熱く語る!時もあるエゲレス在住主婦のつぶやき

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2005年11月29日
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カテゴリ: 育児
続きです。

あれは、忘れもしない、妊娠34週、5月15日の事でした。
いつものように朝寝坊、10時半くらいまで寝ていました。
「もうそろそろThis Morning(主婦向け番組)が始まるから起きようかな。」
どっこいしょ、っとトイレに行きました。

用を足して拭こうとしたのですが、あれ?まだジョボジョボ(ごめんね汚くて)。
あれ?まだ出てるの?ふーん。ジョボジョボジョボ。
いやあ、それにしても長くない?ジョボジョボジョボ。
本人、もうすっかり終わった気分なんだけど、、、ジョボジョボジョボ。


ひょっとして!!!


びっくりして立ち上がってみたのですが、ジョボジョボは一向に止まる気配なし。
いくらなんでもこりゃ、おしっこじゃないぞ。
破水だ!!!

慌てて生理用ナプキンをあててジョボジョボを感じながら電話に向かう。
病院の産婦人科の番号をダイアルして、
「破水しましたああああああ!」と言うと、
「すぐに病院に来て下さい。救急車よりタクシーの方が多分早いからタクシー呼びなさい。」とのこと。
私はすぐにタクシーを呼び、会社のダダに電話。
「破水だ!今からすぐ病院に行くから!じゃあね!」

後から聞いたところによると、ダダはこの時ほど慌てた事は無かったらしい。


私はナプキンを何枚も重ね、タクシーが来るまで安静にしていた。
タクシーが来て、なぜだか前日に用意しておいた病院バッグを持って乗り込んだ。
はいいが、現金の持ち合わせが無い事に気付く。
途中の銀行で下ろしてもらい、お金を引き出す事にした。
だがしかし、落ち着いてるつもりでも、実は動転していたらしい。

立っていると、ジョボジョボを感じる。
このまま羊水無くなっちゃったらどうしよう、、、
なんで私、こんな緊急の時に、お金なんか下ろさなきゃいけないわけ??
なんだか突然悲しくなってきた。
考えつく番号を何度かトライしたら、とりあえずお金は下ろせた。一安心。

病院着いて、タクシーの運ちゃんにお金を払って、重い病院バッグを一人でもって、病院(maternity ward 産婦人科エリア)に入る。
入ったはいいが、皆忙しくてわたしなどに構ってくれず、しばらくきょろきょろ立ち尽くす。
忙しそうな看護婦さんに「破水してます」と言ったら、
「あら、大変。だめよ、そんな重いもの持ってちゃ!」
と、いきなり車いすに載せられ、ベッドへ運ばれる。

ベッドでしばらく寝ていたら、顔色変えたダダが手ぶらで到着。
慌てぶりが伺える。
「どうして?どうしたんだ?」と言われたところで、私だって知らんわい。

しばらくしてお医者登場。
いろいろ問診があった後にこう言った。
「とりあえず今は、体内に一日でも長く赤ちゃんを留めておく事が大事です。
安静にして、今日から入院になります。
でも、もしこのまま陣痛が始まったら、そのまま出産になります。
そうなった場合、赤ちゃんの心肺機能に不安があるので、ステロイド注射をしておきます。
夜にもう一本必要です。」

もしかすると、しばらく入院になるわけだな。
じゃ、ダダ、レンタルテレビの手配を頼むよ。
とか言ってる間に義母も到着して、しばらく雑談。

夕方あたりから、少しずつお腹が痛みだしてきた。
6時あたりから30分間隔。
面会時間が終わって、ダダと義母が帰った8時過ぎには、かなり痛みだしてきた。
看護婦さんにその旨伝えるものの、取り合ってくれない。
お腹には、子宮収縮モニターと赤ちゃんの心拍モニターが取り付けられる。
「痛みがあったら押して下さい」というブザーももらった。

言われた通り、痛みが来た時、ぷちぷちブザーを押した。
だんだん10分間隔になってきた。
お腹もすごく痛い。
看護婦さんが、モニターのグラフを取りにきた時、
「陣痛始まってると思います。10分おきです。」と訴えたけど、
「グラフでは全然子宮に変化無いからまだよ。それにしてもあなた、よくブザー押してるわね。」
と、まるで私が大した事無いのにブザー押してるみたいな言い方をして去って行った。

ところがそれからしばらくして、こらえきれない痛みが来た。
ベッドに寝ている事も出来ず、床にしゃがみ込み、脂汗が吹き出し、息も出来ない。
ナースボタンを押してナースを呼んだら、やって来たナースが私を上から見下ろして一言。
「そんなところで何やってるの?ベッドに戻りなさい。」

