全109件 (109件中 101-109件目)
「母が己が独り子を命を懸けてでも護るように一切の生きとし生けるものに対して無量の慈しみの意を起こすべし菩薩の行いをいたしましょう」(この「道元禅師からのメッセージ16選」は永平寺の順路に掲示されている写真パネルに醍醐山を愛する会のメンバーが心を動かされ許可を得て掲載しているものです。昨年から折に触れてご紹介しています)
2018.05.01
コメント(0)
JR身延線・甲斐岩間駅からくねくねした山道を登ること15分。左端に富士山の雪の頂。奥の山なみ、右より 五老峰、大ガレの頭。手前の山なみ、右が 武山、左が雨ケ岳。標高約500メートルの寺所(てらどこ)地区は今、千本桜が八分咲きです。千本桜の始まりは昭和50年代。村落の存亡を憂いた住民の有志が、桜の名所にして住民の流出を防ごうと、1,000本の桜の植樹を目指して“寺所桜を育てる会”を設立しました。右 五老峰、左 大ガレの頭(毛無山はその奥)毎年地道に桜を増やして1988(昭和63)年に900本を達成。翌年には桜の里親制度を導入して都会からも里親を募り、念願の1,000本の植樹を達成しました。先輩格には札が付いています(*^^*)桜の中にひっそりと佇む鳥居。うっすらと「春日」の文字が見えます奈良の春日大社はあまりに有名ですが、実はここにも、氏子戸数・五戸の春日大神社があるのです。創立年代は不詳ですが、藤原氏の子孫が寺所に定住した折、天児屋根命(あめのこやねのみこと)を勧請し奉祀したと伝えられています。天児屋根命は、あの天照大神の岩戸隠れの際に岩戸の前で祝詞を唱え、天照大神が岩戸を少し開けた時に太玉命(ふとだまのみこと)とともに鏡を差し出した神様。この神様は中臣連(なかとみうじ)の祖神であることから、中臣鎌足を祖とする藤原氏の氏神として信仰されたのですね。祝詞の神、出世の神、そして知恵の神ともされています。桜を鑑賞したら是非お参りしましょう。帰り道は四尾連湖方面に上るとこんな景色が。1本1本故郷を想いながら植えたことが偲ばれる、寺所千本桜は間もなく満開です。
2018.03.31
コメント(0)
年間180万人が訪れる人口3600人の村があります。武尊山(ほたかやま)の麓・群馬県 川場(かわば)村です。上州武尊山 左側 武尊山2158m ・ 右側 前武尊山平成の大合併の際、一時世田谷区との遠隔地合併が検討され話題を呼びました。結局単独で生きる道を選択しながらも密に交流し、高い村民満足度を維持し続けています。右側より 谷川岳1963m・万太郎山・仙ノ倉山山に囲まれた農業が主体の村ですが、地方の町村が疲弊し人口減が加速する中で、1970年の4100人からそれほど減少していません。周辺の山々:赤城山1828m川場村役場全国に1,000以上ある道の駅の「モデル道の駅」に選定された田園プラザ川場 (道の駅)「一日中遊べる」のモットー通り、地元の新鮮野菜・果物が買えるファーマーズマーケットや、地元食材を使用したレストラン、パン工房、ビール工房、カフェや日帰り温泉に加え、直営のホテルもあります。ホテル田園プラザ村特産 ブランド米「雪ほたか」水と米が美味しいので当然おいしい日本酒があります。川場ビール田園プラザ川場は全国でも珍しい、株式会社の道の駅です。厳しいプロ意識に支えられた経営が、毎年20万人ずつ増えるという来場者とリピーター率の高さを生んでいます。川場村のお洒落なATM
2018.03.20
コメント(0)
