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定例会。ssk、まるみ屋、私の3人。●マラカイボ 詳しくはこちら↓ボードゲームのこと:マラカイボ 重ゲー好きなメンツのくせに、高齢化に伴い長時間のインストにもプレイにも耐えられなくなった僕たち私たち。なのでいつの間にか、たまに人数が3人になったとき(つまりプレイ時間の短縮化が見込めるとき)に、長年積んでたインスト大変そうなゲームをやる流れができた。今回選ばれたのはこれ。17世紀のカリブ海を縦横無尽に駆け巡る商船(たまに海賊行為)の船長となって、4ラウンドにわたって商品を売買したり建物建てたり人を雇ったり探検したり大国と手を組んだり戦ったりする。いっぱい点取った人の勝ち。 プレーンな状態でプレイすることもできるが、シナリオありでやった方が面白いはずなので第1章をプレイ。続きをやる可能性は極めて低いが……やはり盤上をぐるぐる回る系は、プレイ中に盤面がちょっとずつ変化していく方が飽きが来なくていいね。 今回は探検できる場所があまりない上に、探検できるカードがsskに偏ったため、トラックを独走されてぶっちぎられた。探検強いなw 最終盤面。私は青。後半(少なくともラウンド4)はトップ目が超高速で周回して逃げ切りを図るので、助手を多く置きすぎても使い切れないのでよくなかったな。 個人ボード。カードを安く買える人をいっぱい出したのは悪くはなかったが、能力の解放順を間違ったかな。短い歩数で村アクションを多く打てるやつの優先度をかなり上げるべきだった。成長の仕方で迷ったり悩んだりできるのは面白いゲームの証だなw 戦闘周りのルールを除けば、ここのアクションは簡単なのだが、なにぶん量が多くて説明するのは大変だ。ゲームとしては間違いなく面白いので、ルール知ってるメンツで集まれるなら第2章以降もやりたいところだ。●賢者の物忘れ まあ3人でやろうとも、我ら超長考勢にかかれば半日つぶすことなど造作もないので、あとはわずかなロスタイムでこれを2回やって終了。 もうろくして呪文も思い出せなくなった賢者たちが、なぜか装備を調えて殴り合う……というフレーバーだった気がする。しかし“もうろくしている”という設定はまったく生かされておらず、普通に殴り合うだけw 手番ごとに装備カードを2枚(1枚ずつ)引き、1枚を自分で装備しなければならず、もう1枚は他プレイヤーに装備させなければならない。1枚目について判断したあとで2枚目を引くので、「あ゛~逆にしとけばよかった!」となることがしょっちゅうあるw すでに自分の装備が充分強い場合でも装備替えしなきゃならないのが本当に意味分からんw そのあと相手を1人選んでダイスバトル。もちろん装備補正がある。 ヒットポイントが尽きたら脱落(回復手段もある)。これで最後の1人になったプレイヤーの勝ち。 まあ短時間で終わるので悪くはないが(実際2回やったし)、販売店付属のカード訳には間違いがあるので注意。簡単な英語なので直読みでやった方がいい。
2024.09.14
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ボックスアート 晩夏の「赤竜亭」シリーズ紹介強化キャンペーンの最後を飾る第4弾。 「赤竜亭」(2007年)、「赤竜亭2」(2008年)、「赤竜亭3」(2011年)、「赤竜亭4」(2013年)、「赤竜亭5」(2015年)、「赤竜亭6」(2017年)、「赤竜亭7」(2018年)、「赤竜亭8」(2022年)に続く9つ目の独立セット。ストレージボックス兼用の「赤竜亭5」を除き、海賊(赤竜亭4)、悪漢(赤竜亭6)、赤竜亭の店主&従業員(赤竜亭7)、赤竜亭以外の酒場(赤竜亭8)ときて、本作では「赤竜亭6」で初登場したグレイポート(赤竜亭がある町)の地下都市、その名もアンダーシティ(そのまんまだな)が再びテーマとなった。「赤竜亭6」では悪党どもの溜まり場である「黒竜の奈落」での宴会だったが、今回はアンダーシティで(比較的)まっとうに暮らしている人たちが集う「スターモール・ドリンキング・ホール」が舞台なので、ボスキャラ1人を除く4人は(博打でいかさましたり飲み仲間を酔いつぶして有り金巻き上げたりするが)英雄たちだ。 ボードゲーマーなら基本システムは知ってるに決まってるので割愛して、各キャラを簡単に紹介する。 ピクシーの農夫、デイル。うん……そりゃピクシーも生物として存在してるなら性別もあればオッサンもいるだろうけどさあ……こんなピクシー見とうなかったw 何しろアンダーシティは地下都市でひがあたらないので、キノコ農家であるデイルにとってはうってつけの土地ということで、わざわざ遠方から移住してきて食用・薬用のキノコを栽培してる。ときどき大型(ピクシーから見れば)種族が畑を踏んづけるのが悩みの種w デイルはキャラクターデックとは別にキノコデックを持っており、これを手番ごとに1枚ずつプレイヤーマットの上側にプレイし(3枚まで)、それぞれ一番上のスペースから下へと3段階にわたって成長させる。通常カードの中には追加のキノコをプレイしたり成長させたりするものもある。一番下のスペースからさらに成長させることになったとき、そのキノコの採集効果が発動する。 さらに、デイルの通常カードの中には、その効果に「収穫●:」と書かれているものがある。