「痛いんです。ドクターを呼んで下さい。」
「とりあえずベッドに戻って。」
といって、ドクターを連れて来た。
ドクターは私のお腹を一瞬押さえただけで表情を変え
「どうしてこの人まだここにいるのっ?!もう陣痛始まってるじゃないっ。レイバールーム(分娩室)に移動!!!」と声を荒げた。
私が必死で痛みを訴えたナースは
「モニターがずれてついていたようです。」と言い訳していた。
私は痛みの中で「だから言ったじゃんよ、だから言ったじゃん、、、、」と呟き続けていた。
これが夜の11時頃。

レイバールームに移され、子宮口の開き具合を確認された私は
「まだまだ全開には時間かかるからしばらく寝ていなさい」と言われる。
「痛くて眠れません」というと、今では滅多に使われないという古い痛み止めダイモーフィイン(モルヒネの一種?)を打ってくれた。
これで少し楽になったけど、でも眠れるほど痛みは取れない。
痛みの来る間隔は確実に短くなっていくし、痛みもどんどん増してくる。
暗い部屋の中、一人で私は時計とにらめっこして痛みに耐えていた。

間隔が5分になった頃、痛みもかなりのものになっていた。
ナースを呼んで「5分間隔になってきました。まだでしょうか。」
と聞いた所、「そんなに早く開かないものよ。リラックスして。」と笑顔で去って行った。

夜中2時頃。
間隔が2、3分になった。
痛い。
絶対変だ。
またナースを呼び、「絶対開いてると思います。お願いですから見てみて下さい。」と言ったのに、やっぱり見てくれない。だんだん用が足したくなって来た。
「すいませんが、トイレに行きたいんです」というと、モルヒネの関係で動いてはいけないのでし尿ビンを用意してくれた。その後始末をしていたナースが、突然私に言った。

あなた。絶対プッシュしちゃだめよ。
そのままで待っていなさい。

そういい残すと部屋を足早に去って行ってしまった。

何。なんなわけ?

すぐに、大勢のミッドワイフを引き連れて彼女が戻って来た。
口々に「ブリーチ(逆子)だわ。」「そうね。これはブリーチだわ」と言っている。
「ドクターを呼んで来て。ドクターを!」
その横で、私が何度も痛みを訴えたナースは
「この子のは本当に特別なケースで今説明している暇はないけど、、、」とか言って、
何やら言い訳をしている。
皆から緊迫した雰囲気が伝わってくる。

「あの、、子宮口は?」
と聞くと、別のミッドワイフが
「もう全開よ。逆子だから帝王切開になるかもしれないから、ドクターが来るまでは絶対いきんじゃだめよ。」
と私に笑気ガスのマスクを渡した。

だから言ったじゃん、、、だから言ったじゃん、、、またもや私は心の中で呟き続けた。

しかも逆子だ?
今日病院に来た時見てくれたお医者さんは、頭がエンゲージしてるから大丈夫、って言ってたのに。でも、赤ん坊がすごくグニグニ動いていたのは感じていたから、もしかしたら最後の最後に回転しちゃったのかもしれない。

ドクターが来た。
私は心の中で「お願い。帝王切開にして。」と叫んでいたが、その願いむなしく、
「ここまで進んじゃってたら、自然分娩でいきましょう。」と言われた、、、、。

早産でまだ小さかったのが幸いだったのか、自然分娩できたけれど、

めっちゃ痛かったでーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

プッシュしてる最中に、青い顔をしたダダがやってきた。
私の手を握りしめてくれているけど、私はそれどころじゃない。
額をなでてくれているようなのだが、その手が邪魔だ!
てめえなんか役に立たねえ、あっちに行ってろ!!!
とは、なんともまあヒドいけど、でもあの時の私はマジで、こういう心境だった。

こっちの妊婦さんってめちゃくちゃ叫ぶらしいけど、私は不気味なほどに静かだった。
別に静かにしようと思ってたわけじゃないけど、叫ぶ元気すら無かった。

最後の最後に、何かが引っかかってる感じがした。
これだ。これさえ出れば終わりだ。
でも、すごく大きい。
次の波が来た時、涙を流しながら思い切りいきんだ。。。。。

痛ェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーヨーーーーーーーーーーーーーー
(↑声にならない叫び)

「よく頑張ったわね!」

終わった。。。。。
生まれた。。。。。。。

5月16日午前4時頃、2,350g?のお嬢は、6週間の早産にしては大きな体で、産声もあげず(モルヒネでラリっていたのか?)、この世にケツからこんにちは、したのであります。

ちなみに、私は夕方からずっと一人っきりで陣痛と闘っていたのにも関わらず、誰も私を信じてくれなかったが為に、分娩記録は夜中の2時から、2時間ちょっとの超安産という事になっています。
イメージとしては、陣痛中に旦那が腰をさすってくれたり、妻が暴言を吐いたり、二人で痛みを乗り切る、というのを想像していたのに、私はなんだか、全部たった一人でやった気がします。
いつも放っておかれたし(爆)





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最終更新日  2005年11月29日 20時44分17秒
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