Flatのガンプラ製作日記

Flatのガンプラ製作日記

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

flat2775

flat2775

Calendar

2025.08.01
XML
カテゴリ: 本の感想
書籍の感想です。
今回は「三河雑兵心得 百人組頭仁義」です。


三河雑兵心得(11) 百人組頭仁義 (双葉文庫) [ 井原 忠政 ]

百人組頭になった茂兵衛です。
偉くなったものの、未だに「元百姓が・・・」という
僻みも強く、侍大将への昇格は無しに。

時代は戦いの時代から秀吉治世の時代へと移りつつ
あります。

惣無事令が出され、私闘禁止、秀吉が許可した戦い
のみ許可という布告に日本から戦いは減っていきます。

とは言え、秀吉の下に付きたくない人もいるし、
秀吉の裁定が公平である保証もないので、反発する
武将もいます。
茂兵衛に、徳川家に、影響がなければ良いのですが、
こんなに大きくなった徳川家に無関係なことは
あまりありません。
そして面倒事が起きると茂兵衛が駆り出されます。
北条の惣無事令違反に巻き込まれないように真田に
縁組をさせたりします。

平八郎は根っからの真田嫌いです。
そんな平八郎に真田の長男への縁組を話せば揉める
に決まっています。
もちろん、報告役は茂兵衛。
危うく平八郎に絞め殺されそうになります(笑)


騒動にも巻き込まれます。
真田の策略のようにも思えます。
本当に茂兵衛を撃ったのは北条なのかなぁ。
茂兵衛に当たった、しかし、無事だったという事実は
ものすごく虫の良い話で、真田が仕掛けたようにも
思いました。

ラスト久々に石川数正が登場。
秀吉方に寝返ったことになっているため、茂兵衛も
なかなか話しにくいのですが一芝居打って、数正と
密談する機会を得ます。
数正はスパイというほどでもないけど、徳川家を
見限ったわけでもない仲裁役というポジションとして
描かれています。
史実としては分からないですが、秀吉が徳川家に
無体な決定をしないように潜り込んだという解釈は
ありですよね。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2025.08.01 07:44:20
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: