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2009年06月03日
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「巷説百物語シリーズ」の第一弾 妖怪時代小説の金字塔

【目次】

小豆洗い/白蔵主/舞首/芝右衛門狸/塩の長司/柳女/帷子辻

「小豆洗い」
ある僧が嵐を避けて山小屋に泊まる。同宿する人々が暇つぶしと称して順に怪談を披露するが、僧は過剰な反応を示し揚げ句に外に逃げ出し、死んでしまう。

「白蔵主」
祠の横で休む男がひとり。男は、かつて狐釣りの名人で、散々殺しては銭を儲けていた。雄も雌も親も子も、祠周囲の狐という狐を殺した者だった。男にはかつて好きな女がいた。昔の回想をしているところ、狐の面をつけた女が現われ、狐の祟りか怨念かと腰を抜かす。面を取った女は、この近くの寺近辺で、最近追いはぎが出没し、物騒なのだという話をする。

「舞首」
・鬼虎の悪五朗・・・大酒飲みの博打うち。異常な女狂い
・黒達磨の小三太・・賭場の侠客頭

世間を脅かしていた、三人の凶悪な男が首なし遺体で見つかった。
誰が誰を殺し、どういういきさつでこうなったのか。

「芝右衛門狸」
芝居小屋裏で幼女の遺体が見つかった。浄瑠璃人形のように綺麗な顔が、縦にまっぷたつに割られていた。事件後、幼女の家の庭先に毎夜狸が出没、幼女の祖父と意気投合。人語がわかる狸だという噂が流れ、10日目に、自分がその狸だという爺が現われる。京都大阪では辻斬りが世間を騒がしていた。

「塩の長司」
馬飼長者という豪農の家。痩せ馬をひいたひとりの男が、浜に流れ着き下男として働き出した。どこの馬の骨とも分からない男だったが、馬の扱いに長け、真面目なところを見込まれて、ひとり娘の婿のおさまったのが20年前。ところが最近この二代目長次郎の人柄が変わったという。

「柳女」
北品川宿の柳屋という旅籠。主人の吉兵衛は、10年で4人の妻と3人の子供を失った。このたび、5人の妻を迎えることなった。

「帷子辻」
京都の帷子辻で、三度、女の腐乱死体が突如出現した。


<シリーズ紹介>


幕末、御行の又市らの暗躍。偶然彼らの仕掛に巻き込まれた戯作者志望の若者・山岡百介を中心にして描く。

・『後巷説百物語』2003年第130回直木賞受賞
明治時代、巷で騒がれる奇妙な事件を解決しようとする4人の男たちと、彼らに知恵を貸す「一白翁」こと山岡百介の昔語りで物語は進む。

・『前巷説百物語』
山岡百介と出会う前の又市たちの話。


作品中に登場する妖怪たちの出典は、江戸時代の絵師:竹原春泉による日本画集『絵本百物語』。もともと人間の醜い心を風刺した画集である。その”業”を見据える又市の姿が、たんなる勧善懲悪の時代劇ではない深みを物語に与えている。


泉鏡花賞受賞作『嗤う伊右衛門』にも登場する小股潜りの又市が、江戸の世を舞台に悪党を退治する時代小説の第1弾。デビュー作『姑獲鳥の夏』に始まる「憑き物落とし」中禅寺秋彦が活躍する作品群とは、また味わいの異なる妖怪シリーズ。どうにも立ちゆかない事態を「妖怪」のしわざとして収める。
著者自身の言葉を借りれば、本作は、難事件を「妖怪」と名づけて払い落とす中禅寺のシリーズの「裏返し」なのだそう。
京極ワールドの特徴は、妖怪の不気味さ、謎解きの意外さ、物語を逸脱して語られる蘊蓄。
そして、癖のある“レギュラー出演者”たちが織りなすアンサンブル。
胡散臭いレギュラー陣が、毎回毎回、見事などんでん返しを演出する。


【京極夏彦 読書感想】

『姑獲鳥の夏』 『 魍魎の匣』 『狂骨の夢』  『鉄鼠の檻』 『絡新婦の理』 
『塗仏の宴 宴の支度』 『塗仏の宴 宴の始末』 『陰摩羅鬼の瑕』  『邪魅の雫』 
『巷説百物語』 『続巷説百物語』   『後巷説百物語』 『前巷説百物語』







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最終更新日  2009年06月03日 14時17分54秒


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