日々、考察中。

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G1クライマックス!

G1クライマックス!

2004/8/19
 かなり面白い闘いだった。
 最近は、世間の流れが総合格闘技に向いてしまっているから、いまいち盛り上がりに欠けると思っていたこの大会だったが、どうしてどうして、ストロングスタイルプロレスの底力を見せ付けられた。僕は元々総合好きで、プロレスが多角化してそれなりに流行っているころから、U系ばかりを見ていた。普段土曜日の深夜にやっている新日本プロレス中継を見ても、いまいち燃えなくなったのはそのころからで、最近は特にその傾向が強かった。しかし、今回のG1は良かった。ストーリー的にも良かったし、ファイトも良かったし、出場選手も良かった。最近の中では、最高の部類のプロレスだった。
 決勝トーナメントでの天山、良かった。新闘魂3銃士を3タテ。このストーリーは近年にない良さだった。しかも、内容が良い。アナコンダバイスにこだわりすぎの感もあったが、こだわる価値のある技であったのは、すべての決まり手がこの技だったことが証明か。それにしても、中邑戦から激しい試合だった。激しい試合を3試合勝ちつづける事が出来たのは、天山の強さであろう。すばらしい。
 僕の今回のG1予想は、棚橋だった。
 決勝は、棚橋VS鈴木みのるか、高山。あるいは、健介。なんにしても、G1最年少優勝を棚橋が達成すると見ていたのだ。理由は、最近の充実ぶりと、"新闘魂三銃士"として売り出されたからだ。新日本プロレス側が、その名称を使って売り出したからには、何かが用意してあるに違いない。中邑は、すでにIWGPを取っている。しかし、短期決戦であるG1を勝ちぬくほどの体力に疑問がある。それは柴田も同じで、体が薄いのだ。3人の中では、体の出来だけならば棚橋が群を抜いている。ぶ厚さが違う。あの胸板のそれは、1流選手のそれである。棚橋に勝って欲しかった。
 天龍もすごかった。54歳というのは嘘に違いない。鈴木みのるとの開幕戦は、見応えがあった。というよりも、全般的に外れの試合がなかったのだけれども。
 同日にPRIDE GPがあったけれども、結果的にどちらが面白かったか、と聞かれたら、G1であったと、胸を張って答える事が出来る内容であったと、僕は断言するのである。


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