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ジョニー・デップ


2005年10月06日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
『しあわせな孤独』 (2002) OPEN HEARTS [米]   113 分  
製作国 デンマーク ジャンル ドラマ/ロマンス
公式サイト ◇  シネプレックス

2002年秋、デンマーク国内で8人に1人が観るという大ヒットした人間ドラマ

誰も予期していなかった一つの交通事故を境に回り始める男女4人の切ない運命のいたずらを描いた愛の物語。監督はCFやミュージックビデオも手掛けるデンマーク期待の新鋭スザンネ・ビエール。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のラース・フォン・トリアー監督が提唱する“ドグマ”という人工的な照明を使わずに手持ちカメラのみでロケーション撮影を行う手法を用い、人間の生身の姿をあぶり出しその内面に深く踏み込んでいく。 

<セシリとヨアヒム>
たった今まで二人は笑い合ってキスして、プロポーズされて婚約してまさに人生これからッと言う時、いきなり奈落に突き落とされた。 彼が全身麻酔になってしまった。 

<マリーとニルス>
子供3人、女の子はティーンエーンジャーでイライラさせられるけど、下の息子はまだ8歳と6歳でかわいいし、夫は大学病院勤務の医者で、平凡だけど満ち足りた生活。それが、一瞬の不注意で事故をおこして、事故の相手の一生を台無しにしてしまった。

突然の事故により ふたつのカップルは出会います。

マリーがニルスに言います。

それは 夫ニルスに対しての警告めいたセリフでしたが、23歳という若さで婚約者が重度の障害者になってしまった状況が果たして受け入れられるか?という疑問につながりました。 若いから耐えられないとは、一概にはいえないでしょうが。

セシリは23歳。 確かにもう大人の女性でしょうが、まだまだ、どうとも人生を変えられる年齢です。 自分を抱きしめる事のできない彼に一生添い遂げられるか? それで、徐々に彼女の<若さ>や<美しさ>や<もろさ>が 露呈しいきます。思慮浅い人間では決してないんでしょうが、、彼女を批判的に見るとも違うし、共感とも違うんだけど、、。こうなったらどんなことが正しいとか悪いとか判断は難しいです。 人は誰もがそんなに強いわけじゃないし。自分たちの<子供>だって望めない、などを思ったり。 事故直後は、二人の愛は変わらないと信じてるんだけど。 彼を愛しているし、支えていたいし、傍にいたいと思ってるだけでは 彼を救えない。 専門家じゃないんだし、まして恋人だと 余計に難しいことだというのが 見てて切実に感じました。

そして、彼。
彼には、自分の体に起きた事、現実、将来、総てが受けいれらる余裕が無い。
彼女のことも 受け入れられず、拒否してしまう。
彼女にあたりちらし 病院には来ないでくれと言う。
そんな風に殻に閉じこもって 総てを呪い 無気力になる。
彼女は そんな彼にどうしていいか分からずに結局慰めと支えを安易に求めてしまう。

やがて、彼女が見舞いに現われなくなるにつれヨアヒムは、
「彼女から 電話はあったか?」っと気にします。
「電話はあるわよ、毎日」

ただ一人の彼の理解者ですが、彼はとても残酷な言葉を投げかけてしまいます。
彼の陥っている地獄が またもや感じられました。

それでも、最後に、二人の関係について彼は決断します。
淡々とした表情が かえってたまらない。
ヨアヒムが一番 不幸なのに。

<ついてない>という軽い表現が、なんと重いことか。

でも、4人の苦しみが ほぼ均等に?描かれてました。


ただ マリーは、大変な事故をおこしてしまった割には あんまり悩んでるようではないのが、??でした。
冷静すぎるような気がしますね。 それとも苦悩をこらえていたのか?
マリーが
「もう少ししたら ママは元気になるから」
っと、ある朝 泣きじゃくった後に子供に言うシーンは母として共感を覚えるものがありましたが、
でも、夫婦間の問題のことです。
彼女は 重大な事故への認識が浅く、娘だって気付いたことに気付かないというのは、、。
ちょっと鈍感な気がするんですけど。、
でも、結婚10年以上の夫婦は そんなものかな。
夫はなんと言っても 誠実な人なのですから。

