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2020年02月05日
カテゴリ： クリエイティブライフ
【幸福には夢が不可欠です】
◎渋沢栄一は江戸時代末期の天保11（1840）年、現在の埼玉県深谷市に生まれ
ました。生家は畑作、養蚕、藍問屋を営む農家でした。
7歳の頃から『論語』を読んでいました。14歳の頃には大人並みの経営手腕
を持っていたといいます。
明治維新という激動の時代に生き、27歳の時に洋行、欧州各国で産業や社会
を実見し、大政奉還にともない帰国。銀行、東京ガス、東京海上保険、王子製
紙などの企業や教育機関を設立した実業家。慈善家です。
渋沢栄一は『論語と算盤』という本を出版し、道徳と経済の両輪が幸福を持続
するイノベーションであるとしました。
渋沢栄一は、信用第一を唱え、利他の精神についてもこう言っています。
「単に自己の利益のみを主とし、利益を得んが為に商売をなすというならば、
すなわち報酬を得たいために、職務を執（と）るというに同じく、つまり報酬
さえ得れば、職務はどうでもよいことになる」
渋沢栄一は、幸福を求めるには夢がなくてはならないと、この言葉を残しまし
た。
「夢なき者は理想なし。理想なき者は信念なし。信念なき者は計画なし。
計画なき者は実行なし。実行なき者は成果なし。成果なき者は幸福なし。
ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず」（渋沢栄一の夢七訓より）
また「世の中の事はすべて心の持ちよう一つでどうにでもなる」という言葉を
残しています。
運についてもこうです。
「世人は、一も二もなく彼を順境の人と思うであろうが、実は順境でも逆境で
もなく、その人の力でそういう境遇を作り出したに過ぎない」
何事も自分の思い通りに運んでいる人を『運がいい』というが、運がいいとか
悪いとかの話ではなく、その人が努力した結果その境遇を作り出したのだ。
夢を持ち、信頼され、他人のためにも努力している人が、それなりの結果を
出すのだが、それを周りの人が『運がいい』と呼んでいるだけである」
と言っています。
（参考文献：古川裕倫著
「仕事を楽しめる人は『忙しい』と言わない」 扶桑社）
＊2021年の大河ドラマは、この渋沢栄一を主人公にした作品になるとのこと
です。
2024年には新しい一万円札が発行されますが、この肖像も渋沢栄一になる
ようです。
実業家として大きな功績を残した人物ですが、彼の考えの根本には人間の心
の持ち方が大切であることを信念としていました。
道徳と経済のバランスがとれることが社会の繁栄につながり、それ以上に
人間の心の持ち方ひとつで、幸・不幸が決まる。
こういう考え方をする経済人は、最近は少なくなったような気がします。
私たち個人個人も、心の持ち方についてもっと深く考える必要があると思い
ます。
◎渋沢栄一は江戸時代末期の天保11（1840）年、現在の埼玉県深谷市に生まれ
ました。生家は畑作、養蚕、藍問屋を営む農家でした。
7歳の頃から『論語』を読んでいました。14歳の頃には大人並みの経営手腕
を持っていたといいます。
明治維新という激動の時代に生き、27歳の時に洋行、欧州各国で産業や社会
を実見し、大政奉還にともない帰国。銀行、東京ガス、東京海上保険、王子製
紙などの企業や教育機関を設立した実業家。慈善家です。
渋沢栄一は『論語と算盤』という本を出版し、道徳と経済の両輪が幸福を持続
するイノベーションであるとしました。
渋沢栄一は、信用第一を唱え、利他の精神についてもこう言っています。
「単に自己の利益のみを主とし、利益を得んが為に商売をなすというならば、
すなわち報酬を得たいために、職務を執（と）るというに同じく、つまり報酬
さえ得れば、職務はどうでもよいことになる」
渋沢栄一は、幸福を求めるには夢がなくてはならないと、この言葉を残しまし
た。
「夢なき者は理想なし。理想なき者は信念なし。信念なき者は計画なし。
計画なき者は実行なし。実行なき者は成果なし。成果なき者は幸福なし。
ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず」（渋沢栄一の夢七訓より）
また「世の中の事はすべて心の持ちよう一つでどうにでもなる」という言葉を
残しています。
運についてもこうです。
「世人は、一も二もなく彼を順境の人と思うであろうが、実は順境でも逆境で
もなく、その人の力でそういう境遇を作り出したに過ぎない」
何事も自分の思い通りに運んでいる人を『運がいい』というが、運がいいとか
悪いとかの話ではなく、その人が努力した結果その境遇を作り出したのだ。
夢を持ち、信頼され、他人のためにも努力している人が、それなりの結果を
出すのだが、それを周りの人が『運がいい』と呼んでいるだけである」
と言っています。
（参考文献：古川裕倫著
「仕事を楽しめる人は『忙しい』と言わない」 扶桑社）
＊2021年の大河ドラマは、この渋沢栄一を主人公にした作品になるとのこと
です。
2024年には新しい一万円札が発行されますが、この肖像も渋沢栄一になる
ようです。
実業家として大きな功績を残した人物ですが、彼の考えの根本には人間の心
の持ち方が大切であることを信念としていました。
道徳と経済のバランスがとれることが社会の繁栄につながり、それ以上に
人間の心の持ち方ひとつで、幸・不幸が決まる。
こういう考え方をする経済人は、最近は少なくなったような気がします。
私たち個人個人も、心の持ち方についてもっと深く考える必要があると思い
ます。
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