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2007年11月29日
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カテゴリ: 海外文学
完四郎広目手控 シリーズ第三弾
BOOKデータベースより
江戸時代の広告代理店、広目屋「藤由」の香冶完四郎がおなじみ仮名垣魯文とともに、攘夷の暗雲垂れ篭める横浜へ。万国の人間が集う開港まもないこの地で起こる、不可思議な幽霊騒動や殺人事件。、アクセント 豆まきのマス.gif日本を食い物にしたいいじんの仕業か、それとも攘夷派の企みか。それぞれの文化がぎこちなく交じり合い、思惑がからみ合って起こる難事件のトリックを、見事な推理と剣さばきで、完四郎が解き明かす。





アクセント でんでん太鼓.gif 一作目『完四郎広目手控』 は江戸 、  2作目『天狗殺し』は 東海道 が舞台でした。三作目の本作は 横浜 が舞台。  ペリー来航、開国、攘夷 と、政情不安な中、外国人たちが暮らす横浜で起こる事件を、 完四郎と魯文 のコンビが解き明かします。


浮世絵 の挿絵が効果的ですね。馬に乗った異人の娘や、気球を眺める異人とか。開国当時の、突然押し寄せた異人文化には、かき回された日本だったのだろうな~と感じますね。


異文化に初めて接した日本人達。
完四郎たち 瓦版屋 は、同じような業種の外国の新聞に興味を持ちます。

「筆合戦」では、 岸田吟香 (のちの「新聞の父」)が現れ、どちらが 新聞 にふさわしい記事を発掘し、書けるかの勝負をします。幕府の規制を受ける瓦版屋では、犬が店屋で暴れただの、死んだだの、芸能や噂ばなし的内容になってしまう。一方の岸田は外国の新聞を読んだことがあり、新聞は毎日発行するものであることに、完四郎たちは驚きます。内容も社説的。時勢を切り、読み解くものです。

その記事勝負が、最後にはひとつの真実につながっていきます。


幕末の有名人 が物語に絡むのも楽しいですね。

これまでにも、 土方歳三や坂本竜馬 が登場しました。『天狗殺し』では、坂本竜馬が、東海道の旅の道連れに。京都でも完四郎ファミリーの一員でした。


高橋さんの、 歴史ミステリ はとにかく面白いです。安心して読めます。
完四郎は将来日本の「新聞」を目指すのでしょうか。続編『文明開化』が気になります。いよいよ日本を飛び出し、アメリカ修行に行っちゃうんでしょうか。


完四郎ファミリーも三作目となると、バラエティに富んできました。先読み(予知能力)の女の子:お映に変わり、ヒロインは、ジェシカという横浜に来ている、活発な異人の娘が登場し、賑やかです。完四郎は、モテモテですね。あちこちに完四郎ファンがいますね。(^^)


異人の文化や習慣に戸惑ったり、刺激を得たり、将来への方向性を考えたり。事件を解決したり。大忙しの内容ですね。「新聞」や「気球」といった近代文化に目を輝かせているのが見えるよう。一方では 「池田屋事件」 攘夷派水戸藩士の不穏な活動 。横浜の町に生きる人々。 浮世絵業界 の人々。


明治維新の立役者の伝記的物語とは違う、当時の庶民側からの時代の雰囲気がありました。
アクセント 豆まき 赤鬼と障子.gif 御宿かわせみ  といった町方の捕物帳とは違う切り口の事件解決が面白いですね。


【完四郎広目手控 シリーズ】



一作目『完四郎広目手控』 & 二作目『天狗殺し』  感想


高橋克彦作品 感想

『写楽殺人事件』

『だましゑ歌麿』 『おこう紅絵暦』

『完四郎広目手控』

『記憶』シリーズ 『緋い記憶』 『前世の記憶』 『蒼い記憶』

『いじん幽霊』









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最終更新日  2007年11月30日 18時18分33秒


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