ニルスが最後
「僕たちは、こうなる運命だったんだ」
っというセリフは、なかなか含みがありました。
結局 どうなったのか。、
明確に描かれずに 終わったので 想像しちゃいます。


以下ネタバレ↓



2ふたりの関係は 破綻する 
(年齢差や、その後の状況で冷めてしまう)
 ニルスは、家に帰るのか? 家庭に戻るのか?
 セシリは やがて別の男性と出会う?

ほんとに いろいろ考えちゃう映画でしたね~。
皆、普通の人、普段だったら、、そんな行動は取らないでしょうという感じの人たちですよね。
特に ニルスは良識もありよき夫で父親でしょうに。
やっぱり
「彼女はかわいそうな人なんだ」
っと娘に 言ってたように、男性は可哀想で綺麗な若い子には弱いのかしらん、だって、一番かわいそうなのはヨアヒムなのにね~。
<重大な事故>をおこしてしまって妻は なんだか すごいしっぺ返しが来たようでした。
加害者側と被害者側と、普通なら はっきり線が引かれそうなものですけれど、。
ヨアヒムの両親にしてみれば、セシリの行動は許されないことですよね。
加害者の夫と不倫。 息子と婚約解消なんて。
マリーの家庭(加害者の家庭)だって、皆がみんな、そうとは限らないとはいえ 破綻してもおかしくない。 映画ではきっかけが二人の不倫でしたが、そういう形でなくても、なんにも 前と変わらずのほほんと過ごす、、というのは、ありえないことでしょう。。



などなど。。思いをめぐらしてしまいました。
エンディングの音楽がまた 良かった~。


ドグマ手法のせいかどうか分かりませんが、
”人間の生身の姿をあぶり出しその内面に深く踏み込んでいく。”
というのが 確かに感じられました。

●デンマークの映画といえば、『子供たちの城』、『ペレ』のピレ・アウグスト監督、ビョーク主演の、カンヌで受賞など大きな話題となった『ダンサー・イン・ザ・ダーク』、『奇跡の海』のラース・フォン・トリアー、『バベットの晩餐会』などの良質な作品がありますね。 

しあわせな孤独【ZMBY-1759】=>20%OFF!しあわせな孤独 しあわせな孤独



監督: スザンネ・ビエール Susanne Bier
製作: ヴィベク・ウィンドレフ Vibeke Windelov
ヨナス・フレデリクセン Jonas Frederiksen
製作総指揮: ペーター・オールベック・イェンセン Peter Aalbak Jensen
原案: スザンネ・ビエール Susanne Bier
脚本: アナス・トーマス・イェンセン Anders Thomas Jensen
音楽: イェスパー・ヴィンゲ・レイスネール Jesper Winge Leisner

出演: ソニア・リクター Sonja Richter セシリ
マッツ・ミケルセン Mads Mikkelsen ニルス
ニコライ・リー・カース Nikolaj Lie Kaas ヨアヒム
パプリカ・スティーン Paprika Steen マリー
スティーネ・ビェルレガード Stine Bjerregaard スティーネ



女性コックのセシリと博士号取得を目指す大学生ヨアヒムのカップルは、結婚を間近に控えていた。だがある日、セシリの目の前でヨアヒムが交通事故に見舞われる。そして、彼は病院で一命を取り留めるも、全身不随になってしまう。ヨアヒムを轢いたのは、この病院の医師ニルスの妻マリーだった。彼女は助手席に座っていた娘スティーネと口論中、前方不注意で事故に至った。事故以来、絶望感から心を閉ざし、セシリまで受け入れなくなるヨアヒム。傷つき打ちひしがれるセシリ。そんな彼女の支えになろうとニルスは優しく接するのだったが…。







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最終更新日  2005年10月06日 22時43分36秒


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