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それが米国テスラの充電設備事業からの撤退表明、継続すると言いつつ従業員解雇を実行したと言う支離滅裂な行動である。
むろんE.マスク氏の発想だろう、彼でなければこんな以上行為、大胆な決断はできないのだから。
すでにこの充電スタンドNACSは、米国で標準規格化されているというスタンダード仕様である。
この事業的、社会的に責任の大きなものを彼は自覚せずポット放り出すのだから責任を感じていないのも甚だしい。
これでテスラ車もそうだが、多くのメーカーが標準規格だからとこのコネクターを採用するとした。
この充電スタンドと設備、世界最大級のインフラ網と報道されるようにBEV関連にすれば大影響だ。
手元にBEVが座っている家庭にすれば、この先近くの充電スタンドが消滅するかも知れない、テスラ使用者にすれば明日からどうすればと言う混乱だ。
それほど影響が大きいのに彼は十分な考慮もせずあっという間に方針転換、事業化としてあるまじき行為で許されることではない。
もっとも最近はBEVへの意欲はすっかり陰っていたから、自身にはそれほど深刻なことと思わなかったとみる。
事業家としては発想豊かな天才ともてはやされているが、裏を返せば移り気、興味を失うことも早いのだ。
これで迷惑を被るのは周囲の賛同者とユーザー、共鳴して賛同、参加した事業家、出資者はあっという間に梯子を外されて大迷惑を被ってきた。
BEVテスラモデルだって十分に完成していない段階で発売し、使用しながら更新するという危険な車を販売してきた。
これこそ彼の気質そのもの、早く売って市場を獲得、バージョンアップで乗り切れるからと。
ソフトウエアで武装されたBEVならではであり、そこには命を乗せて走る車という気遣いはない。
いまにしてみればよくもまあこんな車が世界人気になったと思う、悪いことにこの手法が他社へ波及、これで良いのだなである。
だから中国勢にヒントと知識を与えたツケは非常に大きい、それで逆襲を食らったのだからもう世話がない。
身から出た錆とよく言うが、それを地で行ったのが彼でありテスラである。
こうなることを予見したのがトヨタ、共同事業にしたり出資したりしたが、袂を分かち合ったから。
米国生産工場をタダ同然で譲ったのは別れるための示談金だった、彼の本質を見切り、命を預ける自動車事業にはふさわしくないと受け取ったわけだ。
この本質からBEVを慎重に捉える癖が付いたと思う、貴重な勉強だったと安堵していることだろう。