《櫻井ジャーナル》

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2010.08.07
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 アメリカやイスラエルは「ミサイル防衛」を周辺国、あるいは自分たちにとって脅威だと考えているらしい。2007年にイランはロシアから4基の地対空ミサイルS-300を購入する契約を結んだのだが、この計画をアメリカとイスラエルは激しく反対していた。今年6月に国連がイラン制裁の決議をしたことを受け、この契約は履行されていないらしいが、最近、イランはベラルーシから2基、別のルートから2基、手に入れたという。

 昨年7月、マルタ船籍の貨物船「アークティック・シー」が「行方不明」になるという事件があり、ロシア海軍の艦船が捜索にあたっている。どうやら、船の位置は確認できていたのだが、乗組員の安全を考えてこの事実を当局は公表していなかったようだ。

 スウェーデン沖で警察を装った一団にハイジャックされ、8名が逮捕されたというのだが、「公式見解」に疑問を持つ人は多く、イランへS-300を運んでいた同船をイスラエルの情報機関が襲撃したのだという噂も流れている。

 こうした噂が出るほどイスラエルはイランのS-300購入を嫌っているのだが、自分たちがアメリカからさまざまな最新兵器を提供されてきたことは気にもとめない。イスラエルの圧倒的な暴力に支配された「中東の平和」が彼らの望みなのだろう。

 その一方、ロシア政府の意向を無視する形でアメリカのバラク・オバマ政権はポーランドへの「SM-3(スタンダード・ミサイル 3)」配備計画を推進、日本とは次世代型のSM-3を共同開発している最中で、米ミサイル防衛局の広報担当によると、すでに日本はこの研究開発に10億ドル(約900億円)を支出しているという。この新型を2018年頃には「イランの弾道ミサイルからの脅威」に対抗するため、NATO諸国に配備する予定だという。アメリカやイスラエルの基準に従うと、このSM-3も周辺国への脅威になる。





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最終更新日  2010.08.08 01:44:18


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