Emy's おやすみ前に読む物語

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あんじぇ(*・∀・) @ なるほど たしかに、メルヘンチックで印象的なシー…
あんじぇ(*・∀・) @ Re:「片想いの体温」~初子さんの話~ 4(08/04) 暑くって、な~んにもする気が起こらない……
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Aug 12, 2010
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日曜日の午後。

本屋に向かう。


11月末なのに日差しがとても暖かいので、歩いていくことにする。


《咲花》には、まだ行けてない。



学校で、渡良瀬とも話をしない。

担任でもない俺とは特に話もないけど。



”喜春ちゃんに本気になるって事は、夏恋も引き受けるって事だ。”



《雪丸》のご主人の言葉が、校庭で授業で渡良瀬を見かけるたび

頭を走る。







ただ、店の前を横切るだけなのに。




早歩きで通り過ぎようとした時、どこからかシャボン玉が降ってくる・・・。


空を見上げると、ベランダでいすに座って、喜春さんがシャボン玉を吹いていた。





「―――― 喜春さん!」



俺は思い切って下から喜春さんの名を呼ぶ。


喜春さんがベランダの格子から俺を見下ろす。


「・・・喜春さん。」


もう目が合って気がついているのに、名前を呼んだ。




喜春さんはそのまま返事もせず、ガラス戸を開けて部屋に入ってしまった。



”嫌われた”


・・・みたいだ。






もう一度、空を見上げて歩き出す。






「―――― 先生。」




振り返ると、《咲花》の入り口から喜春さんが呼んでくれた。


肩より長い髪、白のハイネックにベージュの薄い素材のカーディガンを羽織り

デニムのロングスカートをはいている。







俺の足が《咲花》に向かう。


俺の心が喜春さんに躍る。


喜春さんが《咲花》に招き入れてくれる――――。








************************



シャボン玉を吹く、儚げな喜春ママ・・・。

先生の切ない気持ちのフレームでのぞいたら、

なんだか私もキュンとしてしまったのです。

大好きなシーンです。絵が上手かったら描きたいくらい!

(あんまり好きなんで、実際に描こうとしましたが~

見事玉砕しました。(><)誰か助けて!)




あの一件があってから、初めて喜春ママに会うのがこのシーンじゃ・・・


”またまた、惚れてまうやろーーーっっ!!!”


って。先生の気持ちを代弁してみました。(^^;)


さて、二人の会話は次回のお楽しみに・・・♪


emyちゃんにはチビスイカとメロンを届けましたから

きっと夏の暑さにも負けず続きを頑張ってくれることでしょう!

頼むね~~(^0^)b


aco






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Last updated  Aug 12, 2010 09:58:41 PM
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