松本道弘ブログ 元祖ナニワ英語道
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以前、品格(character)について述べた。(前回はこちら)まだしっくりしない。He's got style. She's got class. でも「品格がある」と訳せる。「国家の品格」がThe dignity of a nation となっていたが、dignity が正しい訳かどうかを検証(test)する方法がある。この題名の本を人々が買うだろうか。 この言葉(品格)がここまで―― critical massを超えて―― 拡がるだろうか。ここにシンボルの食い違いを感じる。これでは言葉を正しくイメージできなくなる。イメージとシンボルの違いを述べよう。『Primary Colors』という本が爆発的に売れた。著者が匿名なのに。原色? かろうじてシンボルは掴めるが、この本が超然のベストセラーになるには、他にわけがある。読者はその言葉の裏をイメージ(read into it)したのであろう。クリントン前米大統領のアーカンソー時代の悪行の数々が側近により暴かれたのだ。ホワイトハウスに入ってからの御乱交は昔からというのか。「馬脚をあらわす」はgive one's colors awayというが、primary colorは、変えられない色(素質)、つまり本性―― character ―― なのだ。だからイメージを一致させるには、「懲りない男-クリントン」となる。佐渡にて。本物のジェンキンスさんと 『Primary Colors』 原書にチャレンジしてみては? 3月29日松本道弘基調講演「サムライ教育の復活」 多数のゲスト有り。詳細はこちら
2008年03月17日
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