そのようなカードをプレイしたとき、必要な収穫値(以上)を持つキノコを支払うとこれらの収穫効果が追加で(または代わりに)発動する。 収穫値は余分に支払ってもお釣りは返ってこないし、キノコの中には成長するにつれて収穫値が減るものもあるので、どのタイミングで使うか、また収穫と採集のどちらとして使うかに頭をひねることになる。どのキノコが出てくるかはランダムなので、臨機応変な対応が求められる中級者向けのキャラかな。 ジェットは体を動かすのが大好きなコボルドの配達人。町中でパルクールしながら荷物を運ぶ。割れ物は任せたくないなw デック構成は普通だが、“運動量”という固有のパラメータ(0-3)を持っており、一部のカードでそれを得ることができる。 で、こういったカードはその運動量を参照して追加効果を得ることができる。管理も簡単で強力だが、運動量を得るカードはやや少なめな上、たいていはカード効果を使ったあとで運動量が減るので、デックをできるだけ早く回転させて高い運動量を維持したいところだ。 イゲラはアンダーシティの自警団“ランオフ・レンジャーズ”の一員であるドワーフ。ぱっと見では分からないがどうやら女性らしい。動物を手懐けるのが得意で、酒場にもたくさんのペットを引き連れてきている。迷惑だからやめろw イゲラのほぼすべてのカードは「ペット」というサブタイプを持っている。それぞれは他キャラのカードとほぼ同じ効果だが、一部のカードがこの「ペット」サブタイプを参照して効果を発揮する。 うーん……どうかな。こいつは赤竜亭1や2のプレーンなキャラとほぼ同等な気がする。何しろ「ペット」サブタイプを参照するカードがこの2種3枚しかないのだ。それで回すのは難しいんじゃないかなあ。 それはそれとしてひいおじいちゃんのバックラーを借りて難を逃れるイゲラ。何なのドワーフはひいおじいちゃんの装備をかっぱらってこなきゃならない縛りでもあるのw テルシーは治癒魔法がある世界では珍しい医者。地上のグレイポートで神殿に頼れない貧困層のアンダーシティ市民に物納で治療を提供している。聖人か! こんな感じのアイコンが左下にあるカードをプレイすると、対応する包帯か添え木か軟膏トークンを得ることができる(各3枚まで)。 で、別に用意されてる患者カードが常に2枚登場しているので、それに示されてるトークンを支払うと治療したことになり、手札になる。患者カードには通常カードより強力なものもあるし、今欲しい効果を持ってる患者を治療すれば即使うことができるので、プレイの柔軟性はかなり高そうだ。 走り回るコボルドに追突された市民や、女戦士にヘッドロックかけられてむち打ちになったオーガ。うーん犯人は誰やろなあ(すっとぼけ)。 最後は今回のボスキャラ。比較的まっとうな集団だった盗賊ギルドアンダーシティ支部のトップを策略で解任に追いこみ、自らその後釜に座った“悪賢い者”ペトラ。種族はデーモンキン。特技は火や熱を操って周りをやけどさせること。物理じゃねーかw こいつは追加ルールを2つも持ってる。まずはプロット。ペトラのカードの中には「策略」というサブタイプを持ってるものがあり、手番開始時に(およびカードの効果で)手元に裏向きで置くことができる。これは手札外として扱われるが、適切なタイミングで使ってそのプロット効果を発動させることができる。ただし次の手番開始時に残ってるプロットカードはすべて捨て札になるので、他プレイヤーの動きを読み、それに合わせて使えるものをプロットしなければならない。そうとう難しいんじゃないかw また、ペトラは一部のカードで“業火”というパラメーターを得ることができる。これが一定数たまると特殊効果が発動するし、業火の値を参照するカード効果もある。プロットして捨て札になったカード1枚ごとに業火を1得るので、割とばんばんプロットしてよさそうだ。 業火トラッカー。通常キャラとしては業火が4たまるたびに他プレイヤー1人の気力を2減らし、ボスキャラとしては5たまるたびに気力を2減らして手札を3枚捨て札にさせる。たまらんなw 「悪事で何より大切なこと」は「火で燃やすこと」。やっぱり脳筋じゃねーかw セットとして初出の特殊ルールはないが、はしご酒用の酒場として「スターモール・ドリンキング・ホール」が追加された。 酒場カードと酒場のドリンクカード。モグラがイメージキャラらしい。 前作「赤竜亭8」はさまざまな酒場のオーナーがプレイヤーキャラだったので削除されていたが、今回は3種の女中シリーズが復活。といってもイラストは「スターモール・ドリンキング・ホール」のオーナーであるエルフのアルヴァロ。もと海軍提督で、肌が浅黒いのは日焼けしてるから。ちょうどグレイポートがドラゴンに襲われてるときにやってきて船が全壊。たまたま見つけたアンダーシティで難民と協力していくうちに情が移って……というなかなかヘビーな設定がある。詳しくはぜひスラッグフェストゲームズのサイト(英語)で読んで欲しい。また、単体でプレイできるナンバリングタイトルとしては初めて、2人プレイ時専用のNPCを追加する“機械仕掛けの友達、オットー”用のデックが2つ追加された。今回用意されたのは狂戦士と洞窟探検家。「赤竜亭:ヴァイキングボックス」で4つ、「赤竜亭の仲間たち:スパイク&フラワー」で4つ用意されてるので、今回の分と合わせて10セット。各ゲームではそのうち2セットだけを使うので、全部持ってればだいぶ変化がつけられるようになったんじゃないかな。 これにて「赤竜亭」強化キャンペーンも終了。あとはみんなが買ってプレイするだけだ!BGGの和訳ルール