里山には、春一番の花が次々に咲き始めています。塩山竹森の小倉山のザゼンソウをご紹介します。ザゼンソウ(座禅草)は僧が座禅しているように見えるため、その名があります。自ら25℃もの熱を出して周囲の雪を溶かし、いち早く春を告げる神秘的な花です。ザゼン草群生地入口の「玉宮ざぜん草公園」を起点に、周辺の里山を探訪できます。小倉山からの展望 南アルプス連山、帯那山、塩の山(手前左)平沢峠からの富士山ホウの落ち葉と春の小川自らの熱で周りを温め力強く花開く健気なザゼンソウは、幸福を呼ぶ縁起のよい花として愛されています。甲州市観光協会HP 玉宮ザゼン草群生地
2018.03.18
コメント(0)
ミズナラ「コナラは大きくなってもコナラです」というのは醍醐山でよく聞くギャグですが(笑)これは別名オオナラです。ブナ科コナラ属オオナラです。コナラ属はヨーロッパではオークと呼ばれる建築材ですが、中でもミズナラ(オオナラ)は良質です。ダケカンバごつい白樺と覚えれば当たらずといえども遠からず。ヒノキ(左)、コナラ(右)ヒメシャラ(ナツツバキ)リョウブ令法と書きます。リョウホウがなまってリョウブと呼ばれるようになりました。葉が食べられることから救荒食物として栽培を奨励する令法が出されたようです。背負子(しょいこ)や農具の柄にも使われ、炭にしても良質の「使える木」として愛されてきました。ホウノキモクレンの仲間です。ホウノキの葉朴葉味噌でおなじみのほう葉です。ウリカエデ日本にだけあるカエデです。
2018.01.29
コメント(0)
山梨県上野原町と東京都檜原村(ひのはらむら)との県境にある三頭山(みとうさん)の樹木をご紹介します。醍醐山にある樹木とは少し違います。ブナ「ブナの山には水筒いらず」といわれるほど山にたっぷりと水を蓄えてくれる木です。ブナジゾウカンバ(左)、イタヤメイゲツ(右)名月と名の付く楓は、月の光でも紅葉が美しく見えるとか。クマシデ堅いため、農具の柄によく使われた木です。カラマツイヌシデシデの名前は、花穂の垂れ下がる姿が注連縄の紙垂(しで)に似ているところからきています。イタヤカエデ建築材だけではなくバイオリン・ギターなどの弦楽器にも使われます。アセビ馬が葉を食べると酔ったようにふらつくと言われ、馬酔木という字があてられます。万葉集にも登場するツツジ科の木です。
2018.01.28
コメント(0)
自分の宗教を信ずるあまり他の宗教をそしり果ては憎しみ争うほど愚かなことがあるでしょうか正しい宗教はいつの時代にも人々を照らし平和な生き方へと導くものなのです宗教者同士が刃を抜いて争うことなどあってはなりません
2018.01.19
コメント(0)
「知る」ということと「わかる」こととは違うのです知ってはいても実行されなければわかったことにはなりません薬の効能書を読んだだけでは病気は治りません禅も実行してはじめてわかることなのです
2018.01.07
コメント(0)
そしてついに玉のような幾週が来る。 夏の醗酵をおわった自然は おもむろにまろく熟して安定した層になり、 きょうの秋の日には下ほど濃く、 上へゆくほど晴れやかにすきとおって、 かろく きらきらと うっとりと 甘く 涼しい。 (尾崎喜八「秋の日」より)大阿原湿原入笠山(にゅうかさやま)は、長野県の中西部:富士見町にある赤石山脈(南アルプス)北端の標高1,955 mの山です。頂上からの八ヶ岳と山麓花の山として知られ、季節ごとに沢山の高山植物が咲き乱れます。入笠湿原入笠湿原 ヤナギランの群落御所平 高山植物が咲き乱れます御所平 シシウドが出迎え御所平 吾亦紅(ワレモコウ)の群落大阿原湿原大阿原湿原 環境保護の木桟橋湿原からの湧き水入笠山案内図山野草公園からの八ヶ岳山麓
2017.09.03
コメント(0)
全109件 (109件中 101-109件目)