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【心が折れた時の対処法】仕事に集中している時、予期しない出来事が原因でイライラした気分になることがあります。すると、集中力が消え意欲がなくなります。しかし、それでも仕事をやり遂げなければならず、ストレスが生まれます。これを何度も繰り返すうちに、悪い出来事に直面すると心が折れてしまいます。心が折れた時の対応にはAとBの二つのタイプがあります。Aは、「もうイヤになった。何もしたくない」と感じ、すべてに対してネガティブな気持ちになります。そして、「何をやっても自分はダメな人間ではないか」というマイナスエネルギーが膨らみ、他人と自分を比べても劣っている自分しか見えなくなります。これは自己肯定感がなくなっている状態です。つまり、心が折れるとは自己肯定感をなくしてしまうことです。一方、Bは、心が折れて一時的にネガティブな心境になっても、プラスエネルギーを膨らませて自分を鼓舞します。このタイプの人は他人と自分を比べた時、成功した人を見て「どうしてあの人は失敗や不幸な出来事を乗り越えたのだろうか」と考えます。つまり、一時的に心が折れても自己肯定感を完全には失っていないのです。AとBの違いはどこにあるのでしょうか?Aはネガティブな思考に流されやすく、物事をポジティブに考えることが苦手です。このタイプの人の特徴は、完全主義です。自分の中で「こうでなければならない」という決めつけがあり、その枠から外れるとストレスを感じます。Bタイプの人は様々な状況に適応し、自分と異なる考えでも受け入れることができます。完全主義にならず、自分という芯を持ちながらできることから始めるという柔軟な思考ができます。もし心が折れたら、一つだけポジティブな思考ができる自分になる時が来たと考えてみましょう。成功も幸福も、その人の考え方が現実化されたものです。失敗や悩みがあれば、多くの人は不安になりますが、そのような時こそ自分を変えるチャンスであると考えることが大切です。
2024年11月30日
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【向上心を強くする方法】向上心のある人は、成功と幸福を手にすることができます。何事にもやる気のある人ほど向上心も強いという特徴があります。しかし、やる気があってもなかなか行動に移せない人も多くいます。その原因の一つは先入観です。よく「私にはできない」と自己限定をする人がいますが、これも自分に対する先入観があるためです。例えば、バスケットボールをやりたいと思っていても、「体が大きくないから自分には無理だ」あきらめる人がいます。しかし、体が大きくなくても世界で活躍する選手もいるのです。大谷翔平選手が、高校時代の野球部監督から教えられた言葉があります。それは「先入観は可能を不可能にする」というものでした。この教訓のおかげで彼は野球の世界で二刀流を目指すことができました。向上心を妨げるのは先入観ですが、人間関係においても先入観があるために損をすることがあります。例えば、初めて会う人がいた時、その人の過去の経歴を参考にするのはよくあります。しかし、経歴が素晴らしくても現在はどうかはわかりません。また、経歴が良くなくても今は立派な人であるかもしれません。禅の言葉に「前後裁断」というものがあります。これは「人や物事の前後を見ずに、今を見ることが大切である」という意味です。人に対してもその人の過去を見て評価し、決めつけることは先入観です。これは、相手にとって失礼であると同時に、自分も損をすることになります。自分の可能性を信じて向上心を持つため、また人間関係を良好に築くためにも先入観を持たないように心がけましょう。それがより良い人生につながるのです。
2024年11月15日
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【不運を幸福に変える方法】 ナイチンゲールやデール・カーネギーに大きな影響を与えたジェームズ・アレンという作家が次のように述べています。「人の心は庭園のようなものです。 知的に耕すこともできますが、野放しにもできます。 自分が咲かせたい花があるなら、心という庭の世話をし、 不純で誤った思考が育たないようにすることが大切です。 運命の形成には、自分の思考力や心の持ち方が大きく作用します。」不幸と思える現実も、思考力と心の持ち方で人生を変えることができます。例えば、松下幸之助さんの幼少期には、父親が破産し10人の家族は離散しました。そのため学校に通えず、小学校4年で中退しています。その上、病弱で、家族の多くを結核で亡くしました。しかし、彼は丁稚奉公で商売の道を学び、3人で始めた小さな町工場も10万人の社員を抱える企業に成長させました。後年、松下さんは成功できたのは「運がよかったから」と語っています。具体的には、以下のような理由でした。1、貧乏だったから、人の心と物を豊かにしようと思うことができた。2、学問がなかったから、人の話をよく聞くことができた。3、体が弱かったから、人から助けてもらうことができた。つまり、不幸と思えることを逆転の発想で考え、感謝しました。このように、考え方ひとつで不運が幸運になります。それは不幸の種というのは、じつは幸福の種でもあるからです。現実は不幸であっても、心の力によって不幸の種も幸福の種に変えることは可能です。そしてその力は限られた人だけに与えられているのではなく、すべての人々に与えられています。心の力を発揮できれば、生きている素晴らしさに気づくことができるでしょう。 (by ハートリンクス)
2024年10月31日
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【幸せを思い続ければ人生はうまくいく】どんな人も幸せになりたいと思っています。しかし、心の中では自分が傷ついた出来事を忘れられない一面があります。それでも、日頃から心の傷のことをあまり考えず、嬉しいこと楽しいことを大切にしている人もいます。このような人は、幸せを思い続けて人生がうまくいくようになります。イギリスの作家、ジェームズ・アレンが次のように言いました。「人は、悲しみに打ちのめされると、失ったもののことしか考えられなく なります。 そうなると、人生を大きな視野からとらえることができません」悲しみにも大きなもの、小さなものがあり、それは自分の思い通りにならないことからやって来ます。思い通りにならないために、不安や怒り、焦りと恐怖が生まれます。もともと人の心は自由で、生きていく中で生じる苦悩を取り除く力がありますが、その力を発揮するには心の柔らかさが必要です。心の柔らかさとは、現実を受け入れてどのように考えればよいかを選択する力のことです。例えば、相手から自分が傷つくことを言われたとしましょう。もちろんその時は悲しい気持ちになり、心は傷つきますが思い起こすと相手からやさしい言葉をかけられたことがあるかもしれません。ところが人は、相手から受けたネガティブなことばかりを大きくとらえてしまいます。しかも、そのことを繰り返して思い出し、そのたびに悲しい気持ちになっているのです。それでは人生がうまくいくことはないでしょう。大切なのは、いつまでも心の傷にしがみつくのではなく、傷を癒すにはどうすればよいかを考えることです。そのためには不安や怒りの感情より、感謝と喜びの感情を大切にすることが重要です。この生き方が、人生を大きな視野から見る力を身につけ人生を楽しめるようになるのです。 (by ハートリンクス)
2024年10月15日
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【完全を求め過ぎると自分が傷つく】より良い成績や完全な結果を求める意識は、向上心をもたらします。この考えは、人や組織を統率する原動力になります。しかし、何事も完全であるべきだと固執すると、息苦しさを感じることがあります。その反動として、結果を出せない自分を情けなく思い、悔しくて自分を責めるようになります。自分を責め続けると、自己処罰の心理が働き、自分の心さえも傷つけることになるのです。実際、現代社会にはこのような傾向の人が増えつつあります。自然の成り立ちを含めて、人の心にはバランスが大切です。例えば、仏教や儒教でも、「中庸の精神」の重要性が説かれています。中庸とはバランスのことです。例えば、人の体は年齢によって変化をしますが、水分が60~70%で残りは水以外だと言われています。地球は、海が約70%で、30%が陸です。心理学や精神医学の世界でも、70点主義や80点主義で生きることが、人間らしい生き方ではないか、という考えが一般的です。完全を目ざすことも大事ですが、無理をしないことが人間らしい生き方です。自分に完全を求める人ほど、他人や家族に完全を求めます。優秀な親が自分の子どもに、同じ優秀さを求めることがあります。自分が優秀だったから、子どもも優秀でなければならない、という考えを持つ人もいます。大事なことは、子どもがその環境の中で楽しく生きられるかどうかです。楽しく感じるのは、バランスがとれている心から生まれます。良い成績を残すために努力したことにフォーカスし、「よく頑張ったな」「次はもっと努力しよう」という意識を持つことで、健全な精神が育ちます。個人差はありますが、60点から80点で十分だという考えを基本に持つ人が、結局は幸せな人生を送ることができます。 (by ハートリンクス) 【お知らせ】いつもご覧いただきありがとうございます。10月より、記事の配信を月に2回(15日・月末)行うことにいたしました。10年にわたり配信させていただき、多くのことを学び成長できましたこと、心から感謝申し上げます。今後も皆様の心に残るような内容を目指していきたいと考えております。
2024年09月30日
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【嫌いな人がいるのは当然?】仏教の言葉に「怨憎会苦」(おんぞうえく)というものがあります。これは、自分の嫌いな人と出会う苦しみのことです。人が生きていく中で、嫌いな人と出会うのは避けられませんが、ブッダはその苦しみにどのように対処すればよいかを説きました。パレートの法則というのがありますが、これは物事を2:8に分けることができるというものです。この法則から派生した2:6:2という法則があります。これは働きアリの法則とも呼ばれますが、2割のアリがよく働き、6割は普通に働き、残り2割はサボっているという分類をします。この法則を人間関係に当てはめると、好きか、何も感じないか、嫌いに分けられます。そうすると、いかに努力しても10人の知り合いの中に嫌いな人が必ず2人存在し、嫌いな人がいるのは当然であるということになります。一方、人間関係を哲学的に捉え、どのように対処すべきかを考えた人物がいます。黒住宗忠という人です。彼は次のような言葉を遺しました。 「立ち向かう人の心は鏡なり、己が姿を映してや見ん」 <己がすがた>とは「自分の姿、自分のこと」です。意味は、誰かを嫌いだと思うのはその人の欠点を見て裁いているからで、自分のことを相手より上に置き、自分にはその欠点はないと思っているが、そうではない。相手の中に見る嫌いなところは、じつは自分の中にあるのだから、自分をを省みて改めなさい。相手を嫌いだと思う必要はない。相手のおかげで、自分の欠点に気づくことができるから、ありがたいことなのだ……。人と人の間で生きるから、「人間」という説もあります。うまくいかないのが人間関係ですが、好き嫌いという感情を抜きにして奥深く考えることで、自分の成長につながることができます。 (by ハートリンクス)【お知らせ】いつもご覧いただきありがとうございます。10月より、記事の配信を月に2回(15日・月末)行うことにいたしました。10年にわたり配信させていただき、多くのことを学び成長できましたこと、心から感謝申し上げます。今後も皆様の心に残るような内容を目指していきたいと考えております。
