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定例会。ssk、ハマチ、carroll、私の4人。
● なんかドラマだか映画だかのタイトルにもなってたやつ
タイトル忘れた。写真もなぜかピンボケしてた。
貿易商かなんかになって帆船でワープレしたりしなかったりして契約取ったり植民地に入植したり人物雇ったりいろいろ買ったりする。
船駒がワーカーであり、かつ資源を表す駒でもあるというのが特徴。随分前にも有名な同人サークルが似たようなシステムで出してたな。あっちは得点マーカーと資源だったかな? まあなんでもいい。重要なのは、「なぜまったく違うものを同じ駒で表すのか」についてフレーバー的な説明がいっさいないことだ。どんなゲームにだって「システム上の都合でそうなっていること」が大なり小なりあるが、たいていは何らかの理由がこじつけられている(またはプレイヤーの方で容易にこじつけられる)ものだ。それがいっさいない。そういうのはプレイヤーをゲームの世界から一気に冷めさせてしまうと思うのだが。外部のデザイナーノートに書いているのかもしれないが(読んでない)、あったとしてもわざわざゲーム外にそんなもの読みに行く気にはならない。ルールに書いとけw
また、私は内容物から、そのゲームで重要なものは重要だと分かるような作りのゲームが好きだ。その点でもこのゲームは駄目。このゲームで最も資源効率がいいのは即時効果カードで、それを出すにはパンが必要で、パンだけは植民地入植でラウンドごとに自動で手に入る。あとはパンで手に入らないものを自分だけいつでも手に入れられるように個人用のワープレカードを買えばよい。これらすべてが小さい要素になっており、初見でそういう印象を持つのは(よほどシステムから本質を見抜く力に長けてない限り)無理だろう。「イスファハン」と同じ問題を抱えてると言える。
終盤。個人用ワープレカードも人物カードも品切れ。こうなるともう機械的にプレイするだけだ。4人ならたいていこうなるだろう。
この値段で買うなら、国産でももうちょっといいもの作ってるところがいっぱいあるだろう。見た目はユーロっぽくていいけどね。
●メカニカ
詳しくはこちら↓
KIWI GAMES:ボードゲームレビュー第277回「メカニカ」
続いてこれ。ロボット工場を運営して工場を拡張していき、できたロボットをそのまま売ったり、ロボット支払って契約達成したりしてお金をもらう。工場タイルが尽きたらゲーム終了。いっぱい稼いだ人の勝ち。
ロボットをそのまま売ってもそこまで大金にはならないが、現ナマが手に入るので次の設備投資に使える。契約を満たすとそのまま売るより儲かるが、なぜかそのお金は金庫にしまいこまれちゃうので(実際には支払いが少し後になるってことだろう)設備投資に使えなくなり、自転車操業しているとしゃがみを余儀なくされる。ここが一番のキモだ……キャッシュがカツカツの序盤はな。契約を満たしてもなお現金が余るようになったらもう考えどころはないw
まずルールブックが読みにくすぎる! 私はどのゲームのルール読んでも2回に1回は「糞みたいに読みにくいルールブックだな」と文句たれる方だが、このゲームのルールはマジでワースト。ちょっと読みにくいとかじゃなく一から十まで読みにくい。和訳のせいとはとうてい思えないので元からこうなんだろう。ゲームの準備で「これをここに置きます」といった至極当然のことが書かれてないから自信を持って準備できないし、重要でも何でもないロボットの名前が全部ハイライトされてるから逆に目が滑る。ボドゲ作ってる人はこれ読んで反面教師にした方がいいよw
ゲームのテーマはいいが、いかんせんタイルの種類が少なすぎる上に強弱が激しい。デフォルトでロボット生産する工場が1つしかないんだから、そりゃ工場があった方がいいに決まってるし、弱いロボット2個で強いロボット1個に合成するタイル(価値的に2倍にはならない)よりは、単純にロボットの数が2倍になるタイルとかの方が圧倒的に強い。最強の紫ロボット工場を手に入れて、その数が2倍になったらもう手がつけられないw
このため、買われなかったタイルの価格が下がっていくシステムもほとんど機能しない。自分の手番で強力なタイルが出たら即座に最高価格で買った方がいいからね。余るのは大していらないタイルばかり。そういうのも安くなったなら買えばいいと思うだろうが、配置制限が結構厳しいし、そもそも加工系のタイルはそのタイル上で出荷までの流れがいったんストップしてしまうため、資金繰りを考えるとない方がいいことも多い。
この日は紫ロボット工場を最初に手に入れたCarrollと、遅れて手に入れたsskの競り合いとなった。そりゃそうだw 1個が2個になるタイルを3枚がめたCarrollの圧勝のはずだったが、欲をかいて1ラウンド長くプレイしたらたまたまsskが両方契約を達成できる状態になり逆転された。運ゲーw
単体のゲームにするよりは、もっと大きなゲームのシステムの一部にすべきだったんじゃないかな。現状では単なるめくり運のゲームだ。どちらかというと子供向けなのでそれでいいのかもしれないけどね。見るべきところがあるだけに惜しい。
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