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2006年04月10日
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カテゴリ: 海外文学
クライム・マシン 「この間、あなたが人を殺した時、わたし、現場にいたんですよ」―殺し屋リーヴズの前に現れた男は、自分はタイム・マシンであなたの犯行を目撃したと言った。最初は一笑に付したリーヴズだが、男が次々に示す証拠に次第に真剣になっていく。このマシンを手に入れれば、どんな犯罪も思いのままだ…。奇想天外なストーリーが巧みな話術で展開していく「クライム・マシン」、ありふれた“妻殺し”が思わぬ着地点に到達するMWA賞受賞作「エミリーがいない」をはじめ、迷探偵ヘンリー・ターンバックル部長刑事シリーズ、異常な怪力の持ち主で夜間しか仕事をしない私立探偵カーデュラの連作など、オフビートなユーモアとツイストに満ちた短篇の名手、ジャック・リッチーの傑作17篇を収録したオリジナル傑作集。 このミステリーがすごい!(2006年版)


2006年版「このミステリがすごい!」の海外部門1位。



感想:

面白い!kaoritalyさん、どうもありがとうございました。ようやく読めました。短編なので、なかなかとっつきにくかったのですが、読み出したらあっという間でした。初めの「クライム・マシン」ではどうも乗れなくて、いまいちかな~っと思いましたが、「エミリーがいない」で断然面白く感じました。かならず、ドンデン返しを仕掛けてるが凄いですね。辛口ですが、ピリッとしてて、すごくいいです。昨今は長編ブーム。でも、スカッとした語りくちの短編もまたいいものだと思いました。 短編って、ユーモアや頭の切れを問われるものだな~っと改めて思いましたよ~。

ターンバックル刑事部長 の話が、ふたつありましたが、彼は運の悪い名探偵なのか、まぬけな迷探偵なのか判断できないのがミソですね。ターンバックル、単に鈍い奴?。。

カーデュラ 元伯爵がしょぼい探偵事務所を経営という話が4つ。身につまされるというか、せっかくの特殊能力?がさっぱり事件解決に関係ないというところが哀愁ですねぇ。ドラキュラのはなしでおなじみのヴァン・ヘルシング(作中イェルシング)登場する話がありますが、対ドラキュラの颯爽とした姿を想像しがちな人物ですが、ここでは、因縁の関係を彷彿とさせつつ、普通で、立ち回りなどもなく、かえって新鮮でした。


短編は、オチがすべてですね。以前は、アイザック・アシモフの「黒後家蜘蛛の会シリーズ」、アガサ・クリスティ短編集が愛読書でした。ブラウン神父、フィリップ・K・ディック なども有名ですね。最近ではジェフリー・ディーバーの「クリスマスプレゼント」などなどありますね。このジャック・リッチーという人も、かなりな切れ者という仕上がりですね。この人の話はまた読みたいですね~。また、発行される予定はあるのかしらん。



「この間、あなたが人を殺した時、わたし、現場にいたんですよ。」タイムマシンを信じなかった殺人犯リーヴスは、次々とヘンリーが差し出す証拠にその存在を信用し始める。さて結末は?

「ルーレット必勝法」
カジノに現れた男はギャンブル必勝法を知っているとほのめかした。笑っていたカジノオーナーは毎日勝って帰る男を不快に思うようになって。。

「歳はいくつだ」
余命四ヶ月言われた男。残された日を充実して過ごすようにと進める医者。男の始めたことは。

「日当22セント」
無実の罪で服役していた男が晴れて出所した。無能な弁護士と嘘つきの証人のせいだった。「出所したらまず銃を買います」。

「殺人哲学者」
「刑務所で誰にも邪魔されず思索に耽るために人を殺した」。逮捕にあらわれた男たちにうそぶく男のはなし。

「旅は道づれ」
機内で隣り合わせになったふたりの女。おしゃべりに盛り上がるうちに。。偶然、隣り合わせた飛行機の乗客のはなし。ところが話しているうちに。。

「エミリーがいない」
アルバートの妻エミリーの姿を見かけなくなったことで、周囲の人々はアルバートが財産目当てにエミリーを殺害したのではないかと疑い始める。思いもつかない結末に唖然。

「切り裂きジャックの末裔」
精神科医のもとに現れた患者は、切り裂きジャックの末裔だと名乗った。精神に異常はないが、ジャックの末裔だということだけは信じている男。やがて精神科医の胸に、ひとつの計画が浮かび上がった。

「罪のない町」
「青少年犯罪」防止のための報告書を出すよう求められたミルドレッドは途方に暮れる。この町では犯罪など起こったことがないのだ。

「記憶テスト」
見たところ何の問題もないように見える一人の囚人。なのになぜか5度も仮釈放申請を1度も認められたことがない。6度目の申請で、係官達の判断は?

「こんな日もあるさ」
ヘンリー・ターンバックル部長刑事もの。
警察に、兄の捜索願いしに女がきた。身分証明書が一切ない男で、事故にあってもわからないかもしれない。近在を問い合わせたところ、ひとりの身元不明の死体が発見される。しかし、すでに別の人間が身元確認を終えて葬儀の手配をしていた。殺人事件の疑いをもつターンバックルだったが、。

「縛り首の木」
ヘンリー・ターンバックル部長刑事もの。
自動車の故障でとある村にたどりついたターンバックルとラルフ。その村には、魔女の呪いで、年に一度<縛り首の刑>が実施される伝説があった。泊り客を脅すイベントだと思うターンバックルだったが、ラルフは部屋を変えようと言う。

「カーデュラ探偵社」
私立探偵カーデュラ元伯爵は、その特異体質の関係上、夜専門の探偵です。伯父が遺言を書き変えると宣言したため、伯父の命が心配なので身辺調査警護の仕事の依頼が舞い込みました。給料が払えなくて、泣く泣く使用人にやめてもらう元伯爵……。

「カーデュラ救助に行く」
強盗を目撃したカーデュラ。曲者を投げ飛ばしたら、被害者の女から怒られた。警察にまで疑われ、けげんなカーデュラ。翌日、同じ場所、同じ時間に、昨日とまったく同じ光景が繰り返された。

「カーデュラの逆襲」
カーデュラの宿敵ヴァン・イェルシングがまたもや姿を見せた。祖父の代からの執念深さ。何とかしないとカーデュラの命が危ない。

「カーデュラと鍵のかかった部屋」
盗品の絵画が盗まれた。盗品ゆえに警察に届けるわけにはいかない。そんな事情ゆえか、事件はカーデュラのもとに。

「デヴローの怪物」
地元の旧家デヴロー家には、夜な夜な徘徊する毛むくじゃらの怪物の伝説があった。現当主ジェラルドはダイアナと婚約中。そんなある日、ダイアナの父親マンスン大佐が怪物を目撃。村には不穏な空気が流れる。
「クライム・マシン」同様、ジャック・リッチーの魅力がぎゅうぎゅうに詰まった一編なのです。







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最終更新日  2006年09月04日 01時41分32秒


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