2024年09月29日
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【人の気持ちを包み込むコツ】人間関係がうまくいくには、誠実さが必要です。相手に対して高圧的な態度で接していては、嫌われてしまうでしょう。それぞれの立場が違っていても、誠実さがあれば人間関係が悪化することはありません。エジソンが、世界で初めて録音機を発明したときのことです。彼は職人ところに行き、自分のアイデアを書いたスケッチを持って、試作品を作ってくれないかと頼みました。職人はスケッチを見るなり、「無理だ、そんなものうまくいくはずがない」と文句を言いました。エジソンは「どうしてそう思うの?」と尋ねました。職人は「機械が話すなんて、誰も作ったことはないじゃないか!」と答えました。このとき、職人とエジソンとの関係は良好ではありませんでした。普通の人が部下からこのように言われたら、怒りが湧いても当然のことです。 しかし、エジソンは違っていました。「君の意見は分かった。しかし、とりあえずこのスケッチどおりの試作品を つくってくれ。もしそれがうまくいかなかったら、私の負けを認めよう」その後、試作品は完成し1回目のテストでその録音機は作動に成功しました。吹き込まれたのは「メリーさんの羊」の歌だったそうです。職人は、それ以後エジソンに対する気持ちが変わりました。エジソンは、職人との関係を悪化させまいとして、うまくいかないなら自分が悪かったことを認めるという気持ちを伝えています。ここに、エジソンの誠実さが表れています。誠実さとは、相手の感情を否定せず受け入れ、自分が不利な関係になることを覚悟する意思です。意思は感情を上回るエネルギーです。エジソンは、たんに発明家としての能力があっただけではなく、人の気持ちを包み込む力もあったのです。ある作家の人が次のように語っています。「人間というのは不思議だ。 人との関係がわずらわしくてストレスを感じるのに、 人との関係の中でストレスを解消する」私たちが幸せに生きるために欠かせないのは、良い人間関係です。他人に誠実な人ほど、人間関係に恵まれ、幸福な人生を送ることができます。 (by ハートリンクス)
2024年09月28日
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【人間的に成長する人の特徴】ある教育者によると、20代から30代の人の場合、人間的に成長しそうな人と、そうでない人には共通した特徴があると言います。それは、好奇心が強いかどうかということです。好奇心とは、自分が傷つくことを恐れないという意識のあらわれです。やってみて、失敗するかもしれない、それでも何かを得ることはできる。これが好奇心の本質です。野生の鳥のヒナは、独り立ちできる頃になると自分でエサを見つける訓練を親から受けますが、初めて見る世界に強い好奇心を持ち、冒険を通して成長していきます。 私たち人間も、幼児期は目に付くものすべてが珍しく、好奇心だけで生きているような時期があります。ところが私たちは、ある程度の年齢になると経験豊富なことがじゃまをして物事への好奇心や、関心が薄れていく傾向があります。しかし、人はいくつになっても、好奇心を捨てない生き方をしたほうが心の成長と、幸福を手にする確率は高くなります。 例えば、香水で有名なココ・シャネルは子どものときから、好奇心が旺盛な性格でした。彼女は、孤児院で育ちましたが、裁縫の技術を身につけて帽子専門のお店を開きました。ある時、「どうして女性は、コルセットをつけて、重いドレスを着るの?」という疑問をもちました。そこから、重いドレスを着るよりもっと自由に動ける服をつくれないか、という好奇心から、パンツスーツをデザインしました。さらに、「香水は、なぜどれも同じ香りなの?」と考え、10種類の香りの香水を作り、試作品を自分の顧客に無料で使ってもらいました。その中で、特に人気の高いのが5番目の香水だったのです。「シャネルNo.5」はこうして誕生しました。孤児院にいたココ・シャネルは、みすぼらしい服のままでもいいとは考えずに、街を歩く時も好奇心を持ちながら、新しいアイデアとデザインを生み出としていました。好奇心を持つことで、自分にはできないという消極的な心が、積極的なものに変わっていきます。自己限定よりも未知の自分に挑戦していく生き方は、好奇心を持つことから始まります。 (by ハートリンクス)
2024年09月27日
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【簡単な心身のリフレッシュ法】メンタルの特性は個人によって異なり、リフレッシュの方法も自分に適したものであれば効果的です。まずは、気分転換をすることが大切です。自分独自の手軽で簡単な方法があれば効果的です。しかし、そこで終わるのではなくリフレッシュを通して、心を成長させることも大事です。リフレッシュのあと、心をどのような方向に持っていくかが大事です。例えば、2~3日前か一週間前のことでもかまいません。思い出してみて相手の立場や気持ちを考えて言動をしていたかを振り返り、自分を俯瞰してみましょう。相手に注意したことや指導したこと、提案したことが相手への批判になっていなかったかを思い出してみます。もし反省すべきことなら、次に生かせばよいのです。これは、古い心のリズムを、新しいリズムに変えていくことになります。まだ記憶に新しい時期に、自分を俯瞰する意識が強い人ほど、物事の全体像を把握する能力が高いと言われています。これは、部屋の空気を入れ替えることと同じように、心の中の空気を入れ替えることになります。これで心のリズムは変わり、運気も良い流れに変えていくことができます。また、体を動かすことも大切です。体を動かすと血液の循環が良くなると言われていますが、具体的には体を動かすと血液の循環速度が一時的に速くなることで、爽快な気分になるのです。ウォーキングなどの有酸素運動は高い効果があります。疲れがたまりやすい習慣も体を動かす習慣に変えていけば、ストレスは軽減されます。以上のように、思い出して自分を俯瞰することと、体を動かすことで、心と体のバランスも整い、メリハリのある生活を送ることができます。 (by ハートリンクス)
2024年09月26日
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【顔には自分の価値が表れる】生き方は顔つきに表れます。人間の顔は同じ顔というのが存在しない個性です。誰かに似ていても、その人にしかない魅力であり、それを具体的に表現していく場が人生です。ココ・シャネルには次のような言葉があります。 「20歳の顔は自然がくれたもの 30歳の顔は、あなたの生活によって刻まれる 50歳の顔には、あなた自身の価値が表れる」観相学の大家、藤木相元という人がいました。藤木師は若い頃、僧として修行し、その後、松下幸之助さんの支援を受けてドイツに留学し、観相学の研究を行った人物です。藤木師も、ココ・シャネルと同じようなことを述べています。人間の顔は、年齢ごとに個性を表わし赤ちゃんは、純粋無垢な表情です。幼少期は、好奇心に満ちあふれたエネルギッシュな表情です。成人までは親に似た顔つきですが、その後は社会の波にもまれ自分の価値観がつくられていきます。ある女性作家が、何十年ぶりかで中学校時代の同窓会に出席しました。中学時代には目立たず、それほど美しくなかった友人が、深い静けさのある美人に変わっていました。作家は、その人のことを、「上手に苦労をした人だな」と思いました。反対に、当時は美人だと周囲からもてはやされた人が、目立たない人になっていたといいます。さらに、静かな美人の友と話してみると、幸せとはいえない人生でした。人生にはよいこともあれば、苦労することもありますが、大切なのは苦労の仕方です。自分はこんなつらい目にあったと、ふり返る人は苦労を悪いものと思いがちです。「生きてこれた」、と苦労をよいものと思う人もいます。この考え方が、自分の価値になり表情として表れます。心の持ち方は生き方であり、人生になります。人を寄せつけない表情より、人から慕われる表情を心がけましょう。 (by ハートリンクス)
2024年09月25日
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【どんな仕事にも意味がある】仕事に対する考え方は人それぞれです。今の仕事が好きで毎日が楽しいと思う人がいれば、仕方なく生活のためだと思いながら好きではない仕事をする人もいるでしょう。例えば、テレビで活躍している林修さんは予備校の講師をしていましたが、その仕事は好きではありませんでした。しかし、それが縁となりテレビに出るようになりました。本当は、林さんが一番やりたいのは本を書くことだそうです。それなら、テレビの仕事を断って本を書けばいいのではないか言う人もいますが、林さんはそれでも今の仕事を続けています。なぜかというと、林さんには「頼まれた仕事は引き受ける」という考えがあるからです。どんな人にも、仕事に対する考え方となる「仕事観」があります。林さんは、仕事は自分の好き嫌いを超えたもの、ととらえています。中には、自分が本当にやりたい仕事があるのに、それができないことが悩みだという人がいるかもしれません。林さんは、次のように語っています。「やりたくない仕事でも、一生懸命やっていると、やりたい仕事に近づき ます。それが幸運にめぐりあえる秘訣です」。仕事に対する考え方を変えれば、それまで気づかなかったスキルや可能性を見いだすことができます。仕事観は人生観につながるものです。「好きではないが、やってみるか」というチャレンジ精神を抱くことは、長い人生では貴重な経験となるでしょう。 (by ハートリンクス)
2024年09月24日
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【下方比較の法則は心を楽にする】作家の曽野綾子さんが、次のようなことを述べています。 「アフリカの貧しい国では、人として根本的な苦悩があります。 つまり、『生きられない』、ということです。 お金がないから食料を買えない。そのために満腹感を知らない。 ここ数ヵ月の間、体を洗ったことがない。雨が降っても濡れて寝る。 病気になっても医者にかかれないので、痛みをこらえて土間に寝る。 そのような人たちのことを思ったら、自分はなんと恵まれているのか と思います」。心理学に、「下方比較の法則」と呼ばれるものがあります。「私だけ、なぜこんな目にあうのだろうか?」という問題に直面した時に、「私よりも、もっとつらいことで苦しんでいる人がいる」と、自分よりも 大変な人と比べることです。すると、「私のほうがはるかに恵まれている」という気持ちになり、もう少し頑張ろうという力が生まれます。曽野さんのようにアフリカで生きている人たちを基準に考えれば、日本で生きていることはありがたいと思うことができます。何事もポジティブに考える人でも、何か心配事が起きて気持ちが萎えることがあります。人間ですから、落ちこめば心配性の状態になります。そういう時に、下方比較の法則で物事を考えると心が楽になります。気持ちを切り替えようと思っても感情に流されることもありますが、今が幸せであると理屈抜きに考えるのも大切なことです。今あるものに喜び、感謝することを基準にする生き方を続ければ、問題が起きたとしても不安は軽減され、穏やかな日々を送ることができます。 (by ハートリンクス)