2024.09.12
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ボックスアート 晩夏の「赤竜亭」シリーズ紹介強化キャンペーン第3弾。 「赤竜亭」(2007年)、「赤竜亭2」(2008年)、「赤竜亭3」(2011年)、「赤竜亭4」(2013年)、「赤竜亭5」(2015年)、「赤竜亭6」(2017年)、「赤竜亭7」(2018年)に続く8つ目の独立セット。ストレージボックス兼用の「赤竜亭5」を除き、海賊(赤竜亭4)、悪漢(赤竜亭6)、赤竜亭の店主&従業員(赤竜亭7)ときて、今度はいよいよ「赤竜亭」以外の酒場が本格的に登場することになった(アンダーシティの「黒竜の奈落」は、名前だけは「赤竜亭6」で既出)。 英雄たちはグレイポートの伝説的酒場、「赤竜亭」で途方もない時間を過ごしてきた(そして金を浪費してきた)が、いかな常連客とてたまには河岸を変えたくなるものだ。そういうときにどうするか? はしご酒だ! これまでのスタンドアローンセットには4キャラずつ収録されてたが、今回から英雄4キャラ+悪漢1キャラという構成にしていくようで、1キャラ増えた分ちょっとお得になってる。ボードゲーマーなら基本システムは知ってるに決まってるので割愛して、各キャラを簡単に紹介する。 グレイポート大神殿の高官、ファライ神父。趣味は酒の醸造という生臭坊主w 寺院の横の醸造所兼酒場の「調和のカップ」のオーナー店主でもある。この世界の宗教、えらく規律が緩いなw 神父だけあって恐ろしく博打に弱く、なんと「いかさま」カードを1枚も持ってない(ディアドラやオハヴァだって持ってたのになw)。「いかさま」を打ち消すカードはあるが、それを使っても自分が勝つわけではないので、上家に「勝負手!」を使われたら打つ手がなく、史上最弱と言っても過言ではない。 ファライのカードの大半には、左下にこんなアイコンがある。こういったカードをプレイしたら、その効果を適用したあと、対応する醸造所(ビールかワインか蒸留酒)に移動する。すでにそこにいる場合、そこで造ってる酒が完成に近づく。左端のカードにあるかき混ぜ棒アイコンがある場合、任意の醸造所に移動する(または今いる醸造所の酒を熟成させる)ことができる。 各醸造所で一定のステップの熟成を進めると、そこで酒ができて他プレイヤーに振る舞い、その効果を適用することができる。ビールは2ステップでできるが、醸造酒は最大4ステップかかるのでなかなか作れない(その分効果は強力だが)。 かなり上級者向けのキャラという印象。同じアイコンのカードを連続でプレイしないと酒の熟成がなかなか進まないので、とにかく序盤をしのぎつつ、かき混ぜ棒カードも駆使してできるだけ早く酒を造って他プレイヤーを攻撃しないと勝てないだろう。 ラッキーはゴブリンの老婆で、薄暗い路地裏で「ラッキーの転がる樽」という酒場を経営してる。グレイポートで一番安い酒場として有名だが、それもそのはず。出てくる酒はどれも盗品なのだw ファライとは打って変わって、博打にめっぽう強い。通常の賭博カード以外で賭博を始めたり、勝者が決まった賭博の結果を打ち消してそのまま続けさせたり、支払いを完全になかったことにしたりとやりたい放題w 強力なカードが多いが、それも違法行為に手を染めてるため。当然そんな奴は官憲に目をつけられるので、ラッキーはちょいちょい衛兵に職質されることになる。そして3回職質されるとガチで逮捕されそうになるので、それを避けるために金を払って買収したり、酒をおごったり、怪我をしながら逃げ出したりすることになる。 肉を(自分で)切りながら相手の骨を断つタイプなので、ラッキーも上級者向けだろう。強力なカードをばんばん使うだけだとあっという間に自爆しちゃうから要注意だw サマンサはグレイポートの海辺で荒くれどもを相手にしてる酒場「壊血病の犬」の店主。“壊血病の犬”とは海賊の蔑称だ。当然、この酒場ではよそより喧嘩が頻発するのだが、サマンサはその勝敗を博打にして倍率を設定し、胴元になって荒稼ぎしてる。こいつもろくでなしだw サマンサのカードには「喧嘩を始める」と書かれてるものが多くある。これらのカードをプレイした場合、別に用意された喧嘩屋デックからカードを公開し、その効果を適用することができる。特に「こっちの隅でも……!」をプレイした場合、「手番ごとにアクションカードは1枚だけ」という基本ルールを無視して「……あっちの隅でも!」をプレイすることができ、喧嘩屋カードを2枚出すことができるので強力だ。 並び立つ喧嘩屋たち。そしてついにご本人登場、ディムリのひいおじいちゃん!(これまでのカードで“great-grandfather”を“すごいおじいちゃん”って訳したのが何枚かあるから直さないとな……)。何しろやってることが喧嘩なので、標的はだいたい気力を減らす羽目になる。手札や金を支払えばダメージ軽減できるが……。 サマンサは雑に強い。ちょっと欠点が見当たらないので、「赤竜亭8」のキャラで戦うなら第一標的はこいつで決まりだw グレイポート魔術学院の正門前にあるカフェ、その名も「スタータスクス」の店主、オークのフィル。