、港に逃げついたが、自らの頭を撃って果てている。M24の攻撃は成功したと言える。魚雷を二つとも発射でき、オーストラリア船を沈没させ、21人の命を奪ったのだから。(バンの目標とはかけ離れていただろうが、彼は巨大アメリカ船のシカゴを狙っていたのだから)

他の二艇とは違い、バンとアシベは逃走した。もちろん、誰も彼らが生き残ったとは真剣に考えはしなかったが。何十年も過ぎ、潜航艇が湾に現れないことから、湾外に出たのかもしれないと信じられるようにもなっていた。M24は警備の網から逃れたが二度と母艦に戻ることはなかった。
M24は電池で動く艇であった。おそらく電池が切れたのではないか。多くの電池で動くものと同様に、激しく速く動こうとすると多くの電気を使うものである。.湾内を追いかけ回され、二発の魚雷を放ったM24は電力を使い果たしたのではないか。

では、乗組員はどうなったのか?ダイバーは中に遺体が残されていると信じている。もしそうなら、またもしも彼らが他の艇のように自害したことの証拠があるなら、これは自害覚悟の特攻であったということか?
公式には、彼らは可能な限り戻るものとされたいた。実際、母艦は攻撃後も何日か、自らも危険にさらすことになる湾で潜航艇の帰りを待っていた。
それでも、何人かの男たちは、戻れるとは期待せずにあるいは戻ろうとはしなかったのだと思われるのではないか。

また、M27の沈没の原因になった35kgのチャージ(充電器?)がある。爆発の可能性もまだあるのではないか?

バンは、電力の問題から、故意に湾にはいったのではないか?

このロバート博士はオーストラリアの戦争記録のシニアエディターで、キャンベラの戦争記念館に展示されている特殊潜航艇の管理責任者でもある。


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: