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2007年12月14日
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テーマ: 映画と原作(88)
カテゴリ: 日本文学


数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリ
天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は愛した女を守るため完全犯罪を目論む。湯川は果たして真実に迫れるか


文藝春秋|本の話より|自著を語る
ドラマ「ガリレオ」
映画「容疑者Xの献身」鑑賞感想




2006年度 五冠に輝いた作品
『第6回本格ミステリ大賞』 『第134回直木賞受賞作』
『本格ミステリ・ベスト10 第一位』『このミステリーがすごい! 第一位』
『「週刊文春」ミステリベスト10 第一位』

物理学者・湯川が活躍する「探偵ガリレオシリーズ」の第三弾



隣に住む花岡靖子に淡い恋心を抱く高校教師・石神。ある日その花岡母子が殺人を犯してしまう。天才的な論点から完璧なアリバイを考え出し、二人を守ろうとする石神だが、大学時代の友人であるもう一人の天才・湯川の手によりそのトリックは脆くも崩されてしまう…。最後のどんでん返しには驚かされます。どうして石神はそこまでする必要があったのか?


感想

ドラマ「ガリレオ」はまってます!
もうすぐ終了、寂しいです~~。短編集の売れ行き好調のようですね。
来年は、今作「容疑者Xの献身」の映画化も話題ですね。


さて原作の感想です。
花岡靖子、湯川センセに匹敵するほどの天才が、そこまで惚れるほどの女性なのかと、ちょっと不思議。何故、才女で美人で有能な女ではないのか。バツ2で中学生のコブつき。 水商売→弁当屋店員。。美人のようだけど「こんな 中年の女のわたしに どうして。。」本人も首をかしげる。幸薄そうな美人には、男性は弱いのね~。


いえいえ、それだけ、石神センセは寂しい人だということが切々と伝わります~~。寂しい人は寂しい人に惹かれる。。一方で金をたかりにくる前夫のような人間もいれば、公園で寒々しく暮してるホームレスたち。東野作品の、登場人物たちってざっと背景や苦労話を語ってるだけで、ググーッと惹き付けられちゃいます。だからといってお涙頂戴ってわけでもなく淡々としてる。
今回は『白夜行』のような犯人側の感情徹底削除方式とは違い、犯人側が主人公です。


ラストの方で、天才的頭脳の石神のあまりに悲しく寂しい心に、胸が痛みました。。ミステリであると同時に恋愛小説の面もありますね。そんなに頭の良い人がどうして、事後従犯になど手を貸すのかが不思議ですが。、それはそこ。「愛」なんですね~~。


そんなライヴァルを、心底心配し、数年ぶりというのに、すぐに真相に気づいてしまう湯川センセもお気の毒です。。それほど友情に厚い心をお持ちだったとは、短編集ではわからないことでした。温かい一面が知れてうれしい反面、やっぱり切ないです。 


天才同士の頭脳合戦と、凄まじいトリックだけに終わらず、こんなに悲哀を感じさせてくれるなんて。 <湯川シリーズ>、ホラーネタと思わせて科学でトリックのネタ明かしの短編集と違って、長編では人間寄りのミステリーをでした。『赤い指』ほど暗澹とはなりませんでしたが、深い。。個々の人物造形がというより、人の弱さや醜さを、ただただ順々に描き出す筆運び、、油断してると、グサリとやられちゃいます。 読み終わっても、引きずってしまうんですよね~~。


映画化 ドラマ化

”福山演じる天才物理学者・湯川学の最大の好敵手、天才数学者“ダルマの石神”こと石神哲哉が登場する。この石神を誰が演じるのか? というのが、今後大きな注目を集めそうだ。”(『ガリレオ』プロジェクト)




映画で、石神を誰が演るのか、興味深いです。






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最終更新日  2008年10月14日 00時12分40秒
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