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2010年03月02日
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カテゴリ: カテゴリ未分類


このミステリーがすごい! 2010年版  海外編  第2位

ミレニアム三部作

【感想】

明日は、公立高校の後期募集日。泣いても笑っても、あしたが最後の勝負です。
今日は、学校休んで自宅学習にしました。今年は不景気の為に、公立受験は倍率がドーンと上がり、偏差値もどこも去年より2は上がってます。大体、制度が新しく変わり、インフル騒ぎ、前期募集の日に西武新宿線が止まるなど、何かとかわいそうな今年の受験の子たちです。


ヨーロッパ・ミステリーがこの頃隆盛なようです。
去年の「このミス」第一位『チャイルド44』は、旧ソ連・ミステリーでした。

この『ミレニアム』シリーズがスウェーデン・ミステリーです。
三部作で、三冊ともに、TOP10位内にランクインしています。


とにかく、いろんな要素がいっぱい詰まってて、面白かった。
ある家族の家族史でもあり、復讐劇の態をなす時もあり。
スウェーデンが、ナチス色に染まっていた負の時代を垣間見ることもできました。
アガサ・クリスティの孤島ミステリの現代版ともいえますし。
『警察署長』系の連続猟奇殺人の要素もありましたね。
それから、経済界。暴利をむさぼる実業家や金儲け至上主義などが糾弾されてます。
あとがき解説にある通り、これはジャーナリストとしての気骨が全編とおしてのテーマ。
権力的なものや、巨悪に対しての不屈の精神がみなぎってると言えますね。
さらに言えば、もう一人の主人公のリスベット。

ただし、彼女の場合、立場は弱者でも、天才と紙一重、敵にすると恐ろしいです。
今後の2、3巻とどうなるのか、早く続き読みたいです。


びっくりしたのは、主人公ミカエルが事件を調査する為に移り住んだ、ストックホルムから北へ○○キロにある、ヘーデビー島が、1月にマイナス35度になったシーン。2~3日してマイナス10度に持ち直し、過ごしやすくなった、というのですから。。北海道より緯度も高いし、ほとんど北極?


引退した大物実業家の、死ぬ前のあがき的「過去の事件」の掘り起こし作業といい、暴力に苦しめられる女性たちの話といい、似たような題材の本はありますが、でも、まったく新しいという印象でしたし、すごく読みやすかったです。この新鮮味は何故なんでしょうね。
アメリカやイギリスが舞台の話ではないので、目先が変わったからなんでしょうか。

スウェーデンからの、嗅いだことのないキリッと凍えるような空気が吹いてるように感じました。



【このミステリがすごいより】

密室状態の離島から、何故少女は消えたのか?壮大な三部作が始まる。


今年の翻訳ミステリー界の最大の話題というと、やはり『ミレニアム』だろう。全世界で2千万部というセールス記録や、作者がすでに他界しているという事実にもびっくりしたが、なにより三部作と謳われながら、個々の作品が独立した面白さをほこっていることに驚かされた。
その第一作は、人間消失事件が物語の核となっている。雑誌「ミレニアム」の主幹ミカエルは、名誉毀損の裁判に敗訴し、退職の憂き目に。そんな彼に、財界の大立者から、兄の孫娘が行く知れずとなった過去の事件の調査依頼が舞い込む。
四十年前のその日、彼女の暮らす離れ小島と陸地を繋ぐ橋は、事故で通行不能だった。まさに密室状態の島から、少女は消えうせた。エキセントリックだが調査の天才リスベットの助けを借り、主人公は大立者一族の秘密にのめりこんでいくが。
不可能趣味たっぷりの人間消失の謎解きと、一族の闇の歴史をひも解くスリル。そのどちらものが魅力的で素晴らしい。三部作の長さに眩暈をおぼえるかもしれぬが、騙されたと思って、手にとって欲しい最初の一冊だ。

『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』
『ミレニアム2 火と戯れる女』
『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』








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最終更新日  2010年03月09日 13時08分16秒


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