その店名と看板のデザインは本当に大丈夫なのかw フィルのカードの中には、こういう「放し飼いのヒドラの鱗の削り節」とか「草で育てたヒポグリフの乳」といった、ドリンクに混ぜることができる意識高い系のトッピングやフレーバーがある。これらのカードは引いた途端にプレイヤーマット上側の混ぜ物棚に置かなければならないので、その手番の選択肢は減るのだが、手札ではなくなるので以降の手番では逆に選択肢が増えることになる。 混ぜ物の効果はバラエティに富んでおり、他プレイヤーが飲酒するたびに適切な効果を付与できるのが強みだが、見えない利点として「デックが薄くなる」ので、その分他の強力な通常カードを引きやすくなるのも偉い。序盤に多少の忍耐が必要だが、それもデックが一巡するまでなので、サマンサと同じくらいに厄介な奴だ。 最後は悪漢のネロディア。見た目通りのゴルゴンで、これまで「黒竜の奈落」の女中だと思われていたが、何と経営者だったw 何しろゴルゴンなので、他プレイヤーを石化させてその手札をランダムに奪うことができる。奪ったカードはネロディアの手元で裏向きの山となり、これらのカードを所有者に返すことで強力な「にらみ」追加効果を発動させることができる。 一見強そうだが(そしてカードを取られるんだから他プレイヤーのストレスが半端ないのは間違いないが)、「石化で奪ったカードはネロディアの手番開始時に1枚ずつ石化が解けていく(元のプレイヤーの手札に戻る)」というルールがあるので、1巡のあいだに2枚以上石化しないとカードが貯まっていかず、強力なにらみ効果を使うのは結構難しい。カウンターで石化するカードも多いので、相手プレイヤーがやりそうなことを予測する能力がいりそうだ。 悪漢なので、当然ボスとして使うこともできる。「悪事で何より大切なこと」は「どん底に突き落とすこと」。地下世界の住人だからねw そしてこの「赤竜亭8」で追加されたはしご酒ルール。誰かがチェイサー付きドリンクを公開するたびに、「ちょっと河岸を変えようぜ」ということになって別の酒場に行き、その酒場の即時効果を適用して、しばらくはその酒場専用のデックからドリンクを購入することになる(各酒場のデックにはカードが数枚しかないので、頻繁にはしご酒して、中盤には赤竜亭に戻ることになる)。 酒場の一つ、ファライが経営する「調和のカップ」。即時効果は「手札を2枚捨て札にした各プレイヤーは気力を1増やす」。 酒場固有のドリンクの一例。「黒竜の奈落」からは「墓地の蒸留酒」、「調和のカップ」からは「聖なるハイボール」と、その酒場のイメージに合ったものが用意されてる。「スタータスクス」からは「治療薬 ダブルトール・ハーフカフ・エクストラフォーム」。うーん意識高ーいw キャラが5人増えて、追加ルールもある。買わない理由ある? ねえよなぁ!!? 「赤竜亭8」買うぞ!BGGの和訳ルール
2024.09.11
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ボックスアート 晩夏の「赤竜亭」シリーズ紹介強化キャンペーン第2弾。今回は箱の大きさこそ2キャラ入ってる“vs”シリーズと同じだが、なぜか1キャラしか入っていない「邪悪なプーキー」だ。「赤竜亭1」に登場する魔術師ゾットの使い魔がウサギ(?)のプーキーだが、邪悪なプーキーとはそいつのことではない(あれも確かに邪悪だけどなw)。酔っ払いがテレポートの呪文を唱えた結果、こことはわずかに異なる異世界に通じるポータルが開いてしまい、プーキーのドッペルゲンガーである邪悪なプーキーがやってきたのだ! こいつの狙いはただ一つ……酒場に大混乱をもたらすことだ! つまりやることは常連客とまったく変わらないのだw カード構成としては「いかさま」カードが1枚しかなく、対いかさまカードもないので博打には弱い。その分他プレイヤーの気力を減らすカードが多いので火力型と言える。 特殊能力として、これらのカードのように左下にポータルアイコンがあるカードをプレイした場合、効果を解決した上でドッペルゲンガーデックからカードを1枚引き、「赤竜亭」キャラのドッペルゲンガーを呼び出すことができる。これらのカードの多くには2通りの使い方があり、自分の手元に置けば好きなときに(そして適切なタイミングで)使える追加の手札となり、他プレイヤーの手元に置けばおおむね何か嫌な効果を与えることができる。ただし、中には全プレイヤーに影響を与えるものや、邪悪なプーキーにだけマイナス効果を与えるものもあるので注意だ(注意してもどうしようもないが)。 ドッペルゲンガーカードは15枚しかないが、「赤竜亭1」からは全員のドッペルゲンガーが登場する。盗賊のゲルキは汚職保安官に、司祭のディアドラは吸血鬼に、ゾットはリッチキングになってる。フィオナは情緒不安定になってるが……オリジナルのフィオナの情緒も安定してはいなかっただろw 邪悪なプーキーはボスとしても使うことができる。他のキャラとは異なり、ボスカードが7枚しかないが、ドッペルゲンガーカード15枚がまるまるボス戦仕様に差し替えられて強力になるので充分に強い。 「悪事で何より大切なこと」は「誰の中にもある邪悪を見つけること」だそうだ。 