日々、考察中。

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ローリング・ストーンズ!

ローリング・ストーンズ!

2004/6/21
 初めて聴いた曲は、"サティスファクション"である。
 これは記憶に自信がある。僕の中にすんなり入ってきた曲であったからだ。けだるいミックのボーカル、微妙なリフを刻む2本のギター、それを支える忠実なベースとジャズチックなドラミング。1回聞いただけで憶えてしまうイントロは、多分日本人でも半分以上が知っているのだろう。
 しかし、ストーンズに深く入っていったのは初めて聞いてすぐではなかった。中学生には難しかったのだろうか。(音は非常にシンプルだが。)
 何年かしてストーンズと再会したのは、ストリートスライダースを介してだった。自分でギターを演奏するようになって、2本のギターのからみを僕が理解できて来たからだと思う。
 興味が湧くとどんどん入りこんで行ってしまう性格の僕は、過去のアルバムを聞き漁って、"ベガーズ・バンケット"と"スティッキー・フィンガーズ"に出会った。どんな音楽雑誌でも評価の高いこの2枚のアルバム。やはり僕も俗物なのだろうか。すんなりと良いと感じ、"ブラウン・シュガー"をコピーするためにギターの6弦を外し、オープンGチューニングにした。しかし、どう弾いてもキースのようには弾けなかった。
 特定の曲ではなくて、ストーンズの持つ雰囲気を楽しめるようになってきたのは最近の事だ。以前は速い曲調のハードな曲を好んだドライブ時のBGMも、最近はストーンズの"スリリングであってもルーズな雰囲気"が好きで、車のスピードを落としてドライブする事も出来るようになった。成長の証しか。
 ただ、ライブアルバムが"スタート・ミー・アップ"から始まると、どうしても押さえられない衝動が右足を襲い、アクセルを踏み込ませてしまうのである。


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