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2009年10月21日
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このミステリーがすごい  2002年版 海外編 第2位 

【内容】

流感警報発令中。続出する病気欠勤にデントン署も壊滅状態。折悪しく、町には中傷の手紙がばらまかれ、連続老女切り裂き犯が暗躍を開始する。記録破りの死体の山が築かれるなか、流感ウィルスにも見放されたフロスト警部に打つ手はあるのか……? さすがの名物警部も、今回ばかりは青息吐息。『クリスマスのフロスト』『フロスト日和』につづく、人気の英国警察小説シリーズ第3弾。解説=霞流一

【感想】

人気のフロストシリーズです。
ずっと気になってなっていましたが、手に取るのははじめてです。
警察小説であること、分厚いということで敬遠してました。

この作品のように、複数の事件がほぼ同時に発生し、それを刑事が追いかけていく小説を「モジュラー型」と呼ぶそうです。
こうした形式のさきがけは、ギデオン警視シリーズや、エド・マクベインの〈87分署〉シリーズなどに代表され、今日の警察小説で多く用いられているそうです。フロストシリーズはどれもこの形式のようです。



1.少女失踪     →少女殺人事件に発展
2.匿名の中傷手紙  →少女自殺事件に
3.   ヾ     →放火、殺人事件に
4.   ヾ     →老人自殺事件に
5.老女連続殺人   →5~6人?の老女が犠牲に

etc...

というように、事件が錯綜し、なんだかんだで10人ほど亡くなっているんじゃないでしょうか。 とにかく事件がじゃんじゃん起きる。
一体、犯人は単数なのか複数なのか、ちゃんと解決できるのか、ドタバタ劇で終わる喜劇なのか、最初は判断がつきませんでした。

さて、主人公フロストですが、まあ、ホントにこ汚そうなおじさんですね。
この人のようなヨレヨレのコートを着ている人というと、コロンボ刑事を彷彿します。あんな風にひとりの犯人をジワジワ追いつめるのとは対照的で、とにかくいっつも駈けずり回ってますね。 あっちの事件からこっちの事件へ、飛びまくり「なんてこった、そっちのことを忘れていたよ」を連発。読む側としては、次から次と発生する事件に、フロスト同様引きずりまわされますが、物語にちゃんとついていくことが出来るのが不思議です。

ごちゃごちゃしてるようで、ちゃんと終結するのもすごいですが、フロストの魅力というのも大きいのでしょうね。

初めてフロストの、そうした場面を読んだ時、意外で、急に小説の世界が身近になりました。事件がドタバタ進むし、人の感情はおきざりになる作品かなぁと思っていたので。
コンビを組まされた新米刑事部長は、出世欲からフロストの失脚ネタを見つけるようにという、署長の指示を承諾しますが、下ネタジョークを軽蔑しつつも、結局はフロストを容認して?しまう。少しは尊敬もするようになったのでしょうか。署内の警官達からの、信頼が厚いことも伺えます。

この、だらしないようでいて、鋭い推理で事件を解決に導き、かつ、温かい人柄がふと垣間見える、フロストという人が、すごくではないですが気に入りました。だってイケメンでもないし。、奥さんの葬式以来、初めてお墓に来た時や、誰も待つ人のない部屋を思い浮かべるなど、おじさんの哀愁も漂いますが、メソメソしてないトコが良いですね。

また同シリーズを読んでみようという気になってます。しばらくしたら。。


英国ITVで1992年よりTVドラマ・シリーズ化


第二弾『クリスマスのフロスト』
第三弾 『夜のフロスト』
第四弾 『フロスト気質』
短編集『夜明けのフロスト』(『ジャーロ』収録作品のなかから7編を厳選した傑作クリスマス・アンソロジー)








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最終更新日  2009年11月05日 13時35分49秒


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