そして新たな試みとして、このセットには既存の「赤竜亭の仲間たち:プーキー」で登場するプーキーをボスとして使える追加カードが入ってる。悪漢以外でボスとして使えるキャラはこれが初めてだな(少なくとも、ゲームの分類上ではプーキーは“英雄”なのだw)。 「プーキーの何より大切なこと」は「プーキーに手を出さないこと」だ。危ないからなw 追加ルールとして、プーキーが精神異常のときにさらに気分が悪化した場合、これまでは何も起こらなかったが、ボスになってる場合は新たに用意された英雄的デックからカードを引くことができる。これは枚数は少ないがそれぞれが非常に強力な上、一度引いたらあとは通常のカードとして扱われるので、リシャッフルのたびにまた引くことができる。ゲームが長引くほど手がつけられなくなるので、ボスプーキーを相手に戦うときは短期決戦を心がけたい。 英雄的カードの一部。「ウサギの集中砲火!」は気力を4減らすトンデモ効果。しかも無視/軽減したりしても1ダメは抜けてくる恐ろしさ。「それでも、そんなはずない。」は最上位の打ち消しカード。他の「そんなはずはない!」系カードを打ち消すことはできるのに、こちらが打ち消されることはない。これを含めて、ボスプーキーのデックには打ち消しカードが3枚入ることになるのでカード効果を通すだけでも苦労することになるw これだけだと箱のスペースが余ったからかどうか分からないが、なぜかさらに新たなドリンクデックまで1セット30枚まるまる追加されてる。新キャラが増え、既存キャラに新たな使い方を追加し、ドリンクデックの多様性まで増してくれる。どう考えてもマストバイだ。BGGの和訳ルール
2024.09.10
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ボックスアート 全国1億2千万人の「赤竜亭」ファンのみんなー! 待たせたな!(4年振り2回目) 晩夏の「赤竜亭」シリーズ紹介強化キャンペーン第1弾は、タイトルに“vs”が入ってて英雄1人と悪漢1人がセットになったキャラクター拡張。「アドニス対リッチキング」「オハヴァ対マーガス」に続く3つ目となる。どちらも「赤竜亭」がある町、グレイポートを舞台にしたゲーム「グレイポート防衛戦」で登場済みだが、ついに本家でプレイアブルキャラとなった。 パイパーは見ての通りの弓の名手。単独行動を好むが、グレイポート防衛戦では防衛軍に協力して大活躍した。普段はレンジャー兼賞金稼ぎとして活動してる。 通常カードとして特徴的なのはこの1枚。賭博カード扱いではないのに賭博ラウンドを始めることができ、決して打ち消されず、参加を拒否することも途中で離脱することもできない(他プレイヤーを無理矢理離脱させることはできる)。対いかさまカードもやや多めなので、序盤の他プレイヤーが多い時期に手札を整えてから使えばがっつり稼ぐことができるだろう……ほかに博打に強いキャラがいなければ。これ使って負けると目も当てられないので要注意だw 何より特徴的なのは、通常カード以外に持ってる矢筒デック。この「早撃ち用の矢筒」みたいなカード(結構ある)には「矢カードを1枚引く」と書かれており、矢筒デックからカードを引くことができる。 撃つとあたりを一周してみんなにダメージを与える「ブーメランの矢」、自分の気力を減らすカードを無視できる「どこかにある矢」、矢筒に入ってたスズメが自分と他プレイヤー1人のために金貨を拾ってくる「スズメの矢」などなど。何でもありだし、スズメはもう矢とか関係ないし、どこかにある矢にいたっては矢があるのかどうかすら怪しいw 引いたカードは手札になるが(上限枚数においても数える)、種別が「アクション」になってる矢カードは、何と1手番中に何枚でも使うことができる。通常の「アクション」カードが1手番1枚制限だということを考えると破格に強い。最大7アクションできちゃうw さすがに強力すぎるので、矢カードは基本的に使い捨て。矢筒デックが尽きたらあとは普通のキャラと変わらなくなるが、一応捨て札置き場から矢カードを回収できるカードもあるのでちょっとずつなら使い回せる。プレイヤーが減ってる終盤に矢カードを貯めこまれると対処が間に合わないので、パイパーは早めにつぶした方がいいんじゃないかなw 2人目は悪漢にして狼男のリップスナール。狼形態でいることを強く好む気質なので、人間になってるときは常に機嫌が悪く、世界のすべてに対して怒ってる。 こんな感じで、使うと人間になったり狼になったりするカードがあるし、使った時点での姿(人間か狼か)に応じて効果が変わるカードもある。 また、右や左のカードのように「憤激を得る」と書かれてるものを使うと、憤激トークンを1枚得ることになる(最大3枚)。狼の姿になったとき、憤激トークンをすべて捨て札にして溜めこんだ怒りを解放し、1枚ごとに1ダメージを他プレイヤー1人に与える。この能力からも分かるように、他プレイヤーの気力を削るタイプの脳筋キャラだ。姿の変更をこまめに行い、憤激を貯めることでコンスタントに殴ってくる厄介者と言えるだろう。 悪漢なのでボスカード持ち。「悪事で何より大切なこと」は「ライバルたちを叩きつぶすこと」だそうだ。実に頭悪そうw キャラゲーで使えるキャラはなんぼあってもいいですからね。当然マストバイだ。BGGの和訳ルール
2024.09.09
