森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2025.09.07
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アンパンマンというマンガの生みの親は、やなせたかし氏です。
アンパンマンは、困っている人達に自分の顔(あんぱん)をちぎって食べさせる正義のヒーローでした。

やなせたかし氏に「ひとつぶの水滴」という詩があります。

雲の中で
ひとつぶの水滴が生まれた
地上めがけて
落ちていった
無数の水滴はあつまって川になり
海へ流れていった

ひとつぶの水滴は
そうおもった
ひとつぶの水滴がなければ
川もなく海もない地球は完全に乾いてしまう
(人間学を学ぶ月刊誌 致知 10月号 115ページ)

やなせたかし氏は、この世に生まれてきて、他人や社会のために、何か記憶に残るような貢献しただろうかと自問自答しているのである。
こういう発想をすることができる人は滅多にいない。
普通の人は、自分のやりたかったことを思う存分楽しむことができたかどうかを問題にする。
欲しいものが何でも手に入れることができたかどうかを問題にする。
子孫のためにひと財産を残したか、名誉や名声を得たかどうかを問題にする。
つまり他人のために自分の存在が何か役に立ったかどうかは眼中にないのである。


(森田全集 第5巻 205ページ)

この考え方は、仕事を面白くするためのコツになると思われます。
仕事をする第一の目的は、給料を得て自分と家族の生活を維持していくことにあります。
しかしそれだけが唯一最大の目的になってしまうと仕事は苦痛になってきます。
仕事が必要悪になるからです。本音と建前が乖離すると生きていくことは辛くなります。

それは人から与えられた課題をこなすということから、自分で見つけた目標や課題に取り組むことになるからです。
目の付け所を少し変えるだけで、人生の三分の一を占めると言われる仕事が楽しくなると、人生の意義は全く変わってきます。





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Last updated  2025.09.07 06:20:04
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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