2024年09月23日
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【徳のある人には人が集まる】人間性のバランスがとれている人ほど人気があり、欠点さえも魅力に感じることがあります。人間性というのは目に見えるものではありませんが、その人がいつも考えていることが態度やしぐさになり、見る側からは魅力となるのです。「菜根譚」という古典の中に、人間性に関する言葉があります。 『徳のある人には、人が集まる』「徳」をわかりやすくした言葉が、「人間性」です。人間性の優れた人には人気があり、人が集まります。では、その人間性の、具体的な要素にはどんなものがあるのでしょうか。 それは、「明るさ」「謙虚さ」「誠実さ」「寛容さ」「感謝心」です。これらの逆のことから考えてみるとよりわかりやすくなります「明るさ」の逆は「暗い」です。暗い表情で暗い発言をされたら相手は、笑顔にはなれません。「謙虚さ」の逆は、「傲慢」です。人を非難する、自分の意見を強要する、上から目線で発言するなどは、人の共感を得ることはできません。「誠実さ」の逆は、「自分中心」です。人の話を聞くことができない、自分に利益をもたらす人には従順など、自分の利益を優先する人には近づきたくありません。「寛容さ」の逆は、「狭量」です。偏狭ともいいます。自分の価値観が一番優れていると考えるために、自分の意見に沿えない人には厳しく接し、少しのミスにも腹を立てるため、協力者はいなくなります。「感謝心」の逆は「当たり前」の心です。仕事をもらっても当たり前だと思うために、努力しようとする向上心がなく、自信過剰で周囲には尊大な態度で接することが当たり前になり、人はついてこなくなります。人間は完全ではありませんが、人間性を優れたものにする努力は必要です。できることから改善し、自己向上心を持って大切な日々を送ることが、幸せな生き方となるでしょう。 (by ハートリンクス)
2024年09月22日
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【ストレスの原因を横に並べない】ストレス解消のコツを身につけるためには、ストレスとの向き合い方を知る必要があります。昔話に次のようなものがあります。堪忍六助という人がいました。六助はどんな事にも、腹を立てなかったので近所の人たちから注目されていました。ところが、それを気にくわない若者たちおり、六助をどうにかして怒らせようと考えました。ある日、六助が道を歩いているとき、二人で後ろから頭を叩きました。ところが六助は、平気な様子で通り過ぎました。次の日、若者たちは5人がかりで、六助に殴りかかりました。それでも、六助はまったく意に介せず、泰然自若として通り過ぎました。とうとう若者たちは、六助のすごさに感服し、殴られても顔色一つ変えない人間になるにはどうしたらよいかと謝罪して尋ねました。六助は答えました。「なにも難しいことはありません。頭を何百回叩かれても、堪忍するのは たった一つずつです」この昔話について、ある作家は次のように述べています。 「堪忍六助が堪忍をためなかったように、ストレスをためこまないことが 大切です。 なるべくその場であるいは、一日単位で処理したほうがよいのです。 なぜかと言えば、ストレスをためやすい人はストレスの原因となる問題点 を横に並べる傾向があります。 横に並べるとはそれらを同列に扱うことになり、問題を羅列しているだけ で、整理整頓されていません。 それだと問題を解決する速度より、ストレスがたまる速度が上回りストレス は山積みとなります。 反対に、ストレスをためない人は、ストレスの原因となる問題点を縦に並 べる傾向にあります。 大きなストレスの原因になる問題点の中から、小さな労力で解消できる ものを一番上に、その真逆を一番下に置き、上から順番に片づけていき ます。 すると、ストレスがたまる速度より、問題を解決していく速度が上回り、 ストレスが山積みされることはありせん」。このように、ストレスを横に並べるか、縦に並べるかがストレスとの向き合い方の違いです。ストレスを自分の味方にしようと思えば、ストレスを縦に並べる意識を持つことが大切です。 (by ハートリンクス)
2024年09月21日
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【夢は集中の繰り返しで実現する】仏教の経典の中に、次のような言葉があります。「あなたがもし、信念をもって取り組めばできないことはありません。 わずかな水でも、常に流れれば固い石でも穿つことができます」穿つ(うがつ)とは、穴をあける・突き通すという意味ですが、昔の家には雨どいのない家が多く、屋根から雨水が落ちる場所には平たい切り石を並べていました。その石も、何年もすると小さな穴や大きな穴ができています。雨水のしずくが、固い石に穴をつくるのです。このように、一つのことを集中してくり返すことを信念と言います。例えば、ビートルズのメンバーの一人、ジョン・レノンは子どもの頃、両親ではなく伯母に育てられ、恵まれた環境ではありませんでした。しかし、彼は音楽が好きで特にエレキギターを誰よりも得意としていました。彼は、ロックンロールの音楽を世の中に広めたい、という夢を目指して毎日練習を続けたといいます。彼があるインタビューで、こう語っています。「私にとっての神は、ロックンロールです。 ロックンロールがビートルズを導いてくれたのです」行動力の源泉となるのが「信念」です。『信念』という文字には、「今の自分の心を信じ通す」という意味があります。今という文字の下に心という文字を置いて「念」となりますが、今に集中することを繰り返して信念が鍛えられていきます。夢を途中であきらめてしまう人もいますが、集中力とくり返す努力が不足していたからで、信念が弱かったのです。年齢に関係なく、夢と目標を実現した人は、計画を立て集中をくり返しながら信念を鍛えています。信念があれば生きる自信が湧き、結果的に幸福な人生を送ることになります。 (by ハートリンクス)
2024年09月20日
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【災難を転機にする心の持ち方】世の中には予想できない、不測の出来事が起きてしまいます。例えば、道を歩いていたら、突然上からモノが落ちてきたり、安全運転で車を走らせていたら後ろの車から追突されたりすることもあります。そういう時、どのような心がまえで現実を受け止めるかで、その後の人生が大きく変わります。ある青年が、突然父親を亡くしました。父親は、会社を経営していましたが3億円の借金がありました。相続放棄という法律を使えば、その負債が家族に及ぶことはありませんが、彼は「父が作った借金だから自分が一生かけて返す」と決めました。それから勤めていた会社を辞めて家業を継ぎ、死にもの狂いで頑張った結果、借金は10年で返済することができました。彼が素晴らしいのは、借金を返済した後も同じような気持ちで仕事に取り組んだことで、お金が貯まり、まもなく資産家になったことです。常識で考えれば、亡くなった父親を恨みたくなるところですが、彼は次のように考えました。「父は借金を残したのではない。情熱と本気と稼ぐ力を残してくれた」このように、人によっては予測不能の出来事を肯定的に考え、自分を向上させる転機にできる人もいます。思ってもみなかった出来事に出遭った時、動転して冷静な判断ができなくなりますが、それでも何ができるかを考えるところに人間の強さがあります。また、その時にはわからなかったことでも、何年か経てば「ああ、そうだったのか」と思うこともあるでしょう。どのような出来事にも、何かを学ぶヒントがあると考えることで、人間としての成長があります。 (by ハートリンクス)
2024年09月19日
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【心が変化に対応すれば不安は消える】人間には変化を恐れる特性があります。例えば、自然界の「春夏秋冬」は季節が変化することを昔から知っているため私たちは不安になることはありません。しかし、もし春の次に秋がくるかもしれない、秋の次に冬は来ないかもしれない、となったら不安でいっぱいになります。春夏秋冬は、順序よくやってくるとわかっているからこそ、季節の変化に不安を感じることはないのです。不安は、これからどうなるかわからないことから生じる感情です。「これから、こんなふうになりますよ」、とわかっていれば不安を感じることもないでしょう。不安なことばかり考えると、生きる力が湧かなくなります。ブッダは、この世は「諸行無常」であると説きました。諸行無常とは、「世の中や物事、人の心も変化していく」という意味ですが、一方では「人生は、心に基づいて展開する」とも教えています。 ブッダがある国で遊説をしていた時、村と村との争いごとが起きブッダや弟子たちは、食べるものも泊るところもない日々が続きました。弟子の一人が言いました。「ブッダのような聖人でも、このような苦しい出来事に遭うのですね」ブッダは答えました。「何が起きるかわからないのが世の中です。かといって、怖がる必要はあり ません。しばらくしたら、村人たちは疲れて争いごとをやめるでしょう。 それまで、私たちは瞑想でもしましょう」 ブッダは、世の中は日々変わるものですが、人の心も変化に対応して順応させていけば、不安になることはありません、と言いたかったのです。不安なことばかり考えずに、わずかな時間でも瞑想やマインドフルネスなどで気持ちを静める習慣があれば、順応力は高まり、明るい心で生きていくことができます。 (by ハートリンクス)
2024年09月18日
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【感情は伝染する】一人の明るい笑いが、周りの人をにこやかにします。これは、人の心や感情が伝わるものであることを示しています。ある心理学者が40名の人を、20名ずつA班とB班に分けヘッドホンをつけてもらいちょっとした小話を聞いてもらいました。A班の小話には、途中で人の「アハハハハ」という笑い声が聞こえるような仕組みになっています。その小話の内容は、特に面白い話ではなく、ただ笑い声が聞こえるだけです。すると、A班の人は途中の人の笑い声が聞こえると、自分もつられて笑うことがわかりました。B班の小話は、A班とまったく同じ話ですが、人の笑い声はありません。それでも、A班の人が笑ったことにつられて、B班の人も笑うことがわかりました。これを人類生理学では「感情伝染・情動伝染」と言います。人の感情や情動には伝染する性質があり、脳にはミラーニューロンという共感を呼び起こす神経細胞があると言われています。このミラーニューロンには、他人の感情をコピーする役割もあります。明るい感情が伝染するように、暗い重苦しい感情も伝染するのです。これが理解できれば、人と人との関係をよくするために活用できます。あくびも伝染するとよくいわれますが、これも感情伝染、感情の転移の一種です。ただし、あくびについては身近な人や、関係性の違いによって伝染の度合いが違うという説もあります。例えば、10人程度の人数でミーティングをしているとき、自分の嫌いな人があくびをしても反応せず、自分の上司や信頼できる人があくびをすると反応するというデータもあります。良い感情が伝わるように、自分から笑顔をつくるだけで人間関係を改善することができます。 (by ハートリンクス)