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「日本語でプレイできる貴重な電源クイズゲーやろうぜー」とお誘いいただいたので参加。いたるさん、旅団長さん、一味さん、私の4人。●みんなでクイズ ラビィとふしぎな惑星 最初にこれ。steam、iPhone、Androidでクロスプラットホームで部屋作ってプレイできる。まあいろいろ世界設定があるけどやることはクイズゲームだ。4択とか早押しとかマルバツとか。早押し以外は同じ正解でも早く答えた方がポイントが高い。 いろいろジャンルを選べるが公式の問題がまだ少なく、ユーザーが作った問題は偏りがひどい。「麻雀」を選んだのに出題された8割が「咲」関係ってのはもうジャンル詐欺だろw 問題数が充実すれば充分楽しいだろう。今はまだお金を払える段階にはない。●客船漂流都市の宝 続いて私がいくつか買っておいた謎解きの中からこれ。前作「環状鉄道都市の宝」に続くアイゼンバーン博士シリーズ第2弾。このシリーズは総じて難易度が高いが、この「客船漂流都市の宝」だけは星4扱いになってる(ほかのナンバリングタイトルはすべて星5)。 どうやらこのシリーズ、登場人物や背景設定が同じだけではなく、ストーリーとしても続いているらしい……らしいが、もう「環状鉄道都市の宝」のエンディングを覚えてないのでよく分からないw どうもその環状鉄道都市の最後あたりで“人類の宝”というものについて耳にしていたらしく、プレイヤーはそれの手がかりを求めてグローリーヤードと呼ばれる町に行く。そこは海流の関係で難破船が流れ着く船の墓場だった……というお話。ここでプレイヤーはその“人類の宝”を探すことになる。 相変わらず謎の質は高く、どれもうんうんうなりながらひらめいたり試行錯誤したりして満足感のあるシナリオだった。星1つ少ないだけあって、謎の難易度はやや低め。我々でさえヒントを1回(最後の解答後に確認でもう1回)見るだけで解けた。やはり折ったり貼ったりは正着を踏んでるかどうか分かりにくいのでちょっと苦手だな。 充分面白かったが、本作は(そしてこのシリーズでは本作に限り)LINEを頻繁に使用するのがどうにも気に入らなかった。そういう謎をやるたびに言ってるが、やはりめんどくさい! 知りたい情報をさかのぼって探すにもスクロールの手間がかかるし、スマホでちまちま入力するのも大変だ。息をするように入力できる若者はいいんだろうけどねえ。あと画面サイズに制限されるのもよくない。最低でもテキストを読む必要があるものだけは物理コンポーネントにして欲しい。 テキストといえば、本作では読まなきゃならないものがいくつか出てくるのだが(たいていの謎解きではそうだが)、その一部が冊子の中に小さく印刷されてるだけというところがあった。これは本当に勘弁して欲しい。あれは老眼じゃなくても読むの大変じゃないか? せめて縦横を2倍にしてくれw ということでインターフェイズにやや不満はあるが、謎としては難易度もちょうどよかったので大満足。今回は明白な伏線(というか次回以降の引き)があったので、まだ買ってないセットも折を見て全部揃えようと思う。ちょいちょいセールしてるからそこで狙っていきたい。●The Collector 旅団長さんが帰られたあと、3人でこれ。元は3Mというパブリッシャーから出てた「High-Bid」というゲームらしい。それが出たのが1963年……61年前!? まあ今回プレイしたのはAvalon Hillから出たリメイク版だが、それでも1977年……47年前!? よくそんなの持ってたなw 2000ドルぐらいの初期資金を持って、商品を競りで落札してセットコレクションを作り、その額と残りの所持金合わせて7500ドルになった人の勝ち。落札時にしか勝利宣言できないのがちょっとしたミソ。 商品の入札開始額はダイスで決まる。落札者は(今落札した商品を除いて)手持ちの他の商品を市場に売却できるが、売却額はダイスで決まる(たまにできずに競りにかけられることすらある)。はい、運ゲーですw 運ゲーにしてはまあまあ遊べた。ルールを5割くらい改定すれば今でも通用するゲームにできるかもしれない。それが無理でも、もっと大規模なゲームのシステムの一部くらいにはなるんじゃないかな。まあわずかではあるが見るべきところのあるゲームだった。もう1回プレイしたくはないがw●All Rise そのあとこれを棚から引っ張り出してきた。いたるさんがキックスターターでバックしてそのまま積んでたやつ。 プレイヤーは裁判官と検察と弁護士になり、告訴カードに示されている裁判内容(12月生まれの子供が誕生日とクリスマスを一緒にお祝いする両親を訴えたとか、そういう感じのばかり)に従って、一見無関係に見える手札の証拠カードを使って有罪を訴えたり無罪を訴えたりする。最終的に裁判官(4人以上でプレイする場合はさらに陪審員)が有罪か無罪か判決を下す。 はい、大喜利パーティーゲーです……というか「キャット&チョコレート」です。もうそれこそ訴えたら勝てるんじゃないかっていうくらいそのまんま。当然やる気0だったのでそのまま箱にしまった。いたるさん曰く「裁判ゲーだから面白いんじゃないかと思ったのに……」とのことだったが、ルール読まずにバックするんじゃないよw●Temporal Odyssey 画像は借り物。前回のプレイ記録はこちら。何とちょうど6年前だ。 前回は4人プレイだったのでチーム戦だったが、今回は3人プレイなので三つ巴戦。 感想は変わらず、能力盛り盛りカードゲームなので好きなタイプだが、一部カードが強力すぎる。特に今回はルール適用を誤ったこともあり(ペラ紙1枚だから全然厳密ではないのだ)、一味さんが超強力なカードを使い回して無双した。私がアイコン4つ揃えて40点しか出ないのに、3つ揃えただけで80点出るのはどう考えてもおかしいw ゲームとしては悪くないが、4人だとペア戦になるし、3人だと他の2人を均等に削って最後はどの順番で倒すかという問題になりがちなので、実質2人専用ゲーだろう。2人でやる分には悪くないと思うよ。
