森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.01.06
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私の症状は対人恐怖症です。
32歳の時事務の仕事に転職しました。

得意先から電話やFAXで注文を受けてそれを端末に打ち込むような仕事をしていました。100ぐらいの注文の処理をすれば2、3回ぐらいの割合で間違った処理をしてしまいます。
これぐらいのことは普通に注意深く仕事をする人でも間違いはあります。彼らは仕事をしているとミスはつきものと考えているようです。私はそのようにはどうしても考えられませんでした。私のミスによって何十万単位で会社に損害を与えたこともあります。そうなると始末書を書かされたり、上司から叱責を受けたり、担当営業マンからあからさまに嫌みを言われます。そして得意先からも無能力者扱いされます。だから私は仕事上の間違いは1つでもあってはならないし、絶対に許されるものではないと考えていました。私と彼らとの違いは、そのことを気にしすぎて「とらわれ」てしまったことです。そしてそれ以外のことには全く無頓着になってしまいました。

1つのミスもしてはならないという背景には、社会的に認められ、会社で人よりもよい評価を得て注目されたいという強い欲求がありました。価値観の多くが、人から賞賛を浴び、尊敬され、羨望のまなざしでみられる人間になりたいというところに集約されていたのです。そのためには完全無欠でなくてはなりません。容姿、勉強、仕事、経済的状況などすべてにおいて人の上をいっていなければ満足できなかったのです。人に劣る部分や弱い部分、頼りない部分は目の敵にして取り繕って、人に弱みを見せないようにと最大限の努力を払ってきたのです。自分に劣等な部分があると人から嫌われると思い、何とか隠そうとしてきたのです。結果としてバリアをはり、人を寄せ付けないオーラをかもしだすことになってしまいました。





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Last updated  2013.01.06 08:28:50
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