2024年09月17日
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【縁起の悪い出来事も、良いことだと考える】「不幸中の幸い」という言葉があります。不幸なことが起きても、最悪の事態を免れた時にこの言葉がよく使われます。こんな話があります。仏像が好きな、あるご主人がいました。とくに信仰心が篤いわけではありませんが、休みの日には京都などに行き、仏像めぐりをして、気に入れば小さな仏像を買って家に飾っていました。ある日、飾っていた仏像の一つにひびが入っているのを見つけました。家族からは、気味が悪いと言われましたが、捨てるのも簡単ではないと悩んでいました。すると、子どもさんが自転車で転んでけがをしたり、奥さんが急な腹痛で病院に行くなど、良くないことが続きました。そこで、ご主人は知り合いの住職を訪ねて、このいきさつを話してどうすればいいか相談しました。住職はつぎのように言いました。「それは、不幸中の幸いでしたね。仏像とはいえ、木片ですから乾燥すれば ヒビがはいることもありますよ」。その人は、住職の言葉に安心することができました。縁起の悪い出来事でも、良いこととして考えることができます。例えば、ひびのはいった仏像が、家族に起こる良くない出来事を最小限度に抑えてくれた、と考えればよいのです。運の良し悪しも、とらえ方しだいで変わります。運がいいと思う時は、何かいいことがあっただけとは限りません。イヤな出来事に遭った時は誰もが「運がなかった」と思うでしょう。しかし、「自分は運がいい」と日頃から思っていれば、仮に不都合な出来事でも、良いこととして考える習慣が身につき、物事に動じない人生を送ることができるのです。 (by ハートリンクス)
2024年09月16日
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【幸せになる方程式】幸せになる方程式があるのか、というテーマで映画が作られました。2012年にアメリカで制作されたドキュメンタリー『happy? しあわせをさがすあなたへ』です。その中に一つのシーンがあります。インドのコルタカという貧民街に住む、人力車のドライバーが登場します。彼の住む家は、雨が降れば雨漏りがするほど屋根に穴があいています。それでも彼は次のように語っています。「雨が降ると、びしょびしょになるけど、晴れた夜は星が見える。 家族がいれば僕は幸せ」さらに、こんな話もあります。医療の仕事に従事している人たちに、2週間だけ日記を書いてもらいました。病気の人をお世話する仕事のため、ストレスも多い職種です。それでもあえて、感謝の気持ちを書いてもらいました。すると、それまでよりイライラすることが減ったという人が2~3割いました。また、自殺未遂で入院した患者さんたちに、誰かに感謝の気持ちを伝える手紙を書いてもらったところ、約8割の人に気持ちが楽観的になったという結果が出たそうです。神経科学の分野ではまず「ありがとう」と言うと、その気持ちを抱く習慣が身につくという説があります。コルチゾールというストレスホルモンの分泌量が減少すると言われています。一日の中で、「私は幸せだなぁ」という気持ちを何回も味わえる人には、たくさん感謝しているという特徴があります。これは、幸せなことがあったから感謝しているのではなく、まず感謝するから幸せだと感じるのです。状況に関係なく、まず感謝の気持ちになれば、イライラすることが減り幸福感を味わうことができます。 (by ハートリンクス)
2024年09月15日
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【課題が多い人ほど頭が良い】テレビを見ていると「CMのあとには、衝撃的な出来事が!」という文字が表示され、アナウンサーが呼びかけている光景を目にします。これは、視聴者をその気にさせ、期待させるための演出ですが、行動心理学では「ザイガニック効果」と呼ばれています。ザイガニックという心理学者が実験で得た結果、人間は取り組んでいる作業を途中でやめてしまうと、中断したことが気になり長く記憶する傾向があることがわかりました。一つのことをやり始めたら、完成するまでやり遂げなければという意識が芽生えますが、固執状態になると完全主義、完璧主義になります。最後まであきらめないことはとても大事な心構えですが、固執すると良い結果は出ません。なぜかと言うと、人の心は元気な時もあれば疲れている時もあり、疲れている時は、休養するなどしていったんやるべきことから離れる必要があるからです。これを、「努力が足りない」「忍耐力がない」という通り一遍の評価をするのは間違いです。吉田松陰は27歳の時に、松下村塾を開きましたが、広さ二十畳に満たない粗末な部屋でした。彼の教育法は、一つのテーマを与えて討議させ結果を発表させますが、正解は言わずに次のテーマを与えていくというものでした。答えが出ないまま新たなテーマを与えていくと、塾生たちは混乱するように思いがちですが、実際は違っていました。塾生たちの頭の中には討議したが未完成の課題は残り、塾が終わってもずっと考え続けることで、思考力が鍛えられました。吉田松陰は塾生を鍛えるために、あえてそのような教育を行ったのです。100名足らずの塾生でしたが、久坂玄瑞や高杉晋作、伊藤博文や桂小五郎、山形有朋などの明治維新に活躍した人物が育っていきました。答えを出すことが正しいと言えません。人生にも、さまざまな課題が生じますが、絶えず考えることで問題を解決する力が生まれてくるのです。 (by ハートリンクス)
2024年09月14日
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【不登校でも心は成長する】不登校や登校拒否の経験があるからといって、卑屈になる必要はありません。その経験を通して、人間的な成長ができた人は数多く存在します。大同大学の学長を務めた、澤岡昭さんは子どもの頃の体験を通して次のように話しています。「私は、小学校6年になる頃、朝学校に行く時間になると頭が痛くなり、 今でいう登校拒否になりました。 その時に母から言われて、一年間休学したのです。 病院に行っても原因が分からず、母は私が心の病になっていることに 気づきました。 母は校長に呼ばれてずいぶん叱られたようですが、頑として行かなくて いいと言いました。 でもそのおかげで、私はもともと勉強のできる子どもではなかったの ですが、活字を読む習慣が身につきました 家にいてもやることがないので、母の書棚にあった婦人雑誌や本を読 んで過ごしたのです。 そして一年遅れて6年生になりましたが、友達もいないので毎日問題集を 眺めて過ごしていたら、中学校に入って受けた実力試験でクラス2番にな りました。 友達からは『勉強ができるんだね』なんて言われて、それをきっかけに 人間がガラッと変わったのです。 高校では生徒会長や文化祭委員長まで務める活発な人間になりましたが、 あの不登校の一年がなければそういうことはあり得ませんでした。 その不登校の体験から確信したことは、人間は変われるということです。 それは私の教育の原点でもあります」。教えて育てることを教育と言い、英語では教育のことを『Education』と表現します。語源のラテン語をたどっていくと、「導く」「能力を引き出す」という意味になります。人には個性があり隠された能力を持ちますが、これを環境という外部の力と、導く立場にある親や教師の引き出す力が関わりあうことが大事です。本人の意欲も大切ですが、子どもたちの可能性をいかに引き出せるかを絶えず考える人々の意識が、人を育てていきます。 (by ハートリンクス)
2024年09月13日
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【つきあうべきタイプ10の特徴】アメリカの思想家、ジェームズ・スベンソンがどのようなタイプの人とつきあえば運が向き、充実した人生になるか、について次のように語りました。1、 約束を守る誠実な人特徴:約束を守ることで人間関係を大切にします。行動:期限を守り、他人の期待に応えます。2、 他人をほめる温かい人特徴:他人の良いところに敏感で、周囲の人を励ましてくれます。行動:小さなことも感謝の言葉を伝え、他人の成功を祝ってくれます。3、 他人の秘密を守る慎重な人特徴:他人のプライバシーを尊重します。行動:秘密を漏らさず慎重に行動し、他人の信頼を裏切りません。4、 もらうことより、与えることを優先する利他的な人特徴:他人の幸福を自分の喜びと感じ、無償の愛の心があります。行動:困った人を助け、ボランティア活動に積極的に参加します。5、 いつも楽観的な見方をする明るい人特徴:ポジティブなエネルギーを持ち、周囲の人を元気づけます。行動:笑顔を絶やさず、困難な状況でも前向きに考えます。6、 相手の気持ちを大切にする優しい人特徴:共感力が高く、他人の感情に敏感です。行動:他人の話をよく聞き、思いやりのある行動をします。7、 性格や態度に裏表のない人特徴:正直で一貫性があり、他人から信頼されます。行動:自分の意見を率直に伝え、偽りのない行動をとります。8、 他人の幸せを喜ぶ寛大な人特徴:他人の成功や幸せを心から喜ぶことができます。行動: 他人の成功を祝い、嫉妬せずに応援します。9、 自分の感情をコントロールできる冷静な人 特徴:感情に流されず、物事を冷静に判断します。 行動:ストレスをうまく管理し、冷静な対応を心がけます。10、自分が間違っていれば素直に反省する謙虚な人 特徴:自己反省ができ、成長を続ける姿勢があります。 行動:間違いを認め、他人の意見を受け入れます。 これら10項目のすべてを備えている人を見つけるのは至難の業です。ただ、自分自身が目指すべき人間像としてとらえることが大事です。つきあわないほうがいい人は、この逆のタイプの人です。まず、自分の存在が相手にとって大切なものとなるよう自覚し、自分自身を成長させていきましょう。 (by ハートリンクス)
2024年09月12日
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【笑うと人生がうまくいく】ブッダやキリストが生きていた時代から、明るい表情や前向きな言葉を使うことがすすめられていました。ただ、それはとくに科学的な裏付けがあったわけではなく、彼らの体験によって、普遍的な法則としてとらえられていました。笑顔の人は周囲から好かれて、人間関係もうまくいき、健康にも恵まれます。現代では、人間が苦しむ原因の一つは、人の体内で生じる神経ホルモンが原因であることがわかりました。怒りや苦しみはアドレナリンという、脳内神経ホルモンから生まれ、その原因は心や考え方にあります。私たちの先祖は、時代の変化とともに人の心や、感情が神経ホルモンに多大な影響を与えることを突き止めたのです。その中で、「笑う」ことが健康になり、運さえも変えていくことができると証明しました。例えば、笑っているときの私たちの呼吸は、臍下丹田での呼吸を行っており、ヨガの呼吸に最も近いと言われています。息を吸うことより、吐くことに時間をかけることで健康になります。笑うと全身の筋肉が柔らかくなり、仕事も勉強も運動もベストな結果に導くことができます。陸上100メートル走で10秒台の壁を破れなかった時代、カール・ルイスは笑いながら走ることで9秒台の記録を出しました。オリンピックで3連覇した、ウサイン・ボルトも笑いながら走るという走法を用いています。スポーツ心理学でも笑うことの研究が行われています。朝起きたら、笑うことから一日をスタートさせましょう。仕事や日常生活においても、にこやかな表情で取り組むことは大切です。この生き方が幸せな人生に導いてくれます。 (by ハートリンクス)
2024年09月11日
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【思いやりホルモンは健康のもと】ある研究では、高齢者の人が1年間、200時間以上のボランティア活動をすると、高血圧になるリスクが4割ほど減ると言われています。その理由はなぜでしょうか?人のために何かをすると、思いやりの気持ちが強くなるからです。最初は勇気がいるかもしれませんが、相手が喜んでくれると、また何かをしてあげようと思います。この思いやりホルモンは、脳にオキシトシンという血管を広げる神経伝達分泌液を作ってくれます。つまり、ボランティア活動は血圧を下げる効果があるのです。最近では、子どもたちにも高血圧が多いといわれていますが、食生活が乱れることで肥満児が増えて、血管に関する病気も見られます。できれば、子どもたちにもボランティア活動に積極的に参加できる環境が必要でしょう。人間は、他の生き物より心の機能が優れており、人のために行動する力があります。鍵山秀三郎さんは、人間には三つの幸せがあると言いました。1、「してもらう幸せ」人は、生まれてすぐにおしめを替えてもらい、おなかが空いたらお乳を飲ませてもらい、抱っこしてもらいたいときは泣きます。これが赤ん坊のときの幸せです。2、「できるようになる幸せ」3歳ぐらいになると親から食べさせてもらっていたご飯も、自分で食べたくなります。さらに、自分で箸とお茶碗をもって食べようとします。それまで誰かにしてもらっていたことを、自分でできるようになると嬉しくなるのです。3、「してあげる幸せ」ある程度の年齢になると、親や兄弟姉妹から何かを頼まれた時、それをしてあげると、とても喜んでもらえます。自分以外の人のためにしてあげると、喜びを感じます。幸せを感じれば、健康になれます。健康の専門誌などには、病気を予防し健康で長生きするには、心が影響すると書かれています。してもらうことより、何かをしてあげることをより多く考えてみましょう。幸せになる可能性がはるかに高くなります。 (by ハートリンクス)
2024年09月10日
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【心を疲れさせない生き方】松下幸之助さんが次のようなことを言いました。 「疲れないコツ」 苦しかったらやめればいい、無理をしてはならない。 無理をしないといけないのはレベルが低い証拠。 真剣に生きる人ほど無理はしない。 無理をしないというのは、消極的な意味ではない。 願いはするが無理はしない。 努力はしても天命に従う。 これが、疲れないコツである心が疲れる最大の理由は、心の柔らかさがなくなるからです。心が固くなるために、固いところに負担がかかりすぎている状態です。例えば、腰痛は同じ姿勢のままだと、腰の筋肉の一部に支えようとする力が過剰に働き痛くなります。心では気にしないようにしていても、実際は気にしていることが多いのです。心の柔らかさをなくしている状態を、精神科医の斎藤茂太さんは次の三つで説明しました。1、考え方に融通がきかない。真面目であることは、こだわり過ぎて頑固になりやすいのです。頑固さは自信の強さにつながり、自分の考えを貫きたくなります。2、几帳面すぎる。几帳面さは、完璧さを求めたくなります。完璧、潔癖でありたい気持ちが強いほど、自分に厳しさを求めます。追い込まれた心は固くなります。3、失敗した時、悲観的になる。自分を信じる心が強いため、失敗するとその反動で自分を否定することでバランスをとります。その結果、悲観的になります。特に年齢を重ねていくほど、この傾向は強くあらわれます。理由は、年齢を重ねて得た経験が、プライドに変質してしまうからです。本当は、年齢を重ねるにつれ、心がやわらかくなるべきなのですが、それができなくなるのです。歳を重ねるほど心の訓練が必要です。 (by ハートリンクス)
2024年09月09日
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【人をほめると人間関係が良くなる】人はほめられると、自分の存在が認められ、嬉しくなり承認欲求が満たされます。特に目上の人からほめられれば、幸福感も強くなります。もちろん、ほめるだけではなく悪いことをしたら、叱ることも大切です。叱るときは、愛情で裏付けられた叱り方が必要です。感情で叱るだけでは憎しみを伴うものになるからです。心理学では、人には三つの欲求があると説きます。1、「自己重要感」自分は、重要で大事な存在だと認めてほしい欲求。自分は価値ある存在であるという価値観のこと。2、「自己有能感」やりたいことを、やればできるようになりたいという欲求。『すごいね』『成長したね』と言われると満足する。3、「自己好感」人から好かれたいという欲求。『好きだよ』『好感が持てる』と言われると満足する。ただ、ほめる時に注意すべきことがあります。「ほめる教育」活動をする、原 邦雄さんは次のように言います。『大切なのは、「結果」をほめるのではなく、行動したこと・努力したこと・ 人間性をほめること。例えば、子どもが100点をとったら「100点とって エライね」ではなく、「あのとき、テレビを見たいのをガマンしていたね」 「いつもより、早起きしてお勉強していたね」 「お友達と遊びたいのをガマンしてがんばっていたね」』このように、具体的に努力したこと、がんばったこと、その「過程」をほめることが大事だと言います。結果も大事ですが、子どもはその過程で自分がやってきたことを体で覚えていき大人になっても、この経験が財産として残っていきます。相手が誰であっても、真心をこめてほめましょう。それが人間関係を改善し、人生にも大きな影響をもたらしてくれます。 (by ハートリンクス)
2024年09月08日
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【自分の後ろ姿を見る】「初心忘るべからず」という有名な格言がありますが、多くの人は「初めに抱いた志を忘れてはいけない」という意味に解釈しています。この格言は、能楽の世阿弥(ぜあみ)という人の言葉と言われていますが、本来の意味は、「新しい物事に対処するときや、人生の試練に直面したとき、どのようにして 乗り越えたか、その心がまえを忘れてはいけない」 というのが正しい解釈です。生きていれば様々な問題があらわれ、どうしてよいかわからないこともあります。そのたびに努力を重ねると、つい高慢な気持ちになりますが、自分は未熟であるという謙虚さを忘れてはいけないのです。世阿弥はさらに、「目前心後」(もくぜんしんご)という言葉も遺しています。目は前を見ていても、心は後ろに置きなさい、という意味です。よく、「人は背中で人生を語るものだ」と言いますが、人が歩んできた人生は背中を見ればわかることを指しています。しかし、人は自分の後ろ姿を見ることができません。子どもの頃は、親や家族が後ろから守ってくれますが、大人になれば自己管理する必要があります。例えば、すぐには答えが出せないような問題が起きた時、目の前にある事象にとらわれず、冷静な心を自分のうしろに置いて物事を判断すべきです。自分を客観的な視点で見ることは、能や歌舞伎など演劇だけの世界に限ったことではありません。多くの人は、目の前の出来事に振り回されやすいものです。「目前心後」という心構えがあれば、問題が生じても冷静に見極める力が身につくでしょう。 (by ハートリンクス)
2024年09月07日
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【心は免疫力を強くする】心は体の免疫細胞の働きに大きな影響を及ぼします。幸せを感じている人は、免疫細胞のバランスが良い状態で維持されています。細胞学的には、幸になるには免疫細胞をうまく働かせることが大切です。脳科学者で医学博士の中野信子氏によると、イギリスで行われた調査で幸福を主観的に感じている人は、感じていない人よりも死亡リスクが35%低いという結果が出ています。さらに5年後、被験者の状況を追跡調査したところ、幸福度の高いグループの死亡率は3.6%なのに対し、幸福度の低いグループでは死亡率は7.3%で約2倍の差があることがわかりました。中野氏は、幸福を感じている人が長生きをする理由は、免役細胞のバランスが良いからであり、幸福を感じていない人は、バランスが悪く病気になりやすいと指摘しています。例えば、インフルエンザなどの感染症にかかると細胞にウイルスが侵入し、細胞を乗っ取り、ウイルスが増殖します。このとき、ナチュラルキラー細胞はウイルスに乗っ取られた細胞を殺してくれますが、この細胞は活性度が高ければいいというわけではなく、幸せを感じる人は、高すぎず、低すぎず、「ほどよい活性」を維持しています。さらに中野氏は、日々の選択の判断基準を「おもしろさ」に合わせることの重要性を指摘しています。 年齢を重ねると、「おもしろいかどうか」という視点を忘れがちです。子どもは一日平均300回笑いますが、大人は17回、70歳以上になると2回しか笑わなくなるそうです。幸せになるには、何事もおもしろくなるように意識を変え、笑う回数の多い生活を送ることが大切です。 (by ハートリンクス)
2024年09月06日
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【自分をやる気にさせるコツ】目標を立てたもののまだ実行できない人や、実行はするが続かない、という人がいるかもしれません。ある、車の洗車場で二種類のサービスカードを用意しました。どちらのサービスカードに人気があるかを試してみたのです。一つは、8個のスタンプが押されたら、1回分の洗車代が無料になるカード。もう一つは、10個のスタンプで1回分が無料になりますが、これには最初から2個のスタンプが押されています。どちらも8回の洗車で1回分が無料になるという点では同じです。結果は、10個のスタンプカードに人気があり、回収率も高いことがわかりました。最初から2個のスタンプを押してあるほうが、「あと、8個埋めてやろう」という気持ちを強くさせたのです。つまり、人間の行動心理には、すでに一歩踏み出しているほうが、次の行動を起こしやすいという特徴があります。2個のスタンプを見た時、「ラッキー!」と感じることで、一歩踏み出していることになり、やる気スイッチも入りやすくなります。越えるべきハードルを下げて、手の届くところに目標を定めると、行動力が生まれます。夢は人を本気にさせます。好きなことを仕事にしている人は、少しくらい大変なことがあっても続けることも苦痛ではないのです。まず小さな一歩から踏み出してみると、次の一歩を踏み出さなければならなくなり持続力を身につけることができます。 (by ハートリンクス)
2024年09月05日