2024.09.06
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ボードゲーマー夢の祭典「シュピール」が10月3日~6日にドイツのエッセンで開催される。その前後に発表される注目ゲームのご紹介。現時点でBoard Game Geekの「エッセンシュピール2024プレビュー」に登録されてるゲームから気になるものをいくつかチョイスした。 出る数多すぎ時間なさ過ぎのため、ほとんど(と言うかまったく)ルール読んでない。選んだ基準は箱絵、テーマ、システム、対象年齢、プレイ時間など。まだまだ円安だし、最近はメジャーな出版社がつぶれることも多いので、海外から購入するかどうかは自己責任で。 邦題は適当(おおむねカタカナか直訳)。紹介順も適当。敬称略。画像全部BGGか公式サイトからの借り物で、プロトタイプの画像もあるかも。もう発売済みのもあるかも。デモ展示のみのものもあるかも。クラウドファンディングで出資募集してて目新しくも何ともないのもあるかも。日本での流通が発表済みで私が関わっているものは宣伝臭くなるのでできるだけ省いた。タイトルにBGGか公式サイトへのリンクを貼っておく。●電力会社:アウトポスト 言わずと知れた緑のフリーゼ最高(というか唯一の)傑作「電力会社」シリーズ最新作。2021年の「ヨーロッパ/北アメリカ」マップと「新たな発電所セット2」は「電力会社デラックス」からの切り抜きなので、完全な新規コンテンツとしては2019年の「中東/南アフリカ」マップ以来5年振りとなるだろうか。 全然知らなかったが「電力会社」は「アウトポスト」というゲームから刺激を受けて作られたものらしい。「アウトポスト」知らないし、まだこちらのルールも出たばかりで読んでないのでよく分からないが、その元ゲーの要素を取り入れたんだろう。 プレイ風景を見ると発電所駒以外に見慣れない駒がいくつかある。マップの見映えはあまりよろしくないが、ゲームとして面白いのはまず間違いないだろう。フリーゼは「電力会社」シリーズの売り上げでほかの意欲的(婉曲表現)なゲームを出してるので(要出典)みんなも買おうな! たぶん完全日本語版が出るよ!●バグダッド:平和の町 「アウトバーン」を出したFabio LopianoとNestore Mangoneによる新作。出版社は同じAlley Cat Games。2人は今年、別の出版社から「シャクルトン基地:月への旅」というゲームも出すようで、そちらにも期待している。 まだ箱絵しかアップされてないので何も分からないが、バグダッドの黄金時代の宰相となって町を発展させる手札管理・ロンデル・ワープレゲーらしい。うむ、わからんw テーマとデザイナーで期待。●ダイナミック・オブジェクト・ソリューションズ 最近いい評判を聞く「Pampero」のデザイナー、Julián Pombo作。出版社も同じAPE games。これも箱絵しかないので詳細は不明。最先端のロボット会社のCEOとして人工知能を構築するらしい。セットコレクションとか異なる能力持ちのワーカーとかあって、他プレイヤーを利するようなアクションを打つと自分も得する、みたいな要素があるようだ。 2026年予定になってるのでデモが展示されていればいい方だろう。「Pampero」の評判による期待だが、まずは「Pampero」を(できれば日本語版で)出して欲しいな……めちゃめちゃ高くなりそうだが。●サルトフィヨルド Kristian Amundsen ØstbyとEilif Svenssonによる「サンタマリア」のリメイク。確か「サンタマリア」の基本ゲームでは1マスの道と2マスの発展タイルと、L字の3マス発展タイルだけだった気がするが、本作では直線の3マスタイルが増えてるように見える。拡張込みってことかな。まだルール読んでないけど、さすがにちょいちょい変わってるんだろう。元ゲーがなかなかいい中量級だったのでこれにも期待。●レイラインズ デザイナーは知らぬ者なきWolfgang Kramerと、「サグラダ」に関わっているDaryl Andrews。なんと1987年になんかの賞を獲った「アウフアクセ」のリメイクだ。「アウフアクセ」はクラマー1人のデザインだったので、何かしら変わってるところがあるんだろう。対象年齢も8歳以上から10歳以上になってるし。 元ゲーやったことないが、さすがに今やると古いだろうし、それをどうやって今風に仕上げたかが気になる。ファンタジーテーマも好きだしね。●アルタイ:文明の曙「マッチ・オブ・センチュリー」「カエサル!」「ブリッツクリーク!」