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【闇から光へ行く人になろう】恵まれない境遇でも、にこやかな心で生きている人がいれば、恵まれた境遇にいながら暗い気持ちで生きている人もいます。尼僧の青山俊薫師が所用で京都駅からタクシーに乗りました。すると、運転手さんが声をかけてきました。「ご出家さんですね。お話をさせていただいてもよろしいですか? 私は、高校3年生のときに両親を亡くしました。 町内会でフグを食べに行き、その毒にあたって一晩でなくなりました。 いつもなら母親がお弁当を作ってくれるのですが、いつまでたっても音が しないので、おかしいなと思って両親の部屋に行くと、二人とも息が絶え ていました。 親戚の者が駆けつけてくれ葬式は出してくれました。 両親に借金はありませんでしたが、貯金もありませんでした。 私の下に5歳の妹がいました。 家賃が払えないだろうと家主から追い出され、私は妹を連れ、最小限の 荷物を持ち、安い六畳一間を借りました。 両親に代わって妹を育てなければと思い、夢中に働きました。 朝は新聞配達、昼は勤め、夜はアルバイトと働いて23歳のときには安い アパートを買うほどのお金を貯めました。 その間、私は働くことしか考えていませんでしたから、洗濯も炊事も掃除も できませんでしたがすべて妹がしてくれました。 妹には勉強机の一つも買ってやりたかったのですが、狭い部屋に食卓と勉強 机は置けず、食卓を勉強机にしてもらいました。 狭い家で育ったので妹は片づけが上手で、今は大きな家にご縁をいただき ました。 両親はいない、お金はない、幼い妹がいる。私は本気にならざるを得ません でした。妹がよいご縁をいただき花嫁衣裳を着たときは泣けました。 両親に見せたかったと、涙がこぼれました」青山師は、運転手さんの話を聞き、お釈迦様のある言葉を思い出しました。 『闇から闇へ行く人、闇から光へ行く人、 光から闇へ行く人、光から光へ行く人』 闇と思える境遇でも、考え方しだいで光りに変えることができる、これもお釈迦様の教えの一つです。この運転手さんは、「闇から光へ行く人」でした。闇から光に行く人は、恵まれない境遇にいてもそれを人のせいにすることはありません。闇と思われる境遇から、生きていく力をもらっていこうとする人が闇から光へ行く人となるのです。今いる境遇に関係なく、いつも光を見つめて生きる人は幸せを手にすることができます。 (by ハートリンクス)
2024年09月04日
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【チャンスの生かし方】チャンスはいろんな形でやってきます。自分が求めていないこと、やりたくないことも訪れます。人によっては「自分はチャンスに恵まれない、不幸な人間だ」と思っている人がいるかもしれません。「チャンス」という言葉に、一攫千金のイメージを持つ人は多く存在します。しかし、最初から大きなチャンスを手にしようとすると、小さなチャンスも逃がしてしまいます。例えば、映画俳優の高倉 健さんも最初は小さなチャンスから始まりました。彼は大学を卒業したあと、友人の紹介で芸能プロダクションのマネージャーになるための面接を受けました。ところが、そこに居合わせた撮影所の所長さんにスカウトされ、映画俳優になるために演技研究所で6か月間の教育を受けることになりました。しかし、演技があまり上手ではなかったため、「他の人の邪魔になるから見学していてください」と言われることもありました。それでも、さまざまな映画に脇役として演じることがしばらく続きました。転機となったのは、有名な俳優がある映画の主演を演じる予定だったのですが、事情で降板することになりその代役に、高倉さんが選ばれました。それから主演映画のオファーがくるようになったのです。このように、チャンスとは小さなチャンスにどれだけ真剣に取り組んだかによって生まれるものです。やるべきことから逃げずに取り組むことが、チャンスを生かす最も重要な事だと言えるでしょう。 (by ハートリンクス)
2024年09月03日
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【習慣は自分との約束】習慣には、さまざまな効果があります。例えば、朝起きたら家族のみんなに「おはようございます」と言うことは、生活の中で大切な習慣であり、家族のコミュニケーションを深めます。習慣とは、何かの行為や行動をくり返して行い続けることで、その人の一部になります。この習慣を、自分の夢や目標を実現するために実践し、成功した人は多く存在します。イチローは、ゲームが終わった後に道具の手入れをしていました。この習慣を通して、道具を大切に扱い、野球への意識を高めました世界一のホームラン記録を持つ王さんは、寝る前に必ず素振りをするのが習慣でした。同僚の選手が、「一日ぐらい休んだらどうだ」と言うと王さんは、「素振りをしないと眠れない」と答え、続けました。どんな習慣であるかが問題ではなく、その人にとって必要なことをやり続けていくことで、思い通りの人生が実現するのです。習慣を自分との約束だと考えれば、自分への約束をしっかり果たしているという責任感の強さを鍛えることにもなります。格言に次のようなものがあります。 十年、偉大なり 二十年、畏る(おそる)べし 三十年、歴史となる 五十年、神の如し人生は習慣によってつくられます。年齢に関係なく、これからどのような習慣を身につければよいかを考えてみましょう。 (by ハートリンクス)
2024年09月02日
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【幸福は悲観ではなく、肯定から生まれる】人は常日頃の心の持ち方、考え方が人生に影響を及ぼします。例えば、他人から見たら苦労しているような生活でも、楽しんで生きている人がいます。漫談家の綾小路きみまろさんは、人前で話すことや笑ってもらえることが好きでした。28歳で漫談家としてデビューし、売れない時期が何十年も続きましたが悲観することはありませんでした。ある時、多くの人に自分の話を聞いてもらいたいと思い、自分の漫談を録音したテープを高速道路のサービスエリアで中高年の人たちにタダで配ったことがありました。サービスエリアの職員から、「許可なしで商売しないで下さい」と言われましたが「タダで配っているから、商売ではありません」と答えました。50歳を過ぎてやっと認められ人気も高まってきました。彼は次のように語っています。「苦労や困難なことも確かにありましたが、そのおかげで学ぶことがたく さんあり、とてもツイていました。 私は漫談家として成功できる、という思いを肯定し、信じ続けました。 この思いが、地道な苦労にも感謝できるようになっていきました」。人によっては、「こんなに長く努力しているのに、ツイてない」とは考えることがあるかもしれません。綾小路さんは、自分のパフォーマンスが評価されなくても悲観せず、自分を肯定し続け、人に笑ってもらえることが自分の仕事であり使命であると考えたのです。自分を肯定できる人ほど、「私はツイている、幸運だ」と考え毎日を生きています。ささいな出来事でも、「ラッキー!」と思う習慣が幸福な人生に導きます。まず、自分を否定せず、悲観せず、肯定し楽しむことを心がけましょう。 (by ハートリンクス)
2024年09月01日
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【自分の短所も才能です】人の性格は多様で、それぞれに長所と短所があります。「自分には魅力はないが、魅力的になるように努力したい」と考える人もいます。そのためには、短所を改善しようとすることがあるでしょう。「あの人は魅力的な人だ」という評判のある人は、他人を良い気持ちにさせています。例えば、明るい話し方や元気な態度で相手を励ますことで、プラスのエネルギーを与えています。しかし、短所であっても相手によっては、魅力に感じることもあります。ある映画監督は次のように述べています。「長所だけが才能ではなく、短所もまた才能である。 他人と違う面、なじまない面こそ、自分をユニークにするもの。 世にささげるべき真の才能である」このように、自分が思い込んでいる短所は、実はうまく表現できない個性でもあるのです。例えば、忍耐力がなく何をしても続かない人がいたとします。しかし、途中であきらめることができる能力は、気持ちの切り替えが早いという長所でもあります。何事にもあきらめず、優柔不断な人からみればその性格はうらやましいものとなるでしょう。自分の短所も別の人にとっては、魅力的に感じることもあるのです。長所も短所も個性と捉え、自分を肯定しましょう。短所を認めることは、自己成長の一環です。この視点で自分を振り返り、明るい気持ちで幸福感を味わってください。 (by ハートリンクス)
2024年08月31日
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【不遇のときに心がけておきたいこと】不遇とは、恵まれず困難な環境で生きていくことです。病気や貧困、予期しない家族との別れもあります。プロゴルファーのボビー・ジョーンズは、「人は敗れたゲームから教訓を学びとるものだ」と語りました。負けた原因の中に、次回勝つヒントが隠れているように、不遇のときを経験することによって成功を手にすることができます。ただし不遇のときに、どのような心がけを持つかによって、その後の人生は大きく変わります。自暴自棄になることでは、不遇から学ぶことはできません。西郷隆盛が、藩主の命令に従わなかったことがあり、罰として島流しにされました。その際、彼は約800冊の本を島に持ち込みました。歴史の本、思想の本、医学の本など多くの分野の書籍を読みました。彼の心がまえは、自分の置かれた環境を受け入れ、抵抗してもどうしようもないこと素直に認めることでした。次に、何もすることがない時間を、自己錬磨のために使おうとしました。彼にとって、自己錬磨とは読書と勉学でした。この島流しの時期に学んだことが、のちの維新を遂行するために精神的な支えとなりました。不遇のときも、教訓として学ぶことがあると考えてみましょう。このような人生観が、生きる力を与えてくれるでしょう。 (by ハートリンクス)
2024年08月30日
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【問題解決で迷った時は?】発明王・エジソンに次のようなエピソードがあります。彼の研究所で技術者を新しく採用することになりました。そこで、応募してきた技術者に、あることをしてもらいました。不規則な形をした容器を渡して、その体積がいくらになるかという問題を与えました。その人は、さっそく微積分を使って綿密な計算をして、時間はかかりましたが答えを出しました。しかし、エジソンは技術者とまったく違う方法によって、僅かな時間で答えを出しました。彼は容器に水を入れて満たし、次にその水を計量カップに注ぎました。どちらも答えは同じものでした。難しい計算方法で答えを出した技術者を、エジソンは採用しませんでした。彼は、問題解決に二つの方法があるならシンプルな方法を選ぶべきだと考えていたのです。問題解決の時に、さまざまな角度から対策を考えることは必要です。しかし、最も重要なのは難しく考えることより、シンプルにとらえることです。以前、国を代表する大手銀行のシステムに障害が発生しました。さまざまなシステムが重なって起きたトラブルでしたが、大きな要因は他の大手銀行と比べ、複雑なシステムで運用していたからでした。もちろん機械のトラブルに限らず、障害や問題が起きた時、原因がどこにあるのか明確にし、具体的な解決策を導き出すことは当然のことです。人間関係においても、単純な原則を忘れずにシンプルなアプローチで問題を解決することが大切です。 (by ハートリンクス)
2024年08月29日
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【自己宣言には大きな効果がある】日常で使う言葉に、気をつけている人は多くはありません。人々は、思いついたままのことを言葉にして会話します。しかし、中には自分の発する言葉にプラス言葉を使う人もいます。例えば、映画『ターミネーター』で有名になった、シュワルツェネッガーがまだ無名の頃の話です。ある新聞のコラムニストが、ボディビルビルを引退したばかりの彼に、一日間密着して記事を書きました。ランチの時間をともにしたとき、そのコラムニストがシュワルツェネッガーに質問しました。「ボディビルの次の目標は何でしょう?」シュワルツェネッガーは次のように答えます。「ハリウッドで、いちばん稼ぐスターになるつもりです」質問したコラムニストは、内心おかしい気持ちになりましたが顔に出すことはしません。当時、シュワルツェネッガーは映画に出演しましたが、その映画は興行として失敗していたのです。彼の話し方にはオーストリア訛りがあり、またボディビルダーのような筋肉質の体形は、ハリウッドスターには似合わないという説もありました。コラムニストはさらに質問を続けます。「それでは、ハリウッドのトップスターになるための具体的な計画は何かあり ますか?」すると、彼は答えました。「ボディビルの世界と同じですよ。まず、なりたい自分のビジョンを心に描く こと。次は、あたかもそれが実現したかのように振る舞えばいいだけです」彼の言葉は単純ですが、その背後にはビジョンを描く重要性があります。その後『ターミネーター』は大ヒットし、彼はスターになりました。そのとき以来、そのコラムニストは「なりたい自分のビジョンを描く」ことがいかに重要であるかを知り、セミナーなどで広めていきました。心理学が言葉の持つ力を重要視するのは、自分を肯定的にする力があれば、自分を否定的にする力もあるからです。心理学では、なりたい自分になるために自己宣言することをアファメーションといいます。人生は、言葉の使い方ひとつでも変わります。言葉の実現力を信じ、なりたい自分を手に入れましょう。 (by ハートリンクス)
2024年08月28日
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【否定思考では人生を楽しめない】物事をいつも否定的にとらえ日々を過ごしていると、生きていること自体楽しいと思えなくなります。考え方は人それぞれですが、人生の基礎となるのが思考です。人はどのような思考をするかによって、人生に大きな影響を及ぼします。例えば、フランク・ベドガーはプロ野球大リーグでカージナルスの名三塁手でしたが、ケガのために野球をあきらめて保険の営業マンに転職しました。カージナルスに入団する前は、闘志を出すタイプではなく、球団からやる気がないと評価され解雇になりました。この失敗経験で、考え方を変えるためにある言葉を口ぐせにするようになったのです。彼は自伝の中で、次のように語っています。「私が、野球選手から保険のセールスマンに職を変え、成功した一番の理由は 二つの口ぐせがあったからだ。 それは、『よし! 今日も大いにやるぞ!』『よし! 大いに働くぞ!』 この言葉で、いつも自分を鼓舞し、励ましていた」思考と言葉を大切にする生き方によって、彼は人生を成功に導きました。物事をいつも否定的に見る人に、マザー・テレサは次のような言葉を贈っています。 『思考に気をつけましょう それはいつか言葉になります 言葉に気をつけましょう それはいつか行動になります 行動に気をつけましょう それはいつか習慣になります 習慣に気をつけましょう それはいつか性格になります 性格に気をつけましょう それはいつか運命になります』マザー・テレサの言葉は深い意味を持っています。思考から始まり、言葉、行動、習慣、性格、そして運命へとつながるサイクルを意識することが大切です。人生にトラブルと困難はつきものですが、肯定的な視点で物事を見ていけば幸福を手にすることができます。自分の思考と言葉を、意識的に肯定的に保ちましょう。 (by ハートリンクス)
2024年08月27日
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【自分だけのお気に入りタイムを作ろう】どのような世界でも、何かの夢や目標がある人は絶えずそのことを考えています。さらに、夢を叶えるための段階的な目標を持つと、幸せになる確率も高くなります。ところが、私たちは夢や目標は大きくなければならないと考えがちです。しかし、それでは幸せは遠い世界のことだと思い、あきらめてしまいます。それより、小さなことに幸せを感じる心を育てることが大事です。足元にある、小さな出来事やゆっくりできる時間でも、幸せを感じることはできます。アメリカのイエール大学の心理学科では、「セイバリング」という考えを授業で学んでいます。セイバリングとは、「その瞬間を味わう」という意味で、その手法は難しいものではありません。例えば、好きな音楽を聞きながら好きな詩を読んでいる時、好きなコーヒーを飲み美味しいと感じている時など、自分だけの「お気に入りタイム」をじっくり味わうのです。このような時間を記録しておき、「昨日は素敵な時間過ごせてよかった」と振り返ると幸福感がアップします。週に何回か、このような時間を作るだけで、幸せを感じる心が敏感になっていきます。幸せになろうと思えば何か特別なことでなくてもかまわないのです。ささいなことでも幸福感を味わえるものは何か、どんな時間を過ごしている時なのかを振り返る習慣を身につければ、生きることが楽しくなります。 (by ハートリンクス)
2024年08月26日
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【自分の独自性の伸ばし方】多くの人は、人と同じようなことをしたほうが無難であると考えがちです。しかし、それでは自分の個性は発揮できなくなります。江戸時代から明治に変わろうとする時代に、勝海舟や坂本龍馬に大きな影響を与えた佐久間象山(しょうざん)という思想家がいました。あるとき、小料理屋の主人が象山を訪ねてきました。「先生、どうすれば金持ちになれますか? 秘訣を教えて下さい」象山は答えました。「人と違ったことをやればいいのだ」「たとえばどんなことですか?」「お前は料理屋だから、たとえば魚料理に西洋のお酒を混ぜるとか、うどん を煮るだけではなくて、油で炒めるとか考えたらどうだ」「そんな料理を作っても、お客が注文してくれなかったら赤字になるから できません」「じゃあ、金持ちになるのはあきらめることだ。 商いは安心、安泰の要素と危険、不安の要素で成り立つが、カネのなる木 は後者に潜んでいることが時々あるものだ」商売だけではなく他の分野にも同じことがいえます。イチローの言葉に次のようなものがあります。「いつも人と違うことをしたい。人と同じ方向は見ない。 人が変わるなら、ぼくは変わらない。 人が変わらないなら、ぼくは変わる」彼がオリックスに入団したとき、「そのバッティングではダメだ」とコーチから指導されました。しかし彼はコーチの指導を拒否し、自ら2軍落ちを志願しました。イチローは、バッティングフォームを変えるのは、自分の個性を奪われることだと考えていたのです。人と違うことをあえてやることで、自分の可能性に挑戦する生き方に徹していたからできた行動です。どんな世界も、改革が生まれるには独特で斬新な考えと行動が必要です。人との違いを恥ずかしがるのではなく、自分に与えられた個性を伸ばす機会だととらえましょう。 (by ハートリンクス)
2024年08月25日
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【不満だけを見つめると前に進めない】「もっと欲しい」という欲望は不満から生じます。不満が強くなると、イライラも比例して大きくなります。不満の原因は、物事が自分の思い通りにならないものと、物的な不足から生まれる不満もあります。また、相手が自分の言うことを聞かない、理解してくれないなどの心の不満もあります。昔、インドに一人の修行僧がいました。ある国の王様が、この修行僧にいろいろな相談をしたところ、またたく間に解決の方法を示してくれ、王様はとても喜びました。そこで、王様はその褒美に何がよいかと尋ねました。修行僧は言いました。「私に土地をください。そこに一棟の寺を建てていただきたいと思います」王様は、「それくらいでいいのか。では、お前が休まず走り続けて行き着いたところ までを寺院の土地としょう」と言いました。これを聞いた彼は、さっそく身軽な服に着替えて、走り続けます。しかし、だんだんと疲れだして足がふらふらしてきます。ついに倒れてしまいますが、それでも持っていた杖を前に投げて、その杖のあるところまでが私の土地だ、と叫んで気を失ってしまいました。人間には、求めていたものが得られると、それに満足できずにもっと欲しいと思う心があります。このことを、心理学の世界では「快楽の踏み車」といいます。踏み車とは、踏んでも踏んでも前に進まないのですが、人の欲望には際限がないということを指しています。ところが何かに不満を感じたときでも、節制する心があれば自分でブレーキをかけることができます。不満の対象ばかりを見つめず、事足りていることに満足する心があれば、幸せに向かって進むことができるでしょう。 (by ハートリンクス)
2024年08月24日
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【正しいと思うことが否定されることもある】時代の流れとともに、正しいと思っていた自分の考えが否定されることがあります。もちろん、時間をかけて得た知識や経験で成功した人ほど、自分のやり方に問題はなかったと思うでしょう。しかし、自分の考えに固執していると社会の変化に対応できなくなります。例えば、エジソンは若い頃、電気通信装置の研究により、通信システムや通信技術の分野で改良革新をもたらしました。ところが、ある時期になると、資金力の豊富な実業家による企業買収が行われこの業界は独占されることになりました。この影響で、エジソンの技術革新も必要度が減少していきました。これは、電気通信の技術研究に明け暮れていたエジソンにとり、大きな打撃でした。彼は、やむなく自分を生かす道をほかに求めていくしかありませんでした。あきらめないエジソンは、数年たつと新しい発明に挑みます。そこで生み出されたのが白熱電球、蓄音機、そして映写機です。これらは世界三大発明とも呼ばれるほど、今の時代には欠かせないものになっています。エジソンの偉大な点は、自分の考えに固執しなかったことです。実業家による企業買収がなければ、これらの発明も生まれていなかったでしょう。彼は危機を次の飛躍のチャンスとらえ、成功や発明につながる条件としました。自分の考えこそ正しい、という思い込みにこだわらず時代に即した考え方と行動力が、自己の成長につながっていきます。 (by ハートリンクス)
2024年08月23日