など、最近は2人ゲーが注目されてるPaolo Moriと、「Champions of Midgard」のOle Steinessによる新作。BGGの登録ページにある最古のスレを見る限り、3年前から温められていた企画のようだ。いろんなデザイナーがばんばん新作出す昨今の流れと比べるとずいぶん時間かけて練ってる(可能性がある)ので、それだけで期待。 ファンタジー世界での陣取り、デック構築、プレイヤーごとに異なる能力……はい大好物w マップが異常に狭いのもいいね。殴り合うしかないからねw●SETI: 地球外知的生命体探査 今年3つもゲームを出す(出した)新人デザイナー、Tomáš Holekの新作の1つ。昔からちょくちょく実際に行われてる、地球外の生命体を探すプロジェクトをテーマにしたゲーム。惑星探査船を打ち上げたり望遠鏡覗いたりして生命の痕跡を探す。カードは200枚超だそうだ。 プレイ風景。プロトタイプだと思うが個人ボードはトリプルレイヤーか? お値段が気になるなw まあCGEなんで日本語版出るでしょう。もちろん、CGEが今年出すもう1つの「小さな工房の錬金術師(仮)」にも期待してますよ! こっちは元ゲーを子供向けにリメイクした、いわゆる「マイリトル」系だけど、そもそも元ゲーの「工房の錬金術師(仮)」が人類には早すぎた推論ゲーなので子供向けくらいでちょうどいいと思うw●大都市 「アルボレア」「バルセロナ」のDani Garciaが今年出す3つのゲームのうち1つ。傑作「美徳」でおなじみDevirのKemushiサーガシリーズ(背景世界が同じなだけでデザイナーは違う)。 まだルール出てないので詳細は不明だが、ついにKemushiサーガの世界で蒸気機関が使えるようになり、それで産業革命が起こって都市が発展するらしい。だけどKemushiサーガの世界なので妖怪が出てくるっぽいw 分かってるシステムはモジュラーボード、ワープレ。独特の世界設定とデザイナーの知名度で期待。●スナ・ヴァロ(晴れた谷) 「ラ・グランハ」のAndreas "ode." Odendahl作。太陽光発電がエネルギーの主流となってる、オーバーグロウンという名の“ソーラーパンク”世界が舞台。この世界の“晴れた谷”と呼ばれるところにできた村で農業して発展させていく。 詳細は不明だが、カードの購入システムが革新的らしい。下箱の画像を見る限りでは普通に「何か買うとずれて残りが安くなる」システムに見えるが、きっと違うんだろう。テーマとデザイナーの知名度で期待。 「プランタ・ヌーボ」と同じ世界設定、同じ出版社なので、うまくすれば日本語版が出そう。うまくしてくれますように。●ワールドオーダー 日本語版も出る(予定)の「ヘゲモニー」のVangelis BagiartakisとVarnavas Timotheouによる新作。 今度は1国を飛び出して世界だ! 2010年を舞台にアメリカ、中国、ロシア、EUとなって同盟結んだり経済力を駆使して依存させたり軍事力でぶいぶい言わせたりする。 「ヘゲモニー」でデザイナー陣の能力は充分に証明されてるので、当然これにも期待。●アンドーンテッド2200:カリスト 日本では「ウォーチェスト」で知られているTrevor BenjaminとDavid Thompsonによる「アンドーンテッド」シリーズの最新作。これまでは第二次世界大戦のさまざまな戦場を舞台にしていたが、今作でついにフィクションの世界になった。これを待ってた! 22世紀の木星の衛星、カリストで、採掘企業と労働者集団が条件を巡って決裂し、ついに武力闘争に及ぶ……というお話。こう聞くと2人専用みたいだが、どうやら1人か2人か4人でプレイできるらしい。 駒類がフィギュアじゃなくてスタンディーなのも高評価。色塗らなくても見分けられるし、きれいなイラストを楽しめるしね。 このシリーズには「Undaunted: Stalingrad」という、とにかくばかでかい(そして当然高い)やつがあるので、これもそうなるんじゃないかとちょっと不安だったが、どうやら普通の正方形箱クラスのようだ。一安心w 「アンドーンテッド」シリーズプレイしたことないが、面白くて人気があるからこそのシリーズものだろうし、「ウォーチェスト」のデザイナーたちなら充分期待できるだろう。●七つの帝国 ロンデルといえばMac Gerdts、Mac Gerdtsといえばロンデルでおなじみ、Mac Gerdtsの新作。まだ箱絵すら出てないのでほんとに今年出るか怪しいが、予定では2024年発売になってる。 当然何も分からないが、17-18世紀くらいを舞台にした2-7人用の政治・ウォーゲームらしい。今ウケる主流でないのは明らかだが、プロシア王国とかハプスブルグ帝国とかオスマン帝国とか聞いただけでゾクゾク来るような人にはたまらないだろう。当然私もたまらないw 以下は気になる拡張。電力会社:ブレーメン/マンハッタンプラネット・アウンノウン:スーパームーンファラウェイ:地下の人々マラカイボの海賊たち:指揮官アーク・ノヴァ:動物園マップパック2 今年もいいものはばんばん日本語版が出るでしょう。そういったものにできるだけたくさん関われますように。
2024.09.03
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