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【一水四見】仏教に、『一水四見』(いっすいしけん)という言葉があります。物事は見方、とらえ方しだいで目に映る景色が変わり、水も四つの立場で見れば、四つの見え方があるように、柔軟な心で生きることができることを指しています。人間・魚・天人・餓鬼(がき)という四つの違う世界から見て、水がどんな意味を持つのでしょうか。・人間にとって水は、飲み水で生きていくためには不可欠なものです。・魚にとって水は、住む場所であり、生きていくところです。・天人にとって水は、きれいに透き通ったガラスのように見えます。・餓鬼にとって水は、燃えた血膿(ちうみ)に見えます。この考え方は、日常の出来事や問題にも適用できます。例えば、家族でピクニックに行こうとしていたら、大雨が降ったとします。家族にとって、雨は悔しい雨になるでしょう。しかし、日照り続きで野菜が育たなかった農家の人たちにとっては、恵みの雨となります。環境と、その人の都合によっては同じ雨でも、まったく違う意味になります。また、野球の丸いボールを、上下左右と違う場所から見たとき、形は同じ丸く見え、水を飲むコップは、上下から見たら丸く見え、左右から見たら台形に見見えます。直面している問題や悩みも、立場を変えた別の人物が見るとビッグチャンスに見えるかもしれません。このように柔軟な視点を持ち、角度を変えて物事をみることで、世界が広がり幸せを感じることができます。 (by ハートリンクス)
2024年08月22日
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【今を肯定すると得をする】学業でもビジネスの世界でも、常に上位でありたいと多くの人は願っているものです。例えば成績が15番なら10番に上げたい、さらにトップ10には入りたいと思うでしょう。15番という成績に不満があるから、上を目ざそうと意欲を持つこともできます。不満は成長の原動力にもなります。しかし、不満を出発点にするより、現状を肯定的に受け入れ、さらに向上を目ざすことで、エネルギーを長く保つことができます。日本を代表する経営コンサルタントの船井幸雄さんは、独立する前は現状不満型タイプだったと、自身を振り返っています。仕事で失敗が続くと、毎日が不満で、人からさげすまされ、自己卑下になり、自己嫌悪に陥りました。このままではいけないと考え、次のように考え方を変えました。「現状への不平不満や否定は、活力を生み出すよりも、自己弁護や逃避に つながり、周辺の人を不愉快にすることが多く、他の人々からの応援を 失うことになり、決して得策ではない」不満や批判は感謝には勝てませんが、現状を肯定すると感謝する気持ちが生まれます。現状不満型タイプの人より、現状肯定型タイプの人が、ストレスとうまくつき合えます。もし、今の自分に満足できないときでも、不満に思う必要はありません。満足できない中にも、肯定できる部分を見つけて認めることが大切です。プラスエネルギーは肯定することから生まれます。この生き方が、結果的に得をすることになっていきます。 (by ハートリンクス)
2024年08月21日
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【自分を磨く良薬とは】後悔は自分の非を責めることですが、反省は自分の非を認めて次に生かすことです。一時的に後悔することがあっても、気持ちの切り替えをすることが反省の大事なところです。中国の古典・菜根譚の一節に、次のようなものがあります。「素直に反省できる人は、どんなことも自分を磨く良薬にできるが、 失敗や過失を責め、責任転嫁をする人は自分を傷つけていること と同じである」紙おむつのユニ・チャームを創業した高原慶一郎さんは次のように語っています。「人は順調なときに、真理から遠ざかり、逆風のときにもっとも真理に 近づきます。 逆境のときは、他人のせいにしたり、弱音を吐いたりするのではなく、 やるべきことをやりなさい」高原さんは、人には『うぬぼれ・おごり・甘え・マンネリ』の4つの傾向が4つあると指摘しています。いずれも、素直さからかけ離れた心の状態です。過信せず、傲慢にならず、自己責任能力を高くして、変化に対応する。人間の成長に不可欠なのは、素直さと反省ですが素直さにも柔軟性が必要です。素直であることは、従順なこととは違います。例えば何かのミスで注意されても、受け入れ反省して改善できる人は成長率が高いものです。成功と幸福を手にするためにも、素直さと反省と柔軟性を心がけましょう。 (by ハートリンクス)
2024年08月20日
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【どんな一日もありがたい】カレンダーには大安・仏滅などと表示されています。六曜(ろくよう)と呼ばれており、大安・仏滅・赤口・先勝・先負・友引、の六つの日があります。元々、中国で時間を区切るために使われていたものが、日本では吉凶の指標として用いられるようになりました。文字だけを見ると仏教に関連があるように思えますが、実際にはそうではありません。ブッダは、「私の教えにはよい日を選ぶことはない、『日』というものに、よい悪い などはありません」と断言しています。親鸞聖人も「日の吉凶を選んではいけない」と説いています。 吉凶を日々の生活に結びつけようとする背景には、人間特有の考えがあるのかもしれません。しかし、昔からの教えや禅の言葉を通じて、日々の心境を整えることが大切であることが伝えられています。昔、雲門(うんもん)禅師という人が、弟子の一人と禅問答をしました。禅師が問います。「今日までの十五日間のことはお前には問わないが、これからの十五日間を どのような心境で過ごすのか答えてみなさい」弟子は答えが見つからず困っていました。すると、禅師が言いました。「それでは私が言おう。毎日がよい日だ」このやりとりから、「日日是好日」(ひびこれこうじつ)という言葉が登場します。毎日の一日一日がよい日である、そのような心がけで過ごしなさいという意味があります。 昭和の頃、静岡県の方広寺(ほうこうじ)に101歳まで管長を務めた、足利紫山(あしかがしざん)老師がいました。老師は「日日是好日」の人でした。老師は、どんなときも「ありがたい、ありがたい」「上等、上等」と合掌していました。本堂の廊下を歩くとき、晴れている日は、「いやー、これはいい天気だ」雨の日には、「いやー、実にいい雨だ」曇りの日も、「いやー、これはいい曇りだ」蒸し暑い日なら、「いやー、これはいい蒸し暑さだ」と言います。あるとき、弟子の一人が「老師、何がそんなにありがたいのですか。上等、上等と言われますが、 それは老師のお世辞ではないのですか」すると、老師は穏やかな口調で諭しました。「そんなことを言うものではない。 ただ私には、見るもの聞くもの、みんなありがたく上等なものばかりだ。 それは、今のお前にはわからないかもしれない。 自分のことばかり考えているものは、他人様からのありがたいご恩は わからないものだ」「日日是好日」は、天地のすべてのことに感謝する習慣によって心が穏やかになれる言葉です。現実の中でイライラや不愉快なことがあっても、感謝の心を持つことで幸せを感じることができるのです。 (by ハートリンクス)
2024年08月19日
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【悩みに悩まされない】悩みがあるとき、解決方法を見つけても失敗したらどうしようと、結果が悪かったらどうしよう、と思うことがあります。これは、「悩みに悩まされている」状態です。わずかでも解決できる方法があるなら、そこに集中することが大切です。人は考える能力を備え心や感情を持っていますが、判断に迷い、悩むこともあります。しかし、悩みを通して成長できるのが人間です。プロ野球の読売ジャイアンツの創始者は正力松太郎(しょうりきまつたろう)という人で、読売新聞の社主です。正力さんは若い頃、柔道十段で剣道も得意でした。あるとき、彼は剣道の先生に教えを請(こ)いました。「どうしても、今一つのところに迷いがあり上達することができません。 どのようにすればいいのでしょうか?」先生は言いました。「どういうところがいけないのだ」「お面を行こうと思う時に、どうしてもお胴が空くように思われて困ります」「お面を行こうと思ったらお面へ敢然と打ち込め。お胴は取るなら取らせろ」この指導で、正力さんの剣道の技術は上達しました。後日、正力さんがそのやり取りを先生に話すと、「そんなこと誰にでも言っているが、お前さんのように本気で受け取らない だけだ」と言いました。これは、悩みがあり解決の方法を見つけたら、やるべきことに打ち込んで無心で取り組むことが大切だ、ということを指しています。悩みがあれば、成長と成功のチャンスであると捉えましょう。 (by ハートリンクス)
2024年08月18日
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【苦労を嘆くより目標を持とう】人は苦労や困難に直面することがありますが、それ自体が不幸であるわけではありません。カレーチェーン「CoCo壱番屋」の創業者、宗次徳二(むねつぐとくじ)さんは次の名言を残しています。「苦労している最中に自分は不幸だと思ってはいけない」宗次さんは生まれてすぐ養護施設に預けられ、2歳のときに養父母に引き取られました。養父母の家は、裕福でしたが養父は競輪に夢中になり財産を失いました。養父は、日雇い労働で1日300円の給料をもらっていましたが、毎日仕事があるわけではなく、稼いだお金を再び競輪で使う生活を送っていました。 銭湯代もないため行水だけで過ごすこともありました。宗次さんは15歳になると、アルバイトを始めましたが、それでも養父母を恨むことはありませんでした。彼はこの経験を通して次のことを学びました。「孤児であること、貧乏であることは恥ずかしいことではない。 状況を嘆くより、目標を持つことが大切だ。 実現可能な目標を設定し、一日一日を全力で生きることが 幸福への道だ。」多くの人々は悩みや苦しみに直面したとき、「何て自分は不幸な人間なのだろうか」と思うことがあります。しかし、「自分は不幸である」という意識を、持ち続けるのはいいことではないのです。松下幸之助さんも、生家は裕福でしたが家の事業が失敗して家族離散となりました。彼は丁稚奉公に出され、学校もまともにいけない境遇でした。それでも、彼は自分の境遇を恨むことはありませんでした。不幸だと思えば不幸がついてくるものですが、実現可能な目標を持ち、一生懸命に生きることで幸福を手にすることができるのです。 (by ハートリンクス)
2024年08月17日
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【感情の手順効果で心を静めよう】ストレスになりやすい感情で代表的なのは怒りと不安です。感情にはエネルギーがあり、怒りと不安の感情は負のエネルギー、消耗するエネルギーです。楽しい感情もエネルギーですが、これはプラスのエネルギーです。怒りの感情が起きたら、深呼吸をするか、6秒我慢すると心が静まります。この、深呼吸と6秒我慢のことを手順効果と言います。この手順効果を活用したのがイチローです。現役時代、打席でのしぐさには一定の決まりがありました。彼にとって、自分の気持ちを静めて集中させるために手順効果を実践していました。ある禅僧が、イチローのしぐさについて次のような指摘をしています。「イチローが平常心を大切にしていたことはよく知られていますが、本人は 『守備でも打席でも、いつも同じところを見て、見ている自分がいつもと 同じ気持ちかどうかを確かめていました』と語っていました。 相手のピッチャーとチームはイチローのことを分析していますが、周囲が どう見ようが、彼は常に平常心で、緊張しない状態にしていたました。 そのための準備態勢に入るのがあのしぐさであり、手順だったのです」。このように感情の乱れは、手順効果を行うことによって鎮まり、心と体の疲れを癒してくれます。 (by ハートリンクス)